こんにちは、@ゆーせーです。
僕はストラップをシステム化してまして、全部、アメリカのスタートアップのピークデザインという会社のプロダクトで組んでいます。
今回はその中でもキャプチャープロと呼ばれるカメラクリップの紹介!
これがザックの肩パッドやベルトにつけることができて超便利なのです( ´ ▽ ` )
※以前はキャプチャーとキャプチャープロがありましたが、2017年冬からのリニューアルに伴い現在ではキャプチャーに一本化されています。
キャープチャープロとは
キャプチャープロはカメラクリップ(カメラ保持具)です。
ネックストラップの使用は、瞬時にカメラを構えることができるためシャッターチャンスを逃す心配は減りますが、移動中にストラップ自体が邪魔になったりさらに身体への固定が確実でないことに不安が残ります。
移動中にカメラが暴れて、レンズやカメラをどこかにぶつけて傷つけてしまった、という経験をお持ちの方はいっぱいいるはずです(自分もです)。
しかし安全性に配慮してカメラバッグに収納してしまうのでは、カメラを取り出すまでの時間がかかりすぎ、せっかくのシャッターチャンスを逃してしまうことにもなります。
というかカメラバッグにいちいちしまうのは、旅先で瞬時に撮りたいときなんかはかなり不便。
そんな中から新しい解決方法として生まれたのが、キャプチャープロのようなカメラクリップ(カメラ保持具)です。
バックパックのハーネスに固定したり、腰のベルト、メッセンジャーバッグ、ショルダーバッグに固定して使うことができ、一瞬のシャッターチャンスを逃さないし、カメラが暴れる心配もない第3の方法です。
特筆すべきはその耐荷重。フルサイズ一眼と大三元レンズのコラボでも余裕です。
耐荷重はなんと驚異の90キロ!!基本的にはどんな一眼レフにも使うことができます。
また、コンデジとか軽いミラーレスであれば、廉価版のキャプチャーというプロダクトもあります。(現在は新型のキャプチャーになっています)
ちなみに過去にクラッチというハンドストラップの紹介もしているのですが、クラッチとの親和性も抜群です。
ベルトやザックの肩バッドにつけることになる性質上、通常のネックストラップだとストラップがだらんと垂れて邪魔です。というか山登りだと危険ですらあります。
その点、ハンドストラップならばかさばらずに使えます。

カメラ保持具は他にもいろんなメーカーから出ており、「b-grip UNO」なども有名ですが、ピークデザインはアンカーと呼ばれるストラップ金具を用いてストラップのシステム化をはかれるので少し高めですが、ピークデザインのストラップで固めています。
キャプチャープロの紹介
というわけで、購入した「キャプチャープロ」を見ていきましょう。
ピークデザインはアメリカの会社って事もあり、大量に購入するなら輸入したほうが安いです。
今回も当ブログで何度か紹介しているアメリカのビッグカメラのようなB&Hさんから購入しました。

キャプチャープロの外箱です。マジックテープで止められているだけなので簡単に中身を確認することができます。
「TAKE YOUR CAMERA EVERYWHERE(カメラをあらゆる場所に持って行こう)」とかいうおしゃれなキャッチフレーズがでかでかと書かれています。さすがはアメリカのスタートアップ。おしゃれです。
「キャプチャープロ」の内容物は下記の通り。
・キャプチャープロ
・プロプレート(クイックリリースプレート)
・六角レンチ
・マンフロットRC2プレート互換用のパーツ
・説明書
・ピークデザインロゴステッカー
・袋
プロプレートはこんな感じでカメラの三脚穴に取り付けます。通常のスタンダードプレートとの違いは大きいことと、陽極酸化処理アルミニウム(アルマイト)なんていう剛性の強い素材で作られていること。表面が硬くて長持ちする仕上がりです。
また、アルカスイス互換でアダプターを使用すればマンフロットRC2互換にもなるので基本的なハイアマチュアからプロ向けのクイックリリースプレートには対応済みです。
実はカメラと雲台の間にセットして「雲台に対してカメラ脱着を手早く行えるようにする道具」であるクイックシュー(クイックプレート)には様々な規格がありますが、アルカスイス互換やRC2互換はその規格の中の一つです。
クイックシューの規格の中でもっとも主流なのがアルカスイス互換となっています。
というわけで、マンフロットの人気トラベル三脚「BeFree」にも対応しているようです。
キャプチャープロとキャプチャーの比較
次に本体であるキャプチャープロと廉価版のキャプチャーの違いについて。(現在はキャプチャーは新型のV3になっていますが、、、)
左がキャプチャープロ。右がキャプチャーになります。全く違いはありませんね。
しかし後ろを見れば一目瞭然です。
キャプチャープロは素材がアルミニウムで肉抜き加工がされていますが、キャプチャーはガラス繊維入りナイロンで、肉抜きされていません。
キャプチャープロの方がクリップ背面の素材が、より強度のあるものとなっています。
。。。と細々と書いてますが、この動画をみればキャプチャープロの良さは一瞬で分かりますし、もれなく購買意欲もそそられることになります♫
キャプチャーV3とも比較
ちなみに最近発売されたキャプチャーV3とも比較してみました。
キャプチャープロ | キャプチャーV2(旧型) | キャプチャーV3(新型) | |
---|---|---|---|
クリップ背面 | ・素材はアルミニウム ・肉抜き加工 | ・素材はガラス繊維入りナイロン | ・素材はアルミニウム |
付属するプレート | ・プロプレートが付属 | ・スタンダードプレートが付属 | ・新型スタンダードプレートが付属 |
耐久重量 | 90kgまで | 90kgまで | 90kgまで |
重量 | 144g | 122g | 75g |
値段 | $79.95 | $59.95 | $69.95 |
さすがは新型ですね。かなり軽くなっているし、デザインもスタイリッシュに変わっています。
実はキャプチャープロは着脱がうまくいかないことが多々あるのですが、新型のキャプチャーV3はそのあたりもかなり改善されたようなのでそのうち手を出すかもしれません。
キャプチャープロ関連プロダクト
という感じでいろいろとキャプチャープロの良さを書いてきましたが、実はこのままだと登山では使えません(笑)
というのも登山用ザックの肉厚の肩パッドではキャプチャープロ付属のネジでは長さが足りないんです。
購入した製品で実際のザックにつかないなんて、そりゃ欠陥商品だろと思うわけですが、相手はアメリカのスタートアップ様なので文句言っても始まりません。
幸い(?)、別売りで長ネジが売ってるのでこちらを購入したら肉厚パッドでも取り付けることができます。
あとは同時にキャプチャープロパッドも購入すれば、止めネジの飛び出しが身体に食い込むこともなくなります(説明が難しいですがキャプチャープロ使ってみればきっとわかるはず)
※現在は新型キャプチャーV3用のプロパッドが発売中です。
まとめ
如何でしたでしょうか?
実際にキャプチャープロを使って、アルプス登山などをやってみましたがいい感じです。ただし、あまりに長時間「フルサイズ一眼+大三元」のようなシステムをつけていると肩が痛くなってくるので注意です。
それ以外は使いやすいです。今まで、キャプチャープロがベルトや肩パッドからとれて悲惨なことになったこともありません。また、キャプチャープロがへたってきた感じもありません。
おかげさまですぐにシャッターを切れるので、シャターチャンスを逃す確率も以前より減ったように思えます。登山する方や旅先で写真を撮りたい方には必須となってくるカメラストラップだと思います。