実録!ガイドなしでフンザのミナピン村からラカポシBCへ行く方法。

【この日の移動】

ミナピン村→カラコルムハイウェイ幹線道路(ヒッチハイク 5分)
カラコルムハイウェイ幹線道路→アーリアバード(乗り合いバン 約30分)
アーリアバード→カリマバード(スズキ 約10分 30ルピー)

【この日の宿】

ハイダーイン (ドミトリー 400ルピー)



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旅に出て五日目。前回の記事は下記をどうぞ。

イスラマバードからフンザへ!カラコルムハイウェイの絶景デスロードを行く。

本日はいよいよラカポシBC(ベースキャンプ)へ。僕の友人の旅人たちからもラカポシBCはいいぞとオススメされまくった場所です。

行ったことはないけどネパールのアンナプルナトレッキングと同レベルの景色がたった一日でみれるらしい。

アンナプルナトレッキングは1週間ほどかかるのでそれはお得だ笑

というわけでいざ行ってみます。

早朝6時に出発

ラカポシBCへのトレッキングは行きに5時間、帰りに3時間との情報だったので早朝6時に出発!

朝日がとても綺麗でした。

道中は途中までは一本道です。まずいきなりダムの上を登ります。急登でした。

道中は他のトレッカーにはまったく会わず、5月ということでまだオフシーズン扱いなのかな?

急登を登ること1時間。いやはや絶景!6000m峰の山々が続いています!

そのあとは平坦な道が続きます。

朝日を浴びてとても清々しい気分で登って行きます。

アンズの木が咲いていました。フンザのアンズは3月下旬から4月上旬がシーズンなのでなんだか見れて得した気分です。

どんどん登っていくと途中で放牧で生活している山小屋に着きました。

ここで生活している人に軽くあいさつして先を急ぎます。ちなみにこれ以降ラカポシBCまで人にはまったく会いませんでした。

ここまでで自分のペースだと1時間半くらいでした。

道に迷う

ここからは一本道ではなくなります。他の旅人の情報だとここからは木の上に赤い旗がついているのでそれを目指せとのことだったのですがそんなものはぜんぜん見つからず笑

あれ?目印は無くなってしまったのかな?

なので一番大きな道に沿って歩いていたらまあなんとか放牧している場所に着きました。そして山小屋も発見して、ここからがどうやって行くかわからない。

いろいろ試行錯誤しつつ、自分がもっている知識とラカポシ山の位置から左側の道を選択

ここからの坂道も急登でしかも道があっているかもわからず半信半疑で進んでいたので余計に体力を消耗。

さらにオフシーズンだからか坂道の上の方には雪が行く手を阻みきつかった。

最後の山小屋からラカポシの氷河がみれるとこまで行くのに2時間かかりました。

ちなみにこの時に役に立ったのが地図アプリ。オフラインでも使えるグーグルマップやマップスドットミーです。ほんと地図は命です!

オフラインマップのMAPS.ME(マップスドットミー)がSIMフリー携帯を持っていない自分にとってマジで便利だったので紹介する。

ついにラカポシBCへ

頑張って頑張って、急登の坂道を登りきり見えたのがこの絶景!!

いやあー、初めてこんな大規模な氷河見ました!

ところどころで氷河が割れる轟音も響き、大地が動いているのもわかります。

いかにも雪山な感じがとてもカッコいい。

ただラカポシBCはさらに氷河にそって尾根を進んだ先にあります。ここから1時間くらい歩いていよいよBCへ!ってところで雪に阻まれて断念!

まあもともと氷河を見たかったのでいいんです(強がり

実際、ほとんどBCの位置までいきましたしね。

大自然の絶景を拝むことができて満足です٩( ‘ω’ )و

ラカポシBCからの帰り道

そして帰り道も迷いました笑

山小屋から先の下山方法がわからない!!

ラカポシBCってたぶん行き方がいろいろあるようで道が分かれてるんですよね。

ただ明らかにこれは行けないでしょーって道はないので迷った時は引き返しましょう。下山しやすい道がみつかるはずです。

迷った時の鉄則ですが、無理はしない。引き返す勇気も必要です(体験談)

そして行きに人に出会った山小屋まで戻ればあとは一本道です。

早朝6時から登り始めて、行きは5時間、帰りは3時間とまずまずのペースでした。無事に帰れて何よりです!

トレッキングまとめ

最後にラカポシBCトレッキングまとめです。

ルートはこんな感じです。

行きは5時間。帰りは3時間でトータル8時間のトレッキングでした。

ミナピン村が2000mくらいでラカポシBCは3400mです。

そしてラカポシBCまで一人でガイドつけずに行ってみて思ったことは、ガイドなしで単独トレッキングは激しく推奨できないということです

まず道がわかりにくい!日本の登山道のように整備されていないので迷います。

また登る人が少なすぎます。僕の場合は行きも帰りも誰にも会いませんでした。

なので遭難しやすい。そして遭難しても助けを呼ぶ手段がそもそも限られます。

日本じゃないので携帯で警察に電話とかもできません。全ては自己責任です。

そして8時間も歩くし、急登もあるので登山慣れてないとシンドイです。僕が登ってみた感じで夏山の北アルプス登れるくらいじゃないとひとまずやめておいたほうがいい感じ。

なのでガイドを雇って登ったほうが無難です。

ガイドはミナピン村からなら2000ルピーもあれば雇えるようなので安いもんです。

安全安心にトレッキングを楽しむか、それとも多少無茶するか。難しいですが、少なくとも取り返しのつかない危険を冒すのはやめましょうね。

以上が僕の感じたことでした。

そしてカリマバードへ

ラカポシBCトレッキングも終わったので、カリマバードへ。

ミナピン村からヒッチハイクして、カラコルムハイウェイの幹線道路にでてそこからアーリアバードまで乗り合いバンで行って、さらにスズキに乗ってカリマバードに着きました。

ちなみにアーリアバードの乗り合いバンでは偶然にも昨日のバスで隣だったパキスタン人のカリームが!

この時も超親切でアーリアバードまでの乗車賃払ってくれたり、カリマバード行きのスズキの案内してくれました。

いい奴すぎるぜ、カリーム!

そしてカリマバードでは日本人宿の定番、ハイダーインへ。

ここはハイダー爺という名物オーナーがいますね。今も健在でした^_^

そしてここまでまったく見なかった日本人もハイダーインではちらほら。

昨年の年末年始の旅から日本人にはまったく会わない旅をしていたのでなんだか新鮮でした。というか旅先での日本人ロスになっていたので嬉しかった笑

ハイダーインで出会った日本人と夕ご飯を食べてこの日は就寝。

いやあー、よく運動して疲れました(´∀`*)

次回の記事は下記をどうぞ

フンザの長谷川メモリアルスクールへ。