こんにちは、@ゆーせーです。
皆さんGlobe Trotter(グローブ・トロッター)というブランドをご存知でしょうか?
服のブランド?靴のブランド?カバンのブランド?
いえ、違います。グローブ・トロッターはスーツケースのブランドです。
グローブ・トロッターとは
グローブ・トロッターとは英国の老舗トラベルケース・ブランドです。創業は1897年なので、100年以上の歴史を持ちます。
グローブ・トロッターという名称の意味には「世界旅行者」とか「地球(globe)を巡る(trot)」という意味が込められています。
今でも一つ一つハンドメイドでイギリスで作られるスーツケースです。それゆえに高いです。
また素材には「ヴァルカンファイバー」と呼ばれる特殊紙を何層も重ねて樹脂でコーティングして作られています。
要は丈夫な紙でできています。時代が進歩するにつれてアルミやカーボンなど様々な新素材が出てきているにも関わらず100年前から素材が変わっていません。
というか工法もヴィクトリア朝時代からの裁断機やミシンを使っていたり、ハンドメイドだったり、100年前からほとんど当時のままです。素材、製法、デザインも当時のまま。4輪ホイールやTSAロックなど当然のように付いていません。
ある意味、100年前に完成された「究極のスーツケース」な訳です。
また世界を巡る探検家やスーパースターに愛用されていることも有名で、国空軍、英国欧州航空が正式採用し、ウィンストン・チャーチル、エドモンド・ヒラリー、最近ではベッカムやエディ・レッドメインなどなど愛用者は無数にいます。
グローブ・トロッターは今では小物やかばんなども販売していますが、スーツケースに関しては以下のラインナップがあります。
参考 COLLECTIONSグローブ・トロッターまた、ビスポークオーダー(オーダーメイド)もできます!
ビスポークオーダーできるのはロンドン本店と銀座旗艦店のみ。ボディのカラーはもちろん、コーナーレザーや、ベルト、ハンドルのレザー、あるいはライニングの布地やステッチの糸、錠前の金属に至るパーツの微細まで、自分好みのオーダーが可能でなんと「180 億通り以上から選べる、世界にたったひとつのケース」にできるそうです。
ロンドンと銀座だけとか、日本人として少し得した気分。納期は5ヶ月だそうで、気長に自分がオーダーしたスーツケースを待つのはすごく楽しそう。
グローブ・トロッター007 スペクターエディションを購入!
そしてそんなラグジュアリーでエレガントなスーツケースのグローブ・トロッターさんですが、このたび何を血迷ったのか気づいたら購入してました(メルカリで
選んだのはグローブ・トロッターのセンテナリーです。
ただしただのグローブ・トロッターセンテナリーモデルではなくではなく007ジェームズ・ボンドエディション。2015年に発売されたスペクターモデルです。
すでに完売しており、入手困難な代物だったのですがたまたまメルカリで発見して、気づいたらポチってました(笑)
サイズは21インチ。
21インチサイズですと規定で機内持ち込みできないのが玉に瑕。
・国内線(100席未満):100cm以内(45cm × 35cm × 20cm以内)
・国内線(100席以上):115cm以内(55cm × 40cm × 25cm以内)
・国際線:115cm以内(55cm×40cm×25cm以内)
21インチの大きさは、59cm × 43cm × 21cm (3辺 123cm)なのでギリギリアウト。
機内持ち込みできないギリギリのサイズなのでぱっと見はわからないですが、計られたらアウトです。
グローブトロッターのサイズは下記の通り。
インチ | サイズ | 合計 |
---|---|---|
18 | 53x39x20cm | 112cm |
20 | 55x40x20cm | 115cm |
21 | 59x43x21cm | 123cm |
26 | 70x42x26cm | 138cm |
28 | 75x48x26cm | 149cm |
30 | 81x48x26cm | 155cm |
33 | 88x54x29cm | 171cm |
機内持ち込みできるのは20インチサイズまでです。
そしてグローブ・トロッターも規定に合わせて21インチサイズの製造をやめて20インチにしてしまいました。合理化ですね。
ただ逆に考えるともう生産されない21インチサイズは今後は希少になっていくと思います。人気の高い007とのコラボレーションである今回のスーツケースは特に!
ダニエルクレイグ版の007は古き良きものへの郷愁も一つのテーマなので、今回のグローブ・トロッターとのコラボレーションは旅行大好き、映画大好きの自分にとってはまとまったお金をはたいても喉から手が出るほど欲しいものでした。
グローブ・トロッターの外装
では実物を見て行きましょう。
デザインは非常にクラシカル。ザ・スーツケースと呼んでも良いほどにどこからどう見てもスーツケース。スタンダードです。
素材はバルカンファイバーの独特の質感と光沢があります。
かっこよすぎてあらゆる角度から撮影してしまいました(笑)
なんと錠前は独自仕様。同じくスーツケースの定番であるリモワですらTSAロックですから、グローブトロッターの拘りを感じます。
TSAロック(ティーエスエーロック)とは、アメリカ合衆国国土安全保障省の運輸保安庁から認定を受けた、旅具等に備えられた施錠機構の総称。
セキュリティチェックが最も厳しいアメリカであっても、カギをかけたまま航空会社に預けることができるロックです。
逆に言うとこの鍵がなくてロックをかけたまま機内預け荷物にすると錠前を壊される危険があります。
どうしても機内預け荷物にする際はロックは外して、別途スーツケースバンドなどで止めましょう。
TSA付きのものがおすすめです。
解錠すると前に出っ張る仕様になっています。解錠には鍵が必要。どこまでもクラシカルです。
こちらはトロリーハンドルを伸ばした状態。
トロリーハンドルは二段階まで伸ばすことが可能です。
グローブ・トロッターの内装
いよいよ内装です。
007とのコラボレーションなので内装はガンバレル模様となっています。
ちなみに外装カラーのネイビーとブラックは007のブランドカラー。落ち着いた色合いが素敵!
内装はトロリーハンドルが外付けなので広々としています。底面もフラットです。
内装はディバイダー(仕切り)としてベルトが二つ付いているのみでとっても簡素。やはりクラシックです。
グローブ・トロッターの付属物
付属品は10年の保証書と一冊のオーナーズハンドブック。
グローブ・トロッター所有者にはあまりに有名なオーナーズハンドブックですね。
ページを開くと。。。
「世界は一冊の本である。旅をしない人は、その最初の1ページしか知らない。」
カッコよすぎる!!!今すぐにグローブ・トロッターと旅に出たくなります。
このブックを読むだけでもグローブ・トロッターを大切に大切に使おうと心から思えます。
グローブ・トロッターとリモワとの比較
グローブ・トロッターを購入してからなぜだか高級スーツケースの収集熱が高まったのか、気づけばドイツまで行ってリモワのルフトハンザモデルを購入しました。
しかも機内持ち込み用に32Lのトパーズ(ルフトハンザモデル)と預け荷物用に85Lの大型のクラシックフライトの2つです。このままだと破産しますね(笑)
本当は機内持ち込み用も預け荷物用もクラシックフライトで揃えようと考えていましたが、リモワがLVMHグループに買収されて全面リニューアルとなったので在庫がなくなっており、トパーズとなりました。
とは言え、気に入っています。
さて、そんなトパーズやクラシックフライトとグローブ・トロッターのセンテナリーとの比較ですが、一長一短です。
スーツケースの堅牢性はリモワですが、リモワはジュラルミン製で重いです。なので持ち運びしやすさはグローブ・トロッターですね。
また収納はグローブ・トロッターが片面収納でしたが、リモワのトパーズとクラシックフライトはどちらも両面収納です。
収納の使いやすさは人の好みだと思いますが、自分はリモワのほうが使いやすかもしれません。
さらにどちらも傷つけたくないと思うのは大切な高級スーツケースだからですかね(笑)
まとめ
というわけで買ってしまいましたグローブ・トロッター。猫も気になるスーツケースです。
実はグローブトロッターはとても傷付きやすいことで有名で(そりゃ、紙でできてますからね)、たった一度の旅行でも手荒に扱っているとすぐに痛みます。
まあ、痛みも味になるのですが大枚はたいて買ったスーツケースなので大切に使いたい。
用途は普段の旅ではもちろん使うつもりもなく(笑)、もっぱらビジネスでの出張を予定しています。
とはいえ、そんなに出張もない仕事なので家のインテリアになりそう。。。
このスーツケースを馴染ませられるような男になりたい!
関連記事です。
今回の紹介したグローブ・トロッターがコラボした007/スペクターの鑑賞記事です。
記事内でも紹介しましたが、リモワのルフトハンザモデルも持っています。こちらのほうが使用頻度は高いですね(笑)
旅人やビジネス・トラベラーの憧れ!ドイツでリモワのルフトハンザモデル(トパーズとクラシックフライトの両方)を購入しました!ダニエル・クレイグ版の007は本当に渋くて味のある作品に仕上がっていますよね。
007スペクターを先行上映で鑑賞!果たしてスカイフォールを超えることができたのか!?007/スペクターに感化されて、劇中にも出てくるメキシコシティの死者の日パレードに実際に参加してきました。007もここまで好きになれば立派なファンですね。
気分はジェームズボンド!メキシコシティの死者の日パレードに参加してきた!