マナリからスピティ谷のカザへ自力で行く方法

こんにちは、ゆーせーです。

夏休みに北インドのマナリからスピティ谷の起点となるカザまで公共バスで移動しました。

このあたりの情報がニッチであまりガイドブックやネットにも情報が落ちていないので今回はたっぷりアクセス方法を書きたいと思います。

マナリ-カザ間を往復したので復路についても書きます。

マナリからカザまでの移動概要

マナリからカザまでのバスは片道310ルピーで朝5時半発です。(しかしバスは遅れて結局6時発でした)

出発地点はマナリからはオールドバススタンド。カザからはオールドカザのバススタンドです。

マナリのオールドバススタンド

オールドカザのバススタンド

逆にカザからマナリは片道300ルピーでした。そして朝5時出発です。

オールドカザのバススタンドはチケットオフィスが常に開いていなかったので、周りの人やバスターミナルの壁画を見て判断しました。

所要時間は約12時間。1日かかります。

グーグル先生は4時間半で着くよとか書いてますが嘘です。道じゃないところを走るので12時間かかります。

こんな感じです。

往復の10ルピーの違いはおそらく行きはバスチケットをバスターミナルで予約できたのですが、カザからマナリは予約できなかったのでその違いかなとと思います。

バスは行き帰りともに1日1便しか運行してないので、ぎゅうぎゅう詰めのバスが嫌だとか朝早く起きれないとかでしたら、旅行会社でシェアジープやツーリストバスを予約するのがベターです。

シェアジープ、ツーリストバスともに片道1000ルピー程度で、仮にジープを一台丸ごとチャーターするなら片道9000ルピーくらいです。

マナリ、カザともにバスターミナル周辺に旅行会社がいっぱいあるので相談してみてください。

当たり前ですが公共バスよりジープやツーリストバスの方が早くたどり着きます。所要時間はおそらく10時間くらいなので早くマナリ-カザ間の悪路を抜けたい人はオススメです。

またこのルートは6月下旬から10月下旬頃までしか運行しておらず、冬季は雪で運行不能となります。

その場合は中国国境付近を通過してレコンピオ経由での移動となるので下記のガイドブックを参考にして下さい。

ここからは自分の公共バスでマナリ-カザ間を旅した体験記になります。

バスは朝が早い!

バスがとにかく早朝出発なので往復ともにバスターミナル近くに宿を取る必要があります。

寝坊だけはとにかく注意して下さい。1日を棒に振ることになりかねません。

また、野犬には注意して下さい。マナリではそんなに気になりませんでしたが、カザのバスターミナル付近にはかなりいてしかも寄ってきました(笑)

足元に体を擦り付けられていよいよ噛ませれる!狂犬病嫌だー!と恐怖でしたがなんとかことなきを得ました。

かなりどうしようもないことですが注意して下さいね!

ちなみに夏でもカザ発のバスの時間は真っ暗でした。

1日かかります

また、マナリ-カザ間は所要時間12時間かかるので1日かかります。

これはシェアジープやツーリストバスをつかっても所要時間10時間くらいかかり、1日かかるのでこの点は覚悟しておいて下さい。

そして公共バスなので車内は人でいっぱいです!

道無き道を行きます

なぜマナリ-カザ間は所要時間12時間もあるのに夜行バスはないのかと当初は謎でしたが理由がわかりました。

単純に夜は走行できないからです。

なぜなら道無き道を走行するからです。車内は常に上下左右に揺れています。

少し動画も撮ったので紹介しますと落ちたらあの世行きの断崖絶壁や水で陥没した道路?などの悪路をガンガン進みます。

また、オフロードなので立ち往生もしばしばです。

所々にある橋なんて本当に通れるの?って感じでした。

砂埃まるけになります。

またこのルートはコンクリートの道路を走行する場面が少なくて大部分はオフロードです。

砂埃が舞い散りまくりなので、必然的に自分自身も砂埃まるけになります。

身体が汚くなるのは覚悟して下さい。

高山病に注意!

また、スピティ谷に行くからには覚悟できていると思いますが、標高3000m以上の道を行くので高山病には注意して下さい。

お医者さんに高山病の薬を処方してもらったり、水をいっぱい飲んで高山病対策しましょう。

道中は2,3時間ごとに休憩があるのでしっかり休めます。

また、お昼には食事休憩もあります。

下記のターリーが80ルピーでした。ご飯もダールもお代わり自由です。

とんでもない唐辛子の量でした。。。

また、カザ周辺の村にパスポートコントロールがありパスポートを提示する必要があります。

たしかこのあたりだったと思います。後述するマナリ発だと後述するクンザム・ラの少しあとにあります。

注意

この時点でインナーラインパーミットは必要ないです。ご安心を。

そして往復ともにクンザム・ラでバスの安全を記念するためにクンザム・ラにあるチベットのストゥーパで停車しました。

景色が素晴らしい!

いろいろと大変なことばかりを書いてきましたが、とにかくこのルートの景色は素晴らしいです!

標高5000m以上の山々に囲まれた谷間を抜けていくので当然ですね。

いたるところに滝があります。

また水もとても豊富です。

以上がマナリ-カザ間を公共バスで移動した記録となります。

スピティ谷はすごく素敵な場所なのでぜひ楽しんでください!