アラスカを生きた写真家。星野道夫の紹介。

こんにちは、ゆーせーです。

自分自身の撮影ジャンルは主に旅と風景写真となりますが、写真を見ることに関しては旅や風景写真以外にもアート作品や動物写真、モータースポーツなどなんでも好きです。

その中で動物写真家の中でもめちゃくちゃ好きなのが星野道夫さんです!

日本の有名な動物写真家と言えば岩合光昭さんとか前川貴行などいっぱいいますが、写真作品だけでなくエッセイ本などの数々の著作も含めて星野道夫さんが好きです。

亡くなられた今でも星野道夫さんの写真は色褪せていないと思います。

というわけで今回は星野道夫さんをご紹介します。

星野道夫とは

経歴

まずは星野道夫さんの経歴から紹介したいと思います。

経歴

1952年 千葉県市川市に生まれる
1968年 慶應義塾高等学校入学
1969年 移民船アルゼンチナ丸でロサンゼルスへ。約2ヶ月間、アメリカを一人旅する。
1971年 慶應義塾大学経済学部入学、探検部に入る。
1973年 アラスカ・シシュマレフ村でエスキモーの家族と一夏を過ごす
1976年 慶應義塾大学を卒業
動物写真の第一人者・田中光常氏の助手をはじめる(以後2年間務める)
1978年 アラスカ大学受験のため、シアトルの英語学校に通う。
1978年 アラスカ大学野生動物管理学部入学(4年間留学する)
1986年 6月、第3回アニマ賞・受賞(「グリズリー」)
1990年 第15回木村伊兵衛写真賞・受賞(週刊朝日連載)
1993年 5月、結婚
1996年 ロシア・カムチャツカ半島クリル湖へテレビ番組の取材に同行。
8月8日、ヒグマの事故により急逝。
1999年 1999年度日本写真協会賞・特別賞受賞

参考 星野道夫プロフィール星野道夫公式サイト

大学卒業後、単身でアラスカへ

星野道夫さんのすごいところはまっすぐな行動力だと思います。

19歳の頃に神田の洋書専門店で購入したアラスカの写真集を見て、同書に掲載されていたシシュマレフ村のアラスカのイヌイットの生活に魅せられて、シシュマレフ村に訪問したいとそのイヌイットの村の村長へ手紙を書いて実際に現地で滞在するという。。。

これだけ円高となり、ネットで世界は繋がり、LCCの台頭で航空券が安くなった現代でも信じられない行動力なのにこの1970年代に写真1枚に魅せられてここまで行動する星野道夫さんはすごい!しかも19歳で!

イヌイットの村での生活体験でアラスカの虜となり、その後は動物写真家の田中光常さんのアシスタントを経て、アラスカ大学に留学し(そのあと中退されます)、アラスカに家を買って、星野道夫さんは動物写真家となります。

実は動物写真家の大御所に師事

星野道夫さんはイメージ的に孤高な写真家のイメージがありましたが、そんなことはなくアラスカでの初めての滞在の後に動物写真家を目指して、当時の日本の動物写真家の大御所、田中光常さんの下で2年ほどアシスタントをやっています。

参考 田中光常アフロ

その後に独立されてアラスカへ旅立たれたわけですが、書物などを読むと下積み時代はカメラの設置や掃除・事務所の留守番など、あまり役に立たなかったようなことが書いてある文献もありますね(笑)

ちなみに田中光常さんの門下ではたくさんの動物写真家が育っており、代表的なところだとキヤノンの専属フォトグラファーとして活躍している前川貴行さんなどがいます。

参考 前川貴行

熊に襲われて亡くなった非業の死

星野道夫さんの経歴のトピックとして残念ながらとても大きな出来事は熊に襲われて亡くなってしまったことですね。

テレビ番組の撮影(どうぶつ奇想天外!)の撮影でロシアのグリズリーを撮影するロケ中にグリズリーに襲われて亡くなってしまいました。

いろんな資料を読むに星野道夫さんを非難する声やテレビ局スタッフを非難する声などいろいろありますが、おそらくは複合的な要因でしょう。真実は闇の中です。

星野道夫の写真表現

星野道夫さんの写真から感じられるのは自然のあるがままの表情、雄大さ、そしてたまにみせるユーモラスな一面と思います。

どの写真も30ほど前の35mmフィルムカメラで撮られたとは思えないような精細さでみるものを魅了します。

仮に現代まで生きていれば間違いなく世界トップクラスの写真家となっていたでしょう。まあ当時からとても有名な写真家ではあったのですが。

ここでは星野道夫さんに対して動物写真家という定義で話を進めてきましたが実は自分は星野道夫さんは動物写真家ではないと思っています。

最晩年にトーテムポールやワタリガラスを中心とした北アメリカ先住民の撮影を継続し、自身のその後の撮りたいと話していたテーマからしても動物写真家というよりアラスカ(北アメリカ)全体をテーマにしたドキュメンタリー写真家としての側面の方が強いのではないかと考えています。

亡くなりさえしなければさらにアラスカに切り込んだ作品を次々に発表していったのではないかと思うと、仮に星野道夫さんが亡くなられなかった場合の作品が見たくて仕方がありません。

エッセイの紹介

星野道夫さんに対して、自分は写真家という観点から見ていますが、星野道夫さんはエッセイストとしてもとても魅力的な方で、そちらの方で印象に残っている方も多いでしょう。

ここでは星野道夫さんの代表的なエッセイをあげます。

旅をする木

星野道夫さんのアラスカでの生活で感じたこと、写真のこと、今までの人生のことを真っ直ぐで素朴な言葉で伝えているエッセイ集です。

そんな言葉の一つ一つから星野道夫さんが見ていた風景が見えてきます。

ノーザンライツ

ノーザンライツは星野道夫さんの遺作です。

ぶっちゃけ読んだことがありませんw

キンドルで読めるようにアマゾンで販売してほしいのですが、なぜか文庫版しか販売しておりません。

ぜったい電子書籍版売れると思うのですけど。

写真集の紹介

ここからは写真集の紹介!

星野道夫さんの真骨頂ですね。世界のナショジオが注目していた写真家ですし、日本でも木村伊兵衛賞を受賞しているので実績は十分!

没後もたくさん写真集が出版されています。

アラスカ―極北・生命の地図

星野道夫さんが木村伊兵衛写真賞を受賞した写真集です。

アラスカの大自然、グリズリーやカリブーなどの野生動物、そういった星野道夫さんが見てきた世界を感じることができる写真集です。

アークティック・オデッセイ―遥かなる極北の記憶

星野道夫

もはやタイトルだけで惹かれる写真集です。アークティック・オデッセイ、つまりは極北の冒険。しびれます。

極北の地の十二ヶ月をエスキモー語で巡りながら、アザラシやクジラなどを星野道夫さんの眼で捉えた美しき写真集です。

星野道夫さんの存命中の最後の写真集でもあります。

没後20年特別展 星野道夫の旅

星野道夫さんの「没後20年特別展 星野道夫の旅」の図録です。

2,160円と安価な図録にもかかわらず星野道夫さん作品の総集編のようになっており、見ごたえがあります。

展覧会は終わってしまいましたが、まだ朝日新聞SHOPから購入できるようです。

参考 没後20年 特別展 星野道夫の旅朝日新聞SHOP

如何でしたでしょうか。

ストイックにアラスカを求め、どの作品でも旅をした写真家の素顔が見れます。

自分自身も星野道夫さんのように素直に人々を感動させられるような作品を撮影できたらと思います。

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