こんにちは、ゆーせーです。
10月29日から11月2日まで5日間オアハカの死者の日に参加してきました!
死者の日で有名なメキシコの中でもオアハカはとても盛り上がることで有名な街です。
そんな死者の日のオアハカの魅力をオアハカ市街地のイベントやオアハカ周辺の墓地で開催しているお墓の飾り付けコンテストまで含めてぜんぶ紹介したいと思います!
死者の日とは
死者の日とはメキシコ版のお盆です。
メキシコでは、死は生命のサイクルの一部とみなされ、先コロンブス期から祝われています。
死者の日とは人々が集まり死者に祈りをささげる、日本のお盆にあたる祝日ですが、日本のように故人を想い家族で過ごすわけでなく逆に死を嘲笑い、墓地にも派手な装飾が施され、ガイコツなどの死にまつわるものに仮装したりします。
とにかくカラフルで派手で騒がしいのがメキシコの死者の日なのです!
オアハカとは
オアハカはメキシコのオアハカ州の州都で、美しいコロニアル建築と先住民の遺跡がある世界遺産都市でもあります。
夏にはゲラゲッツァ祭りと呼ばれるオアハカ周辺の民族の音楽や踊りの有名なフェスティバルがあったり、11月には死者の日が有名などイベントに事欠かない街でもあります。
オアハカのアクセス方法
オアハカは大きな街なのでメキシコの各地からアクセスできます。
自分は往復共にメキシコシティから夜行バスでオアハカにアクセスしました。
往路
メキシコシティからオアハカへはマエストロバスを利用しました。250ペソの夜行バスです。
ちょっぴり不安!?メキシコシティからオアハカへの格安移動はマエストロバスがオススメ!その他のオアハカへの移動手段はバスなら一等と二等バスがあり、飛行機も飛んでますが費用だけならマエストロバスが最安です。
ちなみに一等バスターミナルはフアレス公園のすぐ近くにあり、深夜や早朝でも治安がいいのでちょっとオアハカに不安がある人はぜひ一等バスの利用を勧めます。
復路
復路は二等バスでオアハカからメキシコシティに戻りました。
本当はプエブラで途中下車したかったのですが寝過ごしてメキシコシティまで行ってしまった。。。(笑)
オアハカの二等バスターミナルは下記の場所にあります。アバストス市場の隣です。
二等バスターミナルからもオアハカから各地への便がありますし、特にメキシコシティまではかなり頻繁に便があります。
ちなみにオアハカからメキシコシティの二等バスは本来なら350ペソですが、プエブラで途中下車するつもりで乗車したのでオアハカからプエブラまでの乗車料金である250ペソで乗れちゃいました(笑)
オアハカの死者の日イベント情報
ここからはオアハカの死者の日イベントの情報を紹介します!
死者の日期間はイベントいっぱい!
オアハカの死者の日の期間はイベントでいっぱいです。
死者の日は11月1,2日ですがその前後一週間がイベント期間と考えれば良いです。
この期間であればソカロやサントドミンゴ教会の前で夕方くらいから何かしらのイベントがやっています。
自分が参加したものだとパレード(子供から大人までさまざま)、演劇、オーケストラなどさまざまでした。
また、この期間にはソカロに巨大なオフレンダも出現します!
Ofrenda(オフレンダ)とは、「死者の日」にあわせて作られる祭壇のこと。スペイン語で奉納、贈り物、捧げ物を意味します。
メキシコ版のお仏壇です。
祭壇は教会の前に置かれる巨大なものから家庭の入口に飾られるこじんまりしたものまで多種多様です。
ソカロやサントドミンゴ教会の前にはインフォメーションセンターも設営されて、無料のパンフレットも配られるのでそれで予定を立てましょう。ただし、スペイン語読めないと解読するのは難しいですが。。。
今年はこんなパンフレットでした。読み込んだのでかなりぐちゃぐちゃになっています。。。
まあソカロかサントドミンゴ教会に行けば大丈夫です!
死者の日を楽しむならメイクするのがオススメ!
死者の日を楽しむならメイクするのがおすすめです!
死者の日期間はけっこうな人数がガイコツメイクをしています!
もちろん一番ガイコツメイクが増えるのは死者の日の当日!でも毎日やっても絶対楽しいし、インスタ映えします!
ソカロ周辺やサントドミンゴ教会周辺でメイクアップの出店が50ペソから150ペソくらいででています。
ただし、メイクには30分から1時間くらいかかるので行きたいイベントがあるなら間に合わせるように十分に時間に余裕を見てメイクしましょう!
オアハカの墓地情報
死者の日にはオアハカの様々な墓地でお墓の飾り付けコンテストが開催されます。
それぞれのお墓がとてもカラフルにデコレーションされるので、ここは本当に墓地なの!?と錯覚させられるくらいです。
オアハカで代表的な死者の日の墓地はXoxocotlan(通称:ホホ)、アツォンパ村の墓地などがあります。
オアハカの墓地への行き方
オアハカの墓地には死者の日期間中はソカロやサントドミンゴ教会からお墓巡りツアーがでていますが、だいたい500ペソくらいかかるので個人でお墓に行くのもありだと思います。
自分は個人でオアハカの市バスを使って各墓地に行きました。
Xoxocotlan(通称:ホホ)への行き方
ホホへは宿から近いフアレス公園からホホ行きのバスが出ていました。
下記のあたりからバスがでています(バスの前面にXoxocotlanと書いてあります)
フアレス公園からだと8ペソでだいたい30分くらいでホホ周辺のバス停に着きます。フアレス公園から以外にもベニート・フアレス市場周辺からも市バスが出ていました。
他にも市バスの前ガラスにXoxocotlanと記載があるバスならばホホに行きます。
心配なら乗車するときに運転手にホホ?と聞いてみてください。
バスに乗ったら下記のあたりのバス停で降りてください。
バス停で降りてからは15分くらい歩けばホホに着きます。
ホホの場所は下記のとおりです。
アツォンパ村の墓地への行き方
アツォンパ村の墓地へは死者の日で出会った旅人たちとホホからタクシーで向かったので個人で行く方法は残念ながら知りません。
しかし市バスやシェアタクシーでソカロ周辺から行けるようです。
またトゥクトゥクではオアハカ市街地からは行くことができません。いちど尋ねたら断られました。
おそらく長距離で道路状況が悪いからだと思います。
あくまでお墓なのでマナーは守りましょう!
アツォンパ村の墓地は下記の場所にあります。
サアチーラの墓地への行き方
また、たまたまですがティアンギス(青空市)で訪れたサアチーラにもお墓があって飾りつけコンテストが開催されていました。
夜はライトアップされるのか不明ですが、マイナーなお墓だからこそ観光客が少なくて写真が撮りやすいお墓でした。
サアチーラへの行き方はベニート・フアレス市場からZaachilla(サアチーラ)行きのバスに乗って30分ほどで到着します。8ペソでした。
地球の歩き方に少しだけ情報が掲載されています。
また、現地SIMを買う方はグーグルマップ、買わない方はマップスドットミーでだいたいの場所を特定してから向かいましょう!
マイナーな場所なので事前に場所の目星をつけておくことをオススメします。
オフラインマップのMAPS.ME(マップスドットミー)がSIMフリー携帯を持っていない自分にとってマジで便利だったので紹介する。心配ならお墓ツアーへの参加を!
それぞれのお墓へは自力で到達することが可能ですが、とはいえなかなか旅の経験が少ない人には不安でしょう。
そんな方はソカロやサントドミンゴ教会の前で告知しているお墓巡りツアーに参加しましょう!
前述しましたが500くらいでだいたい3個くらいのお墓を回るツアーに参加できます。
ツアーによって食事の有無や時間などのアクティビティが異なるのでそれぞれの客引きさんにいろいろ尋ねて比較してみてください。彼らは英語が話せるので質問もしやすいはずです!
オアハカの宿情報
ここからはオアハカの宿情報をお伝えします。
オアハカは観光地なのでそれこそいっぱい宿があるのですが。。。
3ヶ月前には事前予約を!
死者の日期間中のオアハカは前後一週間ほど含めて中心部の宿が非常に予約しにくくなります。
開催の直近だと高いホテルか郊外にある安宿しか残らなくなるので、死者の日に行くことが決定したら早めの予約を!
あるいはブッキングドットコムなど、キャンセル料がギリギリまでかからない予約サイトを使ってひとまず予約しておくこともありです。
日本人宿、たなばたが有名
オアハカで一人旅ならだんぜん日本人オーナーが経営されているたなばたがオススメ!
いろんな旅行ブログを読みましたが、この宿を悪く書いているブログは皆無でした。
立地も良いし、宿泊料金も安くて、夜はオーナーが作る夕食をシェアできます。
近々、オーナーが変わるようですが引き続きいい宿であってほしいなと思います。
参考 たなばたPajarillos Hostalに泊まりました
たなばたは非常に良い宿ですが、死者の日期間は予約開始当日で満室になったそうで宿泊できず、別の宿を探す必要がありました。
今回自分はブッキングドットコムで安くて評価の高かったPajarillos Hostal(パハリヨス ホスタル)に宿泊しました。
ドミトリーで一泊7ドル(約150ペソ)。そして、キッチンも使えたのでまずまずの宿でした。
Wi-Fiも速かったです。ドミトリー部屋も清潔です。
死者の日期間ということもあり、ドミトリーは6ベッドありましたが全て日本人で埋まりました(笑)
死者の日は日本人にとても人気ありますね!
実際にオアハカの死者の日を体験してきた!
ここからは実際の自分のオアハカ死者の日体験記となります。
リアルな死者の日のオアハカをお伝えします!
10月29日(月)
オアハカ滞在一日目。
メキシコシティからマエストロバスでオアハカに早朝に到着しました。
ブッキングドットコムで予約しておいたPajarillos Hostal(パハリヨス ホスタル)で少しゆっくりしてチェックインの手続きと荷物だけおいてオアハカの街を散策。
オアハカはすでに死者の日のデコレーションで一色でした。
ひと通りオアハカの街を散策しましたが人が多いですね!
普段からこれだけの人がいるのかそれとも死者の日が近いからなのかはわかりませんでしたが、人が多いのはなんだか楽しくなってるタイプなので嬉しいです(笑)
コンビニで売っているビールまで死者の日仕様!
夕方から地元の死者の日パレードへ
まだ本番の死者の日まで4日もあるというのにオアハカのイベントは盛りだくさんです!
オアハカの子供博物館で開催されていた子供の死者の日のお披露目会と地元の死者の日のこじんまりとしたパレードに参加してきました。
こういうイベントあるとめっちゃ旅に来た感じがします。
メキシコの死者の日パレードは途中に飴玉やらお菓子やパンなどいろいろ振る舞われます。
チョコレートがかかったパンをもらいましたが、モーレソースなようで全く甘くなかった。。。
そして、夜が更けてからはフアレス公園で開催されていた演劇とパレードに参加。
夜が更けるまで死者の日に関連したイベントが続きました。というかみんな夜通し騒いでいました。
10月30日(火)
オアハカ滞在二日目。
この日は日中はイザベルデルアグアとアメリカ大陸で一番大きなトゥーレの木を見てから夕方から死者の日イベントに参加です。
オアハカ郊外の観光地情報は下記にまとめてあります。
オアハカからのエクスカーション!オアハカ周辺の観光地(イエルベ・エル・アグア、エルトゥーレ、モンテ・アルバン、サアチーラ)を自力で周ってみた。まずは死者の日のマーケットを散策。
そしてラソレダー教会の広場で行われていた演奏会を見てきました。
そしてソカロの前のカテドラル近くには巨大なオフレンダが設営されました。
子供の死者の日パレード
しかし今日のメインイベントは子供の死者の日パレード!
サントドミンゴ教会の前からソカロまでメイクアップした子供たちが死者の日パレードします!
めちゃくちゃ可愛い!
この日もというか毎日ですが、至る所でメイクした人たちが踊ったりしていました!
10月31日(水)
オアハカ滞在三日目。
今日は午前中はモンテアルバン遺跡を見学して、昼からはオアハカの町をぶらぶら。
ベニート・フアレス市場(メルカド)でモーレ料理を食べたりしました。
モーレとはチョコレートのことです。しかしチョコレートソースは甘くなくて以外にもお肉とちゃんと合います。
ちなみにチョコレート発祥はメキシコなのです!
あとはオアハカ名物のメスカルの試飲がいたるところでできるので飲んだりしていました。
メスカルとはテキーラと一緒でリュウゼツラン科の植物を原料にした蒸留酒で、実はテキーラはメスカルの一種であったりします。
いよいよ死者の日が明日に迫ってきたので、昼頃から様々なイベントがやっています。
昨日は子供たちのパレードでしたが、今日は大人の女性たちを中心としたパレードが日中にありました。
オアハカは朝晩は冷え込みますが、日中は比較的暑いです。11月でも20度超えますし、日差しがとにかく強い!
にもかかわらず皆さん、しっかり踊っていてすごかった!笑顔も素敵です。
いよいよお墓へ
この日からいよいよオアハカの墓地で飾り付けコンテストが開催されます!
この日は宿で仲良くなった人たちと墓地へ行きました。
みんなメイクアップして気合い入りまくりです!
まずはXoxocotlan(通称:ホホ)へ。オアハカでもっとも有名な死者の日の墓地なのでお墓の規模も大きいし、入口から飾りが凄い!
それぞれの墓地もデコレーションがしっかりされていてまったく見飽きない!
正直パレードだけなら渋谷のハロウィンとそこまで大差ない気もしますが、お墓のデコレーションこそ死者の日の死者の日たるゆえんだと思います。
ホホの後はアツォンパ村の墓地へ。
ここはホホに比べると少し小さいですが、ここもやはりクオリティ高し!
夜がふければふけるほど、ロウソクの灯が幻想的になり美しく感じました。
死者の日面白いです。
ちなみにホホもアツォンパ村も墓地なのに露店が出まくっているので、まったく食事には事欠きませんでした。
11月1日(木)
オアハカ滞在四日目。
いよいよ死者の日当日!この日はサントドミンゴ教会からソカロの間で死者の日イベントの中で一番規模の大きなパレードが開かれます。
ティアンギスでお墓発見
午前中は時間があったのでサアチーラのティアンギスへ。
ティアンギスとは青空市のことでオアハカ周辺の村々で曜日ごとに開催されます。今年の死者の日の木曜日はサアチーラで開催されていました。
ティアンギスでは野菜、果物、肉などなんでも売っていました。
パン屋もいっぱいで死者の日名物の「死者のパン」El pan de muerto(エル・パン・デ・ムエルト)も至る所で売られていました。
死者のパンは死者の日にお供え物として飾ったり、食べられる人の顔の形をした飾りが埋め込まれています。
味は以外にも素朴!ふわふわで柑橘系の味がしました。
もっとリアルな死者のパンもいっぱいオアハカにはありますよ(笑)
そして驚いたのがたまたまティアンギスの近く墓地があってしかも死者の日の飾り付けが行われていたこと!
死者の日の墓地の飾り付けはホホとかアツォンパ村などの大きな墓地だけで、小さな墓地ではやってなかったとほかの旅人から聞いていたので驚きました。
しかもクオリティ高いし!
観光客も少なかったのでゆっくりと見学できました。
雨の中の死者の日パレード
そしていよいよ死者の日のパレードへ!
本日は死者の日最大級のパレードということもあり、自分もメイクしました(笑)
写真撮ることもあったり、全体にメイクすると誰かわからなくなるので片面だけやってもらいました!
初めてこんなにしっかりメイクさせてもらったと思うのですがとても楽しいですね!ハマりそうです(笑)
そして準備もできて死者の日パレードに参加!そこかしこに人がいっぱいでとんでもなく賑やかです。
が、死者の日パレードのメインイベントのソカロでのパレードの時間になって雨が降ってきてちょっと残念なことに。。。
しかしこの日のパフォーマーの方々はやはりこれまでのパレードとは違ってクオリティ高くて驚きでした。
最後には花火まで!
最後に食べたサントドミンゴ教会の前の露店で提供していたオアハカチーズのチーズバーガーがめちゃくちゃうまくて驚きました。30ペソなり。
11月2日(金)
オアハカ滞在五日目。
この日はいよいよオアハカ滞在最終日です。
死者の日は11月1日、2日ですがメインは1日なのでこの日からイベントは少なくなっていきます。
墓地の見納め
死者の日の飾り付けコンテストは終わっていますが、なんとなく墓地を見学したくてホホにもう一度行ってみました。
そしたら、墓地では観光客が少なくなっていて日本のお盆のように家族でお墓詣りされているメキシコ人が多かったです。
家族で墓地を囲んで談笑したり、お酒やお菓子を食べたり。これが本来の死者の日なんじゃないかなと思ったり。
自分も歩いていたらスペイン語なんてさっぱりわからないのにお酒をもらって、いろいろ話しかけられたりいい体験でした。
夜は夜行バスで出発予定だったのでその前にオアハカのソチミルコへ
なんとメキシコシティだけでなくオアハカにもソチミルコと呼ばれる地名があります。どうやらソチミルコって水道橋の意味なんですかね?
ソチミルコの近くの家々はオフレンダを展示していたりしていました。
また演奏会も開かれていたり、無料でホットチョコレートとメロンパンもらったりしました。
最後まで全く飽きないオアハカの死者の日でした。
まとめ
以上、オアハカの死者の日情報でした。内容盛りだくさんにしたつもりです!これから死者の日に行こうと考えている方々の少しでもお役にたてばとおもいます。
死者の日は最近、007スペクターやディズニー映画のリメンバーミーの影響で人が増えているようです。早めの準備をぜひ心がけてください!