こんにちは、ゆーせーです。
12月初めに神奈川が誇る偉大な山岳地帯である丹沢さんの主脈縦走をしてきました。
標準タイムなら一泊二日なようですが、周りの友人がみんな日帰り縦走してたのと、丹沢主脈にはテント場がない(山小屋はあるけど)という理由からだけで日帰りをチョイス。普段から標準タイムとかあまり気にしないタイプなのです。
あとは山と食欲とわたしの主人公である日比野鮎美ちゃんが一泊二日で行ってたので、それなら短縮できるかなとw
当日は天気予報では晴れ予報だったのにガスって何も見えないという残念なコンディションでしたが、丹沢主脈を日帰り縦走というのは達成感ありまくりでしたので紹介致します!
丹沢主脈とは
丹沢主脈(たんざわしゅみゃく)とは丹沢山地の塔ノ岳から丹沢山や丹沢山地最高峰の蛭ヶ岳(ひるがたけ)を経て焼山(やけやま)に至る稜線で、丹沢山地を構成する大きな稜線の一つです。
大倉やヤビツ峠など登山口が近い塔ノ岳までは登山者が多いが、塔ノ岳以北になると登山者はやや少なくなり、静かな山歩きが楽しめる。丹沢山から蛭ヶ岳にかけては丹沢山地で最も標高が高く、木立が少ないので展望が良い。。。。。。。
今回の自分の場合は塔ノ岳から焼山に至るのではなく、焼山から塔ノ岳に至るルートをチョイスしました。
また、木立が少なく展望が良いのは事実ですがガスっていたので何も見えませんでした(笑)
今回の行程とコースタイム
今回の行程です。振り返ってみると見事に丹沢を南北に一刀両断しておりました。なんか気分がいいぞ。
今回はスマートフォンアプリのYAMAP(ヤマップ)を使って、GPSアプリとして利用したのですが久しぶりに使ってみると良いですねこれ。
9時間ほどオフラインで利用しましたが、バッテリー残量は100%から50%くらいしか減らなかったです。以前はオフラインでもバッテリー容量をもっと食って、モバイルバッテリーが必要だった気がしますが改善されているかもしれません。
無料のアプリですし、今後はもっと利用していこうと思います。
参考 登山情報サイト | YAMAP(ヤマップ)サイト名また、下記のようなタイムスケジュールを作りましたが、実際には2時間くらい巻きました。
焼山登山口(08:00)・・・焼山(09:30)・・・平丸分岐(10:10)・・・大平分岐(10:35)・・・姫次(11:20)・・・蛭ヶ岳(13:00)・・・丹沢山(14:30)・・・塔ノ岳(15:20)・・・金冷シ・・・大倉バスターミナル(17:45)
実際は下記のタイムスケジュールで歩けました。
焼山登山口(07:23)・・・焼山(08:30)・・・黍殻山(09:02)・・・姫次(9:38)・・・蛭ヶ岳(10:43)・・・丹沢山(12:17)・・・塔ノ岳(13:22)・・・金冷シ・・・大倉バスターミナル(15:23)
今回は単独登山であり、休憩をほぼ取らなかったのでそれがタイムスケジュールにあらわれていますね。いい感じに歩けたように思えます。
焼山登山口から登るか大倉バスターミナルから登るか?
丹沢主脈縦走を1日で達成するのに重要なのは言わずもがなタイムスケジュールです。
歩行ペースや休憩時間を見誤ってしまうと途中の小屋で宿泊することになったり、最悪夜の登山道をヘッドライトで歩くことになります。
そしてそんな中でも特に重要なのがバスの時刻表です。
縦走なので車で向かうことができないことから、必然的に公共交通機関を使うしかありません。
大倉バスターミナルは丹沢の中でも人気な鍋割山や塔ノ岳にアクセスできるターミナルなのでバスの本数が頻繁にあります。あまり心配することはありません。
参考 渋沢駅から大倉バスターミナル時刻表神奈川中央交通しかし、問題は焼山登山口のバスの本数。
焼山登山口へ向かうバスの時間は平日はなんと7時40分のみ、休日でも7時20分着の6時55分発しかなく、しかも向かうバスは二本しかありません。
6時55分を逃したら次は15時30分しかないという(笑)。乗り逃したらは縦走を諦めるしかありません。
参考 三ヶ木から焼山登山口時刻表神奈川中央交通さらに大倉バスターミナルから焼山登山口に下山するルートだと一番遅い便が16:38発しかありません。
もしこれを逃すと公共交通機関がなくタクシーで帰るしかありません(笑)
参考 焼山登山口から三ヶ木(みかげ)時刻表神奈川中央交通焼山登山口にアクセスするには直通バスがありませんので、まずJR橋本駅から三ヶ木(みかげ)バスターミナルまでバスで乗り継ぐ必要があります。
その点も注意してください。(焼山登山口行きの6時55分発に間に合わせるには橋本駅6時20分発に乗る必要があります)
参考 橋本駅から三ケ木時刻表神奈川中央交通よって必然的に焼山登山口から大倉バスターミナルに至るルートとなりました。
大倉バスターミナルなら夜の20時39分までバスがあるので安心です。
参考 大倉バスターミナルから渋沢駅時刻表神奈川中央交通丹沢主脈を日帰り縦走してみた
というわけで、丹沢主脈を日帰り縦走してみました。
丹沢は低山だし、神奈川に位置するので北アルプスなどに比べるともちろん気温は高めです。したがって夏場の暑い時期に縦走するのは暑さで不快だし、体力を消耗するのでオススメしません。
天候にもよりますが、11月から3月くらいが縦走するのに良い季節かと思います。
ちなみに今回は日帰り縦走ということでコースタイムがシビアだったり、身体に負担をかけたくなかったので荷物は最小限にしました。
日帰りなので行動食と衣類くらいで十分です。
今回は一眼レフすら持って行かなかったので全てiPhoneの写真です。
というわけで今回の縦走を細かく分けて紹介します。
JR橋本駅から三ヶ木を経由して焼山登山口へ
まずはJR橋本駅で下車し、三ヶ木バスターミナル行きの6:20分のバスに乗ります。
このバスを乗り逃すと次の三ケ木から焼山登山口伸ばすに間に合わずに必然的に15時30分スタートになります(笑)
そのため、人によっては橋本駅近くに前泊してこのバスに乗るようです。
自分は橋本駅に6:20分に間に合う位置に自宅があってラッキー。
そして三ヶ木バスターミナルからは焼山登山口へ。
この間におよそ神奈川とは思えないような景色の中を走ります。そもそも神奈川でバスの本数が1日に二本とかしかないとかどんな田舎だよって感じですね。
大都会横浜からこんな過疎地域までいろいろある神奈川って素晴らしい。
そしてこんな時間にこんなバスに乗ってる人はもうほぼ100%登山者なわけです。
というわけで全員仲良く三ヶ木で乗り換えて、焼山登山口行きの月夜野行のバスに乗って焼山登山口で降りました(笑)
焼山登山口から焼山へ
いよいよ焼山登山口に着きました。
焼山登山口は神社がありまして、その裏手がお手洗いとなっておりそこで準備をします。
標準タイムを気にしないとは言いつつも、舐めてたら一泊二日になりかねないのでさっそく登山開始です。
最初は農家の間を歩いていきます。
0.7kmほどフラットな道を歩いたらいよいよ登り始めです。
今年は暖冬なので12月の初めでもまだ少し紅葉が色づいていました。
この辺りは最初ということもあり軽快なペースでガンガン登っていきます。というか少し小走りです。
焼山に至る最後の方の登りがけっこうキツイ!この辺りで一気にペースダウン。
とはいえ、焼山登山口から登り始めて約1時間半で登頂。
登頂と言っても鉄塔があるだけで達成感なし!(笑)
天気も悪いのでサッサと次に行きます。
焼山から姫次を経由して蛭ヶ岳へ
焼山山頂から姫路まではフラットな道が続くのでそんなにキツくなく、丹沢主脈縦走でももっとも癒される瞬間でしたw
ついでに途中にあった黍殻山(きびがらやま)も当然落として進んでいきます。
ヒル注意、マムシ注意などおどろおどろしい文言が並んでおりますが、一応今は12月なのでそんなものは無視です。
そんなわけで要所要所で走りながら、姫次到着!
姫次は昔、武田家所縁の武家のお姫様が自害したという逸話に由来していると山と食欲と私で読みました。
本来ならここの景色も良いようですが何も見えないので先を急ぎます!
そして、ここからがしんどかったです。
東海道自然歩道最高標高地点を過ぎて延々と木道の登りが続きました。
しかも下ってから登り返します。
これがアキレス腱にくる!
さらに展望もガスガス!(笑)
まさかの両脚とも足がつるというアクシデントに見舞われつつなんとか蛭ヶ岳の山頂へ。
ガスって何も見えないわ、そのおかげか暖冬なのに寒いわでこのあたりが本当に辛かったです。
でも、大倉バスターミナルからこの時点で蛭ヶ岳に来ていて、さらにまた大倉バスターミナルに戻るという猛者と出会ったりもして、まだまだ上には上があると思ったりなんなり楽しかったです。
このあたりなってくると完全にクライマーズ・ハイも入ってきますね(笑)
蛭ヶ岳から丹沢山、塔ノ岳へ
蛭ヶ岳からは丹沢山へ向かいます。
ここから先は一旦降らせてから急登になるという丹沢主脈縦走の中でもっともエグい道があります。
そしてこの辺りで疲労のピークに至りました。しかも雹まで降ってきた(笑)
両脚がツったのでマジで歩けなくなって大変なことに。。。
登山道でうずくまりながらもなんとかだましだまし、歩きながら丹沢山へ。
この辺りで昼食を取っている方が多かったですが、あまり食欲もなく先を急いだので行動食で先を目指します。
丹沢山がこの山行ではもっとも山頂の標識がかっこよかった!
丹沢山から塔ノ岳は覚悟していたほど高低差はあまりなくスルスルと塔ノ岳へ。
この辺の道がフラットでこの山行のなかで一番癒されたポイントでした。
塔ノ岳登頂!
塔ノ岳ももちろんガスっていました(笑)
塔ノ岳は今年の夏にも登りましたが、その時もガスっていて、毎回なかなか展望を拝むことができません。
とはいえ、ここまできたらあとほ勝手知ったる登山道です。あとは下るのみ!
塔ノ岳から大倉バスターミナルへ
塔ノ岳からは金冷シを通ってバカ尾根を下る最短で大倉バスターミナルへ至る道を選択。足もツッているのでもう一刻でも早く下山したい。。。
12月にも関わらず真っ赤な紅葉も美して贅沢な下山でした。
そして大倉バスターミナルへ!ついに到着!!!
大倉バスターミナルにコンビニがオープンしていて驚きました(笑)
でもこれで丹沢登る時に食材や飲み物を調達しやすくなって嬉しい!
まとめ
以上が丹沢主脈日帰り縦走でした。
距離にして22.5kmあったようで登山でハーフマラソンしてますね(笑)
予定では日が暮れる前に下山できればくらいに考えていましたが、結果的には8時間で歩き切ることができて、かなり時間に余裕を持つことができたのが今回の収穫です。
何より、神奈川が誇る山岳地帯の丹沢さんを南北に貫く丹沢主脈縦走は達成感がとてもありました。
しかし、達成感と引き換えに足への負担は半端なくてかつてないほどに筋肉痛が抜けなくて三日間くらい満足に歩けなくなったので注意しましょう(笑)
仕事に支障が出るレベルですよ!