こんにちは、ゆーせーです。
海外旅から帰ってきていよいよアベンジャーズ/エンドゲームを鑑賞してきた。
さてこの作品について何から書き始めれば良いのだろう?
アベンジャーズ/エンドゲームを鑑賞し、気分は完全にエンドゲームロスである。
2008年当時、大学生の頃から見続けた11年間、全22作品の集大成がこの映画に集約されている。
鑑賞中に自然と涙が流れ、全身で映画を体感した。
こんなイベント映画は今後数年は現れないだろう。
中学生の時に鑑賞した「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」以来の感動体験がそこにはありました。
そんな、アベンジャーズ/エンドゲームの感想をつたない言葉ですが、今回もネタバレ有りで紹介したい。
ちなみにアベンジャーズ/エンドゲームの予告編では”To the End”トレイラーが最も好きです。
アベンジャーズ/エンドゲームが過去21作品の集大成の上に成り立っていることが端的にわかって非常に良い予告編。
ありがとう、アベンジャーズ
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーは公開初日のレイトショーで鑑賞してそのままゴールデンウィークの海外旅に出かけることができたが、今回は公開日と海外旅の出発日が重なってしまったため、帰国してアベンジャーズ/エンドゲームが公開されてから一週間後の5月5日に鑑賞してきた。
1週間後の朝一番の映画鑑賞だったので人もまばらでゆっくりと鑑賞できた。
旅をする前や海外旅の最中はあれほど鑑賞したかったアベンジャーズ/エンドゲームも、劇場に向かう最中はこのままアベンジャーズが終わってしまうのもなんだか嫌で、なぜだかこのままずっとアベンジャーズ/エンドゲームを見ないのも良いもんじゃないかと空想にふけったりした。
そんな中でのアベンジャーズ/エンドゲームの劇場体験。
ただただ圧巻の3時間2分の映像がシャワーのように自分の中に吸い込まれていった。
鑑賞後、まだまだ自分の中では腹落ちしていない部分が多いのだが、とにかくアベンジャーズありがとうと言いたい。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)と過ごした11年間の青春
アベンジャーズ/エンドゲームの感想の前にちょっとMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)と自分の11年間を振り返ってみたいと思う。
自分にとってMCUは青春と同義語と言っても過言ではないかもしれない。
2008年、アイアンマン公開。アベンジャーズ/エンドゲームへと至るMCUの全作品は全てはこの作品から始まった。
当時からハリウッドのブロックバスター映画が大好きで大好きでスター・ウォーズやロード・オブ・ザ・リング、スパイダーマン初期3部作を貪るように見ていたが、正直アイアンマン公開当時をそんなに記憶してはいない。
アイアンマンを初めて鑑賞したのも当時大学生でイギリスに短期留学した際の行きの機内の中だったと思う。
この短期留学で自分は旅にハマったので、そういう意味では旅の思い出とMCU作品はめちゃくちゃ相関があったりもする。なんど機内でMCU作品を見たことか。
MCU作品を意識しだしたのは2010年くらいに映画雑誌でアベンジャーズを映画化することを読んだこと。
当時としても異なる単独ヒーローの映像化作品をクロスオーバーして1本の映画にする企画はなく、斬新な映画をハリウッドで作るな〜と胸が高鳴ったのを覚えている。
その後は全米公開された2012年のアベンジャーズの興行収入が凄まじいとのニュースに胸が高鳴りつつも日本公開までの3ヶ月のラグを今か今かと待ちつつIMAXで鑑賞したことを記憶している。
特にアベンジャーズ初期メンバーの全員集合シーンは今見ても鳥肌モノである。めちゃくちゃかっこいい。
そこからはもう完全にMCU作品の虜ですね。
振り返ってみると2008年から2019年までずっとMCU作品との思い出があるんですよね。
アベンジャーズは大学院の友人とわいわいがやがや鑑賞したなとか、アイアンマン3やアベンジャーズ/インフィニティ・ウォーは当時の彼女と見に行ったなとか、シビル・ウォー/キャプテン・アメリカは深夜のレイトショーで1人で見たなとか。
鑑賞体験以外にもガーディアンズ・オブ・ギャラクシーリミックスのサントラがインドのマナリからスピティへと至るバスの中で欧米人がおもむろにスピーカーで爆音で流し始めたよな〜とかそんな記憶のフラッシュバックがいくらでも思い浮かぶ。
ちなみにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーリミックスのサントラは神。
なんというかMCU作品のキャラクターと一緒に時を過ごしてきたんだよなと振り返ってみると思う。
MCUの中のキャラクターもずっと同じではなくて、一人ひとりのキャラクターが常に変化している、進化している。それぞれのキャラクターの関係性も変わり続ける。
自分もその間に成功も失敗もいっぱいあったし、ある意味ではMCU作品に励まされてここまでこれたとも思っています。
キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースが70年間氷漬けにされるより今の自分の状況は大変じゃないよねとかね(笑)
こんな映像作品は世界広しと言えどもMCUと踊る大捜査線シリーズくらいしかないはず!(自分の中で!笑)
今までの集大成映画
そんな思い出の詰まったMCU作品、21作品を鑑賞してから見たアベンジャーズ/エンドゲーム。やっぱり最高だった。
というか例えこの作品がどんなに駄作であったとしてもアベンジャーズ/エンドゲームは最高に値する。この映画のバックには21作品の重みがあるから(個人的にはルッソ兄弟版ではなく、ジョス・ウェドンがもし監督していたらというバージョンも見てみたかったけど!)
ケヴィン・ファイギを筆頭としたマーベルの制作陣はよくMCU各作品を、MCU作品がはじめての人にもわかりやすいように制作しているとコメントしているけど、アベンジャーズ/エンドゲームはぜったい違う。
アベンジャーズ/エンドゲームはまさしく今までMCU作品をずっと見続けてきたファンのためのイベントムービーである。
3時間2分の中にはあらゆるMCU過去作へのオマージュが文字通りオープニングからエンドクレジットの最後の金槌の音まで響き渡る。
アベンジャーズ/エンドゲームは間違いなく、MCU作品をずっと見てきた人ほど面白いようにできている。
物語の主軸をタイムトラベルとしたことで、過去作の名場面を別の角度から見直すことができたのも良かった。
すべてのMCU作品に共通していることだけどアベンジャーズ/エンドゲームを見ることで過去作がより深く楽しめる演出がなされている(同時に過去作を鑑賞した場合、アベンジャーズ/エンドゲームがより楽しめることになる)
MCU作品の醍醐味である伏線の回収がこの作品でも非常に活かされている。
また、元ネタが完全にバック・トゥ・ザ・フューチャー/パート2なのもいい。バック・トゥ・ザ・フューチャー3部作はまじで傑作!
劇中でも名作タイムトラベルものの作品名が列挙される。「ある日どこかで」まで言及されるとは!(ダイ・ハードは要らんかったですねw)
もちろん11年も続いているMCUなので回収できない伏線やつじつまの合わない事実もある(キャプテン・アメリカとシャロン・カーターの関係は?、アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーにてサノスがアイアンマンを以前より知っていたような描写はいつか回収される!?)
ウォーマシン/ジェームズ・ローズとハルク/ブルース・バナーの俳優も変わってるしね。
でもそんなことは小さなことだ。
アイアンマンからアベンジャーズ/エンドゲームまでの全22作品(インフィニティ・サーガ)がここで完結した。
やっぱり悲しかった
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーはサノスがインフィニティ・ストーンを集める物語であり、終始バトルが続く動的な物語であったが、アベンジャーズ/エンドゲームはサノスの指パッチン後の世界でどうやって生きていくのかが描かれた静的な物語であった。
アベンジャーズ/エンドゲームの序盤でサノスが倒され、もう指パッチンで失われた人々が戻っては来ずに5年もすぎる展開は胸が痛かった。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーあとの作品はアントマン&ワスプとキャプテン・マーベルという明るい映画が続いたので、なんとなくアベンジャーズ/エンドゲームの展開はもう少し明るい展開なのかと考えていたけどそんなことはなかったですね。
最終的にはタイムトラベルでインフィニティ・ストーンをMCUヒーローたちが回収し、失われた人々が帰ってくるけど、指パッチン以外でなくなったキャラクターが戻ってこなかった。
アベンジャーズ/エンドゲームでもう帰ってこないことが判明した主要キャラクターはアイアンマン/トニー・スターク、キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース、ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ、ヴィジョン、ガモーラ(2014年からタイムスリップしてきているけど)。
特にアイアンマン/トニー・スターク、キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースの2人は辛い。
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカから対立を続けた2人がアベンジャーズ/エンドゲームでついに和解し、サノスを倒す。
どちらのキャラクターもそれこそ各俳優が亡くなるまで見続けていたいと思うほどに大好きなキャラクターでした。
アイアンマン/トニー・スタークはサノスを倒すためにインフィニティ・ストーンの力を使って亡くなる。
キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースは過去に戻って自分の人生を生きる選択をして、年老いた姿で現代に戻ってくる。
以前からアベンジャーズ/エンドゲームでは誰かが死ぬとか俳優によってはこの作品で卒業だと言っていたのである程度わかっていたことではあるけどやはり辛いですね。
アイアンマン役のロバートダウニーJrはそれこそ現在のMCUの立役者。彼がいなければこのシリーズはここまで続かなかったかもしれないし、11年間のこのシリーズは彼と共にあったのは間違いない。
制作陣がここでMCUシリーズからアイアンマンを外すというのはものすごい決断だったと思いますが、それを実行するのは本当にすごい。
そもそもこれだけの空前絶後の大ヒットシリーズであるアベンジャーズシリーズをここで一旦完結したいと決めたケヴィン・ファイギ率いる制作陣はとんでもないですね。アイアンマン4も制作しなかったし、物語を前に進めることだけを考えていて素晴らしいです。
残されたペッパー・ポッツと娘のモーガンちゃんがめちゃくちゃかわいそうだし、せっかく家庭を築いたトニー・スタークに別の引退の道はなかったのかと考え続けているのですが、やっぱりこの引退の仕方が一番しっくり来るんですかね。
キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスはファンタスティック・フォーの初期2部作から見続けているので、完全にスーパーヒーローの人です(笑)
でもキャプテン・アメリカのMCU各キャラクターのとんでも超能力の中でほぼ唯一身体のみで戦う姿になんだか人間代表みたいな感じに思えて誇らしかったです。
信念を終始曲げない姿や圧倒的なリーダーシップ、そして70年間氷漬けにされたことで愛する人と引き裂かれた過去などなど愛してやまないキャラクターでした。
物語の最後にクリント・イーストウッドみたいになって戻ってきますが、やっぱりロバートダウニーJrと同様でもっと活躍を見たかった!
ああ、アベンジャーズ/エンドゲームロス!
今後のMCU作品に期待
アベンジャーズ/エンドゲームを見てなんだかまだ心ここにあらずみたいなアベンジャーズ/エンドゲームロスが続いています。
でもアベンジャーズ/エンドゲームでインフィニティ・サーガが終わるけどフェイズ3最後の作品であるスパイダーマン/ファーフロムホームがあるし、その先もMCUは続いていきます。
アベンジャーズシリーズもこの先も公開されるようなので今後もMCU作品は期待しかないですね!
もうアイアンマンやキャプテン・アメリカの勇姿は見られないと思うけど、現実世界と一緒で過去だけを振り返っても生きてはいけない。
今後もMCU作品の各キャラクターを見守っていきたいと思います。
二回目の鑑賞は応援上映で吹替で鑑賞!
アベンジャーズ/エンドゲーム鑑賞の衝撃がすごかったのでもちろん二回目の上映に参加してきました。
たまたま二回目は吹替版で応援上映での鑑賞となりました。
上映前にスクリーンの前に置かれていたスパイダーマン。シュールですな(笑)
アベンジャーズ/エンドゲーム上映前には劇場のスタッフがキャプテン・アメリカとキャプテン・マーベルにコスプレして盛り上げてくれました。
はじめての応援上映でしたが、これいいですね!
アベンジャーズ/エンドゲームは3時間以上の超大作ですが、応援上映だと上映前の新作予告編紹介がなかったので上映時間が実質的に短縮となり早く帰れました(笑)
上映中は観客も若い方が多かったので、欧米程ではないにせよ後半のアベンジャーズアッセンブルシーンなどは大いに盛り上がりました。
また、サイリウムも渡されたので暗闇の劇場でアベンジャーズ/エンドゲームを見ながらサイリウムが光る光景はそれはそれは美しかったです!
アベンジャーズ/エンドゲームは日本でも50億円を超える大ヒットなので、しばらくは上映されると思いますし、応援上映も今後も開催されていくでしょう。
二回目ならストーリーもわかっていますし、応援上映がおすすめです。
二回目の鑑賞はアイアンマンとスパイダーマンの師弟愛に感動
ちなみに二回目の上映で一番感動したのはアイアンマンとスパイダーマンの師弟愛でした。
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカでスパイダーマンが初登場し、スパイダーマン/ホームカミングから丁寧に紡いできたアイアンマンとスパイダーマンの関係性が最後の戦いの抱擁に現れていたと思うんですよね。
そしてその関係性がおそらく次作のスパイダーマン/ファーフロムホームへとつながっていく。そしてMCUは今後もつながっていく。
ハリウッドはとんでもないメガヒットシリーズを作り出してしまいましたね。
関連記事です。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーです。この作品でのサノスは大義の上で指パッチンしていますが、2014年時点のサノスは化けの皮が剥がれたのか、それともまだ精神的に幼いのかただのヴィランと化していました(笑)
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