こんにちは、ゆーせーです。
日本人からしたら常夏のリゾートいうイメージのフィリピンですが、実はコーヒーの産地でもあります。
フィリピンの首都マニラのあるルソン島の北部は山岳地帯となっており標高も2000mくらいある冷涼な高原で、コーヒー豆の生育に適しているそうです。
そしてそんなフィリピンでは世界一高価なコーヒー豆として有名なコピ・ルアク(Civet coffee)を日本よりもかなり安く飲むことができます。
今回はフィリピンのサガダというコーヒー豆の産地でコピ・ルアクを激安で飲んできました!
コピ・ルアクとは
コピ・ルアクとはジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆のことです。
つまりウンチコーヒーですね(笑)
ジャコウネコに餌としてコーヒー豆を食べますが、種子にあたるコーヒー豆は消化されずにそのまま排泄されるので、現地の農民はその糞を探して中からコーヒー豆を取り出し、きれいに洗浄してよく乾燥させた後、焙煎します。
ジャコウネコが食べたウンチから丁寧にコーヒー豆を取り出す必要があるので、生産量が非常に限られ、そのため幻のコーヒーとか世界一高価なコーヒー豆と呼ばれています。
ちなみにジャコウネコは下記の画像のような動物です。猫というよりもイタチに近いですね。
また、コピ・ルアクとインドネシア語で「コピ」はコーヒーを指すインドネシア語、「ルアク」はマレージャコウネコの現地での呼び名です。
フィリピンの場合は英語名のシヴェット・コーヒー(Civet coffee)とかアラミド・コーヒーなどと呼ばれています。
そんな世界一高価なコーヒー豆、コピ・ルアクですが日本で飲もうとすると100gの豆でだいたい5000円くらいします。
また、東京で飲もうとしても最低でも1500円くらいします。
そんなコピ・ルアクですがフィリピンなら激安で飲むことが可能です。
幻のコーヒーコピ・ルアクを飲んできた!
幻のコーヒーであるコピ・ルアクですが、ルソン島の北部のサガダという観光地で飲むことができます。
いくつかのお店でコピ・ルアクを飲むことができますが自分はBana’s Coffeeというお店でコピ・ルアクを飲みました。
Bana’s Coffeeですが、サガダの周辺のお店と比較するとコピ・ルアクの値段が高いです。
それでもなぜBana’s Coffeeを選んだかというとコーヒーの国際コンテストで受賞しているという確かな腕があったからです。
参考 フィリピンのルソン島北部、サガダのBana’s Coffeeが国際的な賞を受賞PRIMERせっかく幻のコーヒー豆使っても、焙煎やコーヒーの淹れ方が下手だと美味しくないですからね。
そもそもフィリピンの場合はコピ・ルアクと謳っていても、実際は別のコーヒー豆でしたなんてこともありうるかもしれません。
というわけでちゃんとしたお店で飲むことにしたわけです。
それではまずはサガダのBana’s Coffeeの店内からみていきます。
店内は薄暗いですが様々なコーヒー豆が置いてありました。
お土産で購入することもできます。
また、コーヒーマシンではフィリピンでは珍しく比較的しっかりしたものでした。コピ・ルアク専用のようです。
また、Bana’s Coffeeにはテラス席もあり、外人もよく訪れる開放的なスペースになっています。
サガダの風景も一望できます。
テラス席に何故かコーヒーの生豆が置いてありました。
これがコピ・ルアクなんでしょうかね?
いよいよ実飲!
Bana’s Coffeeのメニューですが、コーヒーなどのドリンク以外にも食事も充実しています。
今回はコピ・ルアク(Civet coffee)のみ注文しました。
通常のコーヒーが80ペソ(日本円で約160円)に対してコピ・ルアクはなんと250ペソ(日本円で約500円)!値段が三倍以上ですが、それでも日本で飲むよりも激安ですね。
いよいよコピ・ルアクがやってきました!
肝心の香りやお味ですが、香りはナッツのような果実の香りがしました。
味は通常のコーヒーよりも酸味が強いという印象。
もちろん美味しいのですが、とても美味しいというほどには感じられませんでした。まあコーヒー豆の品質というより供給量で高額になっているのがコピ・ルアクですからね。
最後にお土産にコピ・ルアクのコーヒー豆を購入。まだ日本に帰ってきてから淹れていません(笑)
ちなみにコピ・ルアクはサガダでBana’s Coffee以外であればもっと安く飲むことも可能です。実際にサガダのいくつかのお店でコピ・ルアクを提供しているのを見かけました。
サガダのみどころ
コピ・ルアクを飲んだサガダですが、フィリピン北部の観光名所でもあります。
うだるような暑さが続く夏のフィリピンでもルソン島の山岳地帯に位置するサガダは冷涼な気候で平均気温は20℃くらいで湿度もないので山岳リゾート地となっており、外国人も非常に多いです。
観光名所として特に有名なのが鍾乳洞やハンキングコフィンと呼ばれる棺桶が吊り下げられた崖です。
ハンキングコフィンはイゴロット族というこの地に住む少数民族の独特な埋葬風習だったようですね。自分はこれが見たくてサガダを訪れました。
ちなみに鍾乳洞もハンキングコフィンもガイドを付けないと回れません。ガイドがサガダ中心地の観光案内センターで雇えます。
自分の場合はかなりやる気のなさそうなガイドが付きましたが、親切に色々と説明してくれましたよ(笑)
その他には郊外には滝があったり、美しい教会もあるのでゆったりと滞在することができます。
また、ワイナリーもあるのでワインもとても有名です。少し飲みましたが、コピ・ルアクだけでなくワインもおすすめです。
サガダの大通りを歩いているといろんなお店でワインが売られています。
もちろんコーヒーもいたるところで販売されています。
サガダの安宿
サガダはフィリピンの避暑地で高原リゾートのようになっているので宿の値段も高めです。
しかしそれでもゲストハウスがあります。自分は地球の歩き方にも載っているサガダゲストハウスに宿泊しました。
シングルルームの個室で250ペソでした。シャワーとトイレは共同でしたが、シャワーはホットシャワーでるので寒いサガダでは嬉しいです。
Wi-Fiは一応使えましたが、かなり弱いので注意です。
サガダゲストハウス以外にもいくつか周辺の宿を回りましたが、ここが最安のようでした。十分に良い宿です。
サガダへのアクセス
サガダは観光名所なので、マニラを始め周辺のバギオやボントックなどからバスがでています。
バスはサガダの観光案内センターのある中心地から発着しています。サガダゲストハウスの目の前です。
マニラとサガダの間のバスは一日に一便しかないので前日までの予約をおすすめします。
あるいは下記サイトからネット予約できるので試してみてください。
参考 CODALINESCODALINESまとめ
以上、サガダでコピ・ルアクを飲んできたお話でした。
正直言って、コピ・ルアクが美味しいかと聞かれるとなんとも言えませんが非常に有名なコーヒー豆なので記念にはあります。
そもそもサガダは非常に過ごしやす気候ですし、観光名所もいっぱいなのでそれだけでも訪れる価値があります。
コピ・ルアクは一生に一度は飲んでみることをおすすめしたいです!
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