一体どっちがいいんだ!ニコンもキヤノンも使った僕だからわかるそれぞれのカメラの特徴。

こんにちは、ゆーせーです。

カメラを購入する際に誰もが悩むこと。

そう!どのカメラを購入すればいいのかという問題!

特に一眼レフを買う皆さんならおそらキヤノンかニコンで迷うはずです。

カメラ界で言うまさしくウインドウズとマッキントッシュのような両巨頭ですが、正直パソコンよりもカメラの方が選ぶの難しいと思います!

キヤノンもニコンも同じようなカメラを発売しているので果たしてどちらを購入すべきか困るのですよ。。。(o´Д`)=з

今回はキヤノンとニコンのそれぞれのカメラを使ったことがある自分がそれぞれの特徴をまとめてみようと思います。

ちなみに自分は以前にキヤノンのEos kiss X4を使っていてニコンのD610に乗り換えしました!(その際にキヤノンのレンズは必要ないので全て売りました(笑))

一般的にニコンは風景、キヤノンは人物

あくまで一般的にですが、ニコンは風景が得意でキヤノンは人物が得意だと言われています。

これはニコンはダイナミックレンジが広くて黒に強く、キヤノンは白に強いからだと言われています。

ダイナミックレンジとは

デジタル一眼レフカメラの撮像素子(センサー)が光を感じ取ることのできる最も暗い部分と明るい部分の範囲。階調を失わずに同時に写し込める明暗差の幅のことです。

これは白黒の問題もありますが、オートフォーカス速度の正確さやスピードも影響していそうです。

例えば、キヤノンであればニコンよりもオートフォーカスの合焦スピード(ピントが合うスピード)が一般的に速いです。

量販店で試してもらえばわかると思いますが、キヤノンの一眼レフは一瞬でピント合います。もう目からウロコってレベルです。

対してニコンも速いのですが、キヤノンには一歩劣ります。しかしニコンはキャノンよりもオートフォーカスの正確さは定評があります。(あくまで一般的な話であり、カメラやレンズにより変わります)

このあたりも動きやすいポートレート写真と静物である風景写真のどちらを得意とするのか?という両メーカーの特徴の違いに現れていそうです。

色の考え方がメーカーで違う

これは自分がキヤノンとニコンで迷う際に絶対に気をつけたほうがいいと思っているポイントです。

各メーカーとも「絵作りの考え方」が違います!

自分が聞いた話だとキヤノンは写真において現実よりも綺麗に写す。

一方でニコンは現実を忠実に再現する。

これはあくまで聞いた話ですが各社の色に対する考え方にこれが現れていると思います。

ただし、あくまでJPEGで撮影した時の話であり、RAWであれば後から自分でレタッチする(色を決める)のでこの各メーカーの色の考え方の影響を受けることは薄まります。

JPEGとは

デジタルカメラで撮影した画像を保存するときの標準の画像フォーマット。実は容量を小さくするために様々な圧縮がかかっている。

JPEGは既に出来上がった写真と考えるとわかりやすいと思います。

RAWとは

撮像素子が受けた光から電荷が生まれ、電気信号に変換して生成されただけの画像データ。

RAWと呼ばれるように「生」のデータなので、圧縮されておらずPCでの加工がしやすい。

しかしJPEGだとかなり気になります。

特にニコンで問題としてよく取り上げられるのが黄色かぶり

特にニコンのEXPEED3までの問題だと思うのですが、JPEGで普通に撮影すると人の肌の色が見た目よりも黄色に近い色になります。

これが補正するにもやっかいで、どうしても血色が悪く見えてしまいます。なのでニコンを購入される際は注意したほうが良いです。

※2018年現在はEXPEED5まで出ていますが、黄色被りは大幅に改善されているようです。朗報!!

撮像素子はソニー製とキヤノン製

あとはカメラの心臓部と言っても過言ではない撮像素子にも違いがあります。

撮像素子とは

撮像素子(さつぞうそし)とは画像を電気信号に変換する素子(センサー)のこと。フィルムカメラでいうフィルムの部分。

ニコンにおいては実はソニー製です。撮像素子は半導体なので設備投資に莫大な金額がかかり、なかなか自社生産は難しいのです。(キヤノンは自社製)

※その他に、ニコンはルネサスや東芝にも委託しているようです。

下記の記事にニコンのカメラのセンサーがどのメーカーで製造されているのかまとめてあります。

参考 ニコンの一眼レフのセンサーメーカーの一覧デジカメinfo

しかし撮像素子も含めてニコンのほうがスペックは概して良好です。

イメージセンサー比較サイトのDXOMARKを見れば一目瞭然です。

参考 イメージセンサー比較DXOMARK

ただし、カメラはスペックよりも人の好みよりけりなのでこれがまた難しいところ。

それぞれのシャッター音も異なる。

その他、ニコンはシャッター音がどちらかと言うと機械チックですがキヤノンは電子音チックです。

そして操作性もレンズを着脱する際の回転方向、ピントリングの回転方向、ズームリングの回転方向など何から何まで逆です(笑)

ちなみにピントリングやズームリングの回転方向が逆なのは歴史的な背景としてキヤノンがライカのコピーを、ニコンはコンタックスのコピーのカメラを製造していたことが関係しているそうです。

特によく聞く「プロカメラマンとして色々な仕事を請けたい人(特に結婚式や七五三などのポートレート系)=キャノンでフォトグラファー(アーティスト)として、作品を撮りたい人=ニコンが多いよね」という考え方には非常に納得がいきました。

その通りだと思います。僕がニコンを選んだ理由は機械的なスペックだけじゃなくて、単純に好きな写真家さんたちが皆、ニコンを使っていたというのが大きいのですがそれがこのあたりに現れているのかも。

あとニコンは壊れません。僕はインドとかチベットとか砂埃舞い散る秘境で平気でレンズ交換したりしてますが、一度も撮れなくなったことはありません。

なのでニコンに対する信頼感は半端ないです(๑´ڡ`๑)

僕がニコンを選ぶ理由。

ただし、キヤノンからニコンのカメラに乗り換えた自分の率直な印象としてはどちらのメーカーも良し悪しがあって単純に比べられない!

購入に迷っている方は最後はフィーリングとかデザインで決めちゃえばいいと思います。(デザインは自分はニコンのメカっぽい感じのほうが好きです)

どちらのメーカーの機種を選ばれても最後はレンズがものを言う世界が一眼レフの特徴だったりします。

その点はキャノンもニコンも長い歴史に裏打ちされたレンズが豊富に取り揃えられており、困ることはないはずです^^

正直、お金があればキヤノンも欲しいです。(笑)

ミラーレス一眼では富士フイルムかソニーがおすすめ!

ここまでニコンとキヤノンの比較をしてきましたが、時代はデジタル一眼レフからミラーレス一眼への移行が加速しています。

かつてのフィルム一眼レフからデジタル一眼レフへの過度期のような状態が今です。

自分も今はニコンのD610を使いながら富士フイルムのX-T2も併用している状態になりました。

【マウント変更】僕がニコンFマウントから富士フイルムXシリーズへ乗り換えた理由

デジタル一眼レフではニコンかキヤノンで迷っていればよかったのですが、ミラーレス一眼ではソニー、富士フイルム、オリンパスも加わって大混戦です。

この記事はあくまでデジタル一眼のキヤノンとニコンの比較なので細かくは書かないですが、ミラーレス一眼ならニコンやキヤノンよりも他社よりも2,3歩先をいくイメージセンサーを開発して最高の画質を引き出しているソニーのαシリーズか、イメージセンサーをAPS-Cで統一することでカメラとレンズシステムを小型化で統一した富士フイルムのXシリーズがおすすめです!