稜線上を歩く。高瀬ダムから裏銀座コースへ。

さて今年は祝日と土、日含めると5連休。さらに有休を木、金と取得すれば最大9連休になるというシルバーウィークのある素晴らしい年でした!

というわけでこんだけ休みが重なれば例年なら海外!!!となるわけなのですが、夏の東チベット旅が非常に良かったのでシルバーウィークの航空券の予約が遅れて海外は断念することに。。。

【まとめ】2015年夏休み!東チベット旅!

もともとは今年は海外旅に行き過ぎなので国内の沖縄とか北海道も考えていたのですが、軒並み航空券が高くてこちらも断念。

というか国内の場合は宿泊費も半端なくてもうどうしようもなかった笑

というわけで残すところは山のみ!登山!

確かにちょうど夏山は紅葉し始めるときなのでベストシーズンなわけです。

あとは天気次第だったのですが、幸いにもシルバーウィークは天気にも恵まれたので、前半の5連休と後半の2連休でそれぞれ山に登ってきました(結局、木金は有休取りませんでした)

というわけで絶好の登山日和だったシルバーウィークを紹介です♬

高瀬ダムから始まった登山

 高瀬ダム 早朝

今回の登山は高瀬ダムからのスタートです。朝四時に七倉山荘を出発し、徒歩で高瀬ダムへ(本当はタクシーで高瀬ダムまで来れます)

高瀬ダムまでは七倉山荘から徒歩で約一時間半くらいかかり疲れました。しかし地獄はまだまだこれから。

高瀬ダム 吊り橋

高瀬ダムを過ぎたこの吊り橋から登山はスタートです。

高瀬ダムの続きは日本三大急登のブナ立尾根が続きます。いわゆる裏銀座コースの出発点です。

ちなみに今回の山登りでは途中まで裏銀座コースを進んでそこから日本最後の秘境と呼ばれる雲ノ平を目指します。

ブナ立尾根 写真

ブナ立尾根を登りきるには平均的な速度でも約4時間程度登る必要があるのでさすがに疲れました。登っている頃にはどんどん空が明るくなっていき、最初は曇りがちだった空も晴れ模様を見せてくれました。

なんどもなんども休憩しながら上を目指していると、ごらんのように景色も変わっていきます!

ブナ立尾根 山

ブナ立尾根 山 風景

最高の天気に最高の山々です。標高の高い山なので木々も色づき始めていました。紅葉の始まりです。

下界では紅葉なんてまだまだ先ですが、高い山では既に紅葉を見られるのもなんだか得した気分です。

烏帽子小屋 シルバーウィーク

そしてへとへとになりながらも烏帽子小屋へ。この時点で既に9時を過ぎていました。朝、4時に出発したのにあっという間です。

今日中に水晶小屋を目指すので、残念ながらオベリスクで有名な烏帽子岳には登れませんでしたが、それでも圧巻の景色!!

烏帽子小屋 紅葉

烏帽子小屋 赤牛岳

烏帽子小屋からは赤牛岳も見れました!本当に赤い地肌してます。

テント泊 烏帽子小屋

烏帽子小屋であった方の中には、今日は烏帽子岳に登ってテント泊するなんて方もいて、今回の僕の登山だとカツカツのスケジュールなので非常に羨ましかったり。。。

あとあとになって気づくのですが、やはり登山と写真撮影はある種別物なので、山で写真を取りたい場合はもう少し時間に余裕を持った登山スケジュールを考えるべきだと実感しました。

あとテント泊だと大幅にテントと寝袋にスペースと重さを持ってかれます。

でもテント泊だと山小屋代の節約になるし、個室スペースを作れるのはありがたいです。ゆえにいつもテント泊を選択してしまいます。(日本でいまだ山小屋に泊まった事がない笑)

野口五郎岳まで稜線上を歩く

稜線 烏帽子小屋

烏帽子小屋までのブナ立尾根までも一気に高度をあげるので、登山してる感があって非常に良かったのですが、やはり山の醍醐味は稜線歩きでした。

烏帽子小屋から野口五郎岳を目指すルートの稜線がめちゃくちゃ良かった!

稜線 野口五郎岳

稜線 野口五郎岳 雲

稜線 野口五郎岳 地肌

稜線歩きって今まで何度かやった事があるのに、天気がよかったからかはたまたルートが良かったからなのか非常に気持ちよく稜線を歩く事ができました。

特にここは裏銀座コース。この道が槍ヶ岳まで繋がっているかと思うと感慨深いです。

稜線 雲の上

雲の上を歩く様はまるで天上人のようです。山に登りにきて良かったと思える瞬間(日差しは半端ないですが。。。)

稜線 雲の上 登山

野口五郎小屋 標識

結局、休憩が多かったからか野口五郎小屋に到着したのは12時を回っていました。少し参考タイムよりも遅いです。やはりザックの重さや寝不足が響いているのか・・・

野口五郎小屋 シルバーウィーク

野口五郎小屋はちなみにこんな感じでした。日中は日陰になるところがなくて辛かった笑

まるで砂漠のような日差しに、下山後は日焼けで大変な事になりました笑

野口五郎岳 頂上

そして野口五郎小屋から約15分で野口五郎岳山頂へ!この登山一つ目のピークへ!

野口五郎岳の名前の由来はこの山の近くに「野口」という集落があった事と、石がごろごろしていたので「五郎」をくっつけたそうな。

そして歌手の野口五郎は野口五郎岳から名前を頂いたそうです。

というわけでここからさらに本日中に水晶小屋を目指すのですが、長くなってきたので次の記事にまわします。

次回の記事は下記をどうぞ!

特殊な気象現象のオンパレード。そして水晶小屋でのテント泊。