ヴリンダーヴァン(vrindavan)でホーリーを体験して写真も撮ってきた。

こんにちは、@ゆーせーです。

3月に少しばかりインドに出かけてかの有名なお祭り、ホーリーに参加してきました。

ホーリーとは

インドやネパールのヒンドゥー教の春祭り。

春の訪れを祝い、誰彼無く色粉を塗りあったり色水を掛け合ったりして祝うクレイジーなイベント。

ハッピー・ホーリー」と言いながら色粉を塗りあい、顔全体や体中が色だらけになってしまいます。しかも色粉はなかなか落ちず、一週間程度残ることもある。

ホーリーで有名なのは北インド、特にガンジス川のあるバラナシとニューデリー近くのヴリンダーヴァン(vrindavan)が有名ですが、今回はヴリンダーヴァンでホーリーを体験してきました!

ヴリンダーヴァンとは

ヴリンダーヴァンはデリーとタージマハルで有名なアーグラーのちょうど真ん中くらいにあります。

デリーからは電車で一時間半のマトゥラー駅で下車して、そこからタクシーやリキシャーで15kmくらいです。デリーからもアーグラーからも1日に10数本の電車が運行しているので非常にアクセスがいいです。

ヴリンダーヴァンはヒンドゥー教の神様の中でも最も人気のあるクリシュナ生誕の地として有名でヒンドゥー教の聖地です。

また、ヴリンダーヴァンはホーリーが激しいことが有名。特にヴリンダヴァンの中心部にあるバンケ・ビバリ寺院(Banke Bihari Temple)が最激戦区

ちなみにバンケ・ビバリ寺院(Banke Bihari Temple)は見つけにくいのでマップを貼っておきます。

今回出会った旅人の中にはせっかくヴリンダーヴァンを訪れたにも関わらずバンケ・ビバリ寺院を発見できずにホーリーを終えた人もいました。

ヴリンダーヴァンはヒンドゥー教の寺院と住宅地が密集していてとても迷いやすいので事前に場所をメモっておくことをお勧めします。

ホーリー1日目

ホーリーの1日目。

お祭りが始まるのは日没以降と聞いていましたが、下見を兼ねてヴリンダーヴァンへやってきました。

ヴリンダーヴァンとその起点となる街であるマトゥラーにはヤムナー川が近くを流れており、ガンジス川のようにガートと呼ばれる沐浴場があり沐浴しているインド人や船渡しもいてのどかなものです。普段はね。

マトゥラーからヴリンダーヴァンまでは乗合のリキシャーで30ルピー。個人でチャーターしても100ルピーくらいです。約30分くらいで着きます。

そしてヴリンダーヴァンからバンケ・ビバリ寺院(Banke Bihari Temple)へ。

しかし下見どころかもう開始してました。

みんな色粉を投げまくっている!寺院の内部も人が密集しまくっていてすごいことになっていました。

珍しく自分がホーリーを体験していることに興奮して、動画を撮ってきたのでどうぞ。

バンケ・ビバリ寺院(Banke Bihari Temple)内部もとんでもないことになってました。

もうわけわからん!

午後から下見を始めて夕暮れ時までいましたが終わる気配がなかったので退散。

どうやらホーリーは少なくともヴリンダーヴァンでは本番より前からやっていることが確認できました。

おそらく1週間前くらいからやっているようなので、うまくホーリーに合わせられない方はその前に訪れてみてもホーリー体験できるかもしれません。

そしてこの日はゆっくり休んで明日に備えました。

ちなみに宿はマトゥラーの駅近くの「Abhiraj Guest House」に泊まりました。

振り返ってみればヴリンダーヴァンに宿を取るのもありだったかもしれませんが、もはや無法地帯(?)のように色粉が至る所から飛んでくるのでマトゥラーでよかったと思います。

Abhiraj Guest Houseは安いし、スタッフが親切でおすすめです。無料で荷物も預かってくれましたし、チェックアウト後もシャワーを使わせてくれました。



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ホーリー2日目(ドゥルヘンディ)

ホーリー2日目。ドゥルヘンディとも呼ばれ色かけ祭りのクライマックス。朝から14時まで粉やら水鉄砲でお祝いします。

ホーリー1日目でもとにかくすごい!やばい!というお祭なのはわかったので、前日のインパクトが凄すぎたからこそ当日はそこまでの興奮はないでしょーっとなぜか穿った見方をしてました。

しかしそんな予想は瞬く間に裏切られてしまい。。。

当日は前日よりはるかにとんでもなかった笑

前日はバンケ・ビバリ寺院(Banke Bihari Temple)の近くのみでホーリーが行われていましたが、この日は街中で行われていました。

そして前日には見られなかった色水も解禁!しかも上から狙ってきます。こんなの防ぎようがない!!

色粉は所詮は吹けばとれるのですが、色水は染み渡ります笑

しかも水鉄砲で撃ってきたり、上の階から地上に向けてバケツで攻撃してきたりで全身びしょ濡れになります。

ホーリーの期間は至る所で色粉が売らています。しかも一つ10ルピーとかなのでめちゃくちゃ安い、これはみんな投げつけるわけです。

いたるところが人でいっぱい!!バンケ・ビバリ寺院(Banke Bihari Temple)まで行きたいのですが行き着くまでに粉を投げられたり水をぶっかけられたり、もみくちゃにされるので休憩しながら少しづつ向かいます。

そして最激戦区のバンケ・ビバリ寺院(Banke Bihari Temple)はもうわけわからん笑

とんでもないことになってました。

ちなみにバンケ・ビバリ寺院(Banke Bihari Temple)の二階から撮影するには500ルピーぼったくられます。

この日ばかりはと、自分も500ルピー払いましたが5分しか撮影許されませんでした。(滞在時間はぼったくる人によるっぽい)

5分で500ルピーを高いと見るか安いと見るかですが、行かれる方は注意して下さい。

いやあー!!しかしこのお祭りしんどい!

自分は普段はお祭りの最後まで見て帰る人間なのですが、ヴリンダーヴァンのホーリーに関しては激しすぎて体力を消耗。ほんとわけわからないことになります。さすがはインドの中でももっとも激しいホーリーが体験できると言われるヴリンダーヴァン。

写真を撮りながらの体験でカメラにも気を使わなければならなかったので12時には退散してマトゥラーに帰りました。

ホーリーは14時終了なのですが、14時になるとみんな片付けを始めて各々帰っていったそうです。

ホーリーの準備

ホーリは見てわかるようにとにかく汚れます。

色粉をかけられ、水鉄砲やバケツで水浸しになり、もみくちゃにされるので大変なことになります。

なので取り返しのつかなくなる前にホーリーは準備がとても大事!!!

身に付けるものは捨てることを前提に

ホーリーの色粉はお祭りが終わっても衣服についたら落ちないのでとにかく捨てることを前提にいらない衣服で臨みましょう。

もちろん捨てることが前提なので安い服でいいです。こんなイベントに高級な服で望んだら服が泣きます。

できたら白い服で体験したら汚れ具合(?)が見れて面白いです。

例えば自分の場合は白い服がホーリー1日目でこんなことになりました。

そして当日のあとはさらに汚れて。。。

とんでもないことになりました。。。

もちろんホーリーを体験したあとはすぐに捨てましたが、とにかく汚れるので注意!

また、ホーリーに身につけていく衣類や待ちものは最低限にしましょう。至る所に色がつくのでできればかばんなども安物にすべきです。

汚れが落ちないのであとから悲しいことになります。。。

カメラは防塵対策を

ホーリーはカメラにとっては耐久性を試されるイベントです。

防塵防滴のあるカメラとレンズを選びましょう。

自分の場合はニコンのD610と富士フイルムのX-T2で臨みました。レンズも純正レンズで防塵防滴性能をあるものを使いました。

ただし防塵防滴性能があるからといってそれだけでは不十分です。

カメラの上からビニールなどでカバーをしましょう。レンズの前玉さえでて入れば写真は撮れます。

こういった市販品も激しくおすすめします。とにかく前玉出てればOKです。

自分の場合はぐるぐるとビニールを巻いて、テープでガチガチにとめて参加しました。

それでもホーリーの後はかなり汚れていてこんな感じになりました。

これでもかなり色粉を取り払った状態です。

ホーリーは激しいのでビニールの中まで粉が侵食してカメラとレンズ本体も汚れていましたが、なんとか取り除ける範囲でした。

カメラに不安があるようなら防水ケースに入れたiPhoneにしたほうが無難です!

もしかしたら壊れても海外旅行保険が適用されるかもしれませんが壊れないに越したことはないので。

ホーリー後の反省

ホーリーなめてました。( ̄ー ̄)

この一言に尽きますね。

衣類も捨ててもいいものにしましたし、カメラもカバーしましたが、カメラバッグは死にました。

ホーリーを体験してから一週間以上経ちましたが、この状態から回復しておりません。さらにジッパーにも粉が侵食してバカになりました。

大容量カメラバックパック。Vanguard UP-Rise 48レビュー。

気に入っていたのですが、新しいの買わないといけません( ̄ー ̄)

あとはとにかくエネルギッシュなお祭りでしてめちゃくちゃ疲れました。というか休める場面がないんですよね〜

ヴリンダーヴァンはホーリー当日は前からも後ろからも上からも襲われますし、リキシャなどに乗っていても粉を投げつけられます。

なんども目の中に粉が入って前が見えなくなりましたし、カメラもなんど壊れるかと思ったかわかりません。(というかカメラを推奨するイベントではない)

ちなみに参加される際はコンタクトレンズでもメガネでも前が見えなくなるのでゴーグルで目をガードして行った方がいいです!

まとめ

いろいろ書きましたが、めちゃくちゃ楽しかったです!!!!

こんなクレイジーで激しいイベントが世界にあるなんて知りませんでした。

一生に一度は絶対に体験すべきだし、体力のある若いうちの方が思いっきり楽しめると思います。

めちゃくちゃ疲れるイベントですが、普段からめちゃくちゃなインドが最もめちゃくちゃになる1日です。楽しまなきゃ損!

そしてあきらかにカメラ推奨のイベントではありませんが、写真が趣味の人間としてはどうしても撮りたかった。カメラも壊れなかったし満足です。

そしてホーリーというイベントを知ってからずっと行きたいと思っていたので、今回ついに念願叶いました!

最後に来年以降のホーリーの日程を載せておきます。

ホーリースケジュール
2019年3月20日(水)〜3月21日(木)
2020年3月9日(月)〜3月10日(火)
2021年3月28日(日)〜3月29日(月)
※ホーリーは二日目が色かけ祭りのクライマックスです。朝から始まり14時には終了します。

想像をはるかに超えるすごさでした。行かれる方は覚悟して参加してくださいね!応援します!