こんにちは、@ゆーせーです。
前回の記事は下記をどうぞ
【秋田】大曲の花火の前に秋田観光。夏の秋田は良い避暑地です。さて今回の記事は日本全国で開催されている花火大会ですが、そんな数ある花火大会の中でも最高峰と称される、全国花火競技大会(大曲の花火)の紹介です。
実際に行ってきたので実録としてレポートします!
大曲の花火は打ち上げ前から始まっていた。
さて14時までは角館を観光し、角館駅から大曲へ移動します。大曲の花火大会の日はいつもは閑散としているであろう電車も超満員。臨時電車としてナイアガラという名前の電車が走っていました。
こちらがナイアガラという名前で走っていた臨時電車。電車自体は普通。。。笑
こちらが大曲駅の写真。花火が始まる4時間前から既に超混雑でした。おそらく大曲にとっては一年で一番混む日でしょう。ヤバイ!
ちなみに大曲に着いた後にスーパーに買い出しに行ったのですが、人の量がヤバイ!スーパーのとっても一年で一番のかきいれどきです。もはや投げ売り状態でした。
もし花火が開催されなかったらこの大量の食品は全て廃棄されるのでしょうか。。。汗
そんでもって大曲の有料観覧席に到着!
今回はせっかくの日本最高の花火大会なので有料観覧席で見ることにしました。一枚約4000円くらいだったような。。。でもマス席での購入になるので個人で購入するには誰かとシェアして購入するのがいいですよ!
ちなみに大会前はいくら涼しい秋田といっても、直射日光はきつい!というわけでみんな座敷席の後ろの日陰で休んでいました。その他トイレや緊急時のスタッフはどこにでもいるので安心です。
さてそれでは大曲の花火のレポートに入る前に軽く大会の歴史を紹介します。
秋田県大仙市大曲地区で開催されている全国花火競技大会は、1910年に「第一回奥羽六県煙火共進会」として始まったのが最初とされています。
当時は優勝賞金が極めて高かったため、全国の花火師が参加するようになり「全国花火競技大会」に改称して全国の花火師が競う大会となりました。
競技内容は17時頃に開始される昼花火の部と、19時から開始される夜花火の部に分かれ、夜花火の部は課題・自由玉の10号玉二発と創造花火の部で競います。総合優勝者には内閣総理大臣賞、創造花火の部優勝に経済産業大臣賞、10号割物の部優勝には中小企業庁長官賞、昼花火の部優勝に大会会長賞が与えられます。
ちなみに、競技玉は作った本人が打ち上げなければならないなどの細かなルールが数多くあるそうです。
。。。それでは実録レポート!まずは昼花火からです。
昼花火の部
まずは17時から行われる昼花火の部。昼花火の競技大会は全国花火競技大会でしか開催されていません。
そういうわけで日本でも非常に珍しく、初めて観ました!音や煙の色、煙の形を使って競うので、夜の部とはまた異なる花火を鑑賞できます。
桟敷席に集まった観光客の皆さんは皆歓声をあげていました。
まさかの昼花火によるナイアガラもありました。めっちゃ綺麗でした!
夜花火の部
そしていよいよ夜の部です。まずは競技で課題となっている自由玉の10号玉二発。
全国の花火師たちが一発一発、丹精を込めて打ち上げていきます。10号玉は花火のスケールが大きいからか、後述する創造花火や他の花火と異なる場所から打ち上げていました。10号玉は花火のサイズが大きく、ドカンという音もサイズに比例して大きい非常にダイナミックな花火です。
そして10号玉の競技と交互に行われるのが創造花火の部です。こちらは音楽に合わせて「花火は丸い」という概念を破り創造性を追求する競技です。
最近では各地で見られるようになったキャラクターや動物などの創作花火は、この全国花火競技大会が発祥とされているそうです。
この競技では昔の日本の歌謡曲からディズニー映画で話題作の『アナと雪の女王』のLet it goまで、幅広い音楽を使って花火師の創造性を発揮していました。
創造花火ではスターマインや8号玉なども打ち上げるので、花火の美しさや創造性を見るにはこちらのほうがオススメです。
まさかのハートの花火まで!?(゜ロ゜)
大会提供花火
そして毎年競技の合間に打ち上げられる「大会提供花火」。
大曲花火協同組合青年部が1年かけて製作するそうですが、これは凄かったです! 大会提供花火は毎年テーマが変わるのですが、今年のテーマは「Bolero ボレロ」。音楽に合わせて打ち上げられる花火は、まさに光の爆発。
なんとかレンズに収めようと必死にシャッターを切りましたが、もう花火の量が凄すぎて何が何だかわからなくなってしまいました。写真では伝えられないですが、まるで光のシャワーを浴びているようで本当に綺麗でした。
今回、関東からはるばる秋田まで大曲の花火に行ってきましたが、また観に行きたいと思えるくらい価値のある花火大会でした。
やっぱり全国花火競技大会はすごい!花火は花火師が生み出す芸術なのだと改めて再認識できます。
次回の記事は下記をどうぞ
【秋田】男鹿半島の主要スポットを丸一日でざっくり回ってきた。