沖縄の神秘の秘島!12人しか島民のいない新城島(パナリ島)に貸切で格安に宿泊してきた。

こんにちは、ゆーせーです。

7月に沖縄の八重山諸島のうち、石垣島と新城島(パナリ島)と西表島と鳩間島を旅しました。

旅をしたどの島々も素晴らしかったです。そして島が小さく、観光客の少ない島であればあるほどプライベート感を味わえました。

そんな島巡りの中でとても印象深かったのが新城島(パナリ島)でした。

この島ですが、島民はなんと12人しかいません。そのため宿泊施設などもなく、島への定期就航便などもありません。

そしてエメラルドグリーンの海がとにかく美しい島でした!

普通は泊まれない沖縄でもなかなかレアな島なのですがある裏技を使えば、宿泊できるのでその方法をお伝えします٩( ‘ω’ )و

うまく使えばほとんど無人の島で沖縄の海を満喫することができますよ!

新城島(パナリ島)とは

新城島(パナリ島)とは上地島(かみじじま)及び下地島(しもじじま)からなる八重山諸島の島の総称です。

下地島は牧場しかないので、観光客にとっては実質、上地島がパナリ島となります。

ちなみにパナリ島とは
新城島の別名はパナリ島と呼ばれ、こちらの方が一般的によく使われます。パナリとは八重山の方言で「離れ、隣り合わせ」を意味します。

パナリ島の地理的には西表島と黒島のちょうど間あたりに位置しています。

沖縄の八重山諸島ということでもちろん、サンゴ礁の島です。島にはビーチもいくつかあり、大きながじゅまるの樹や舗装されていない道など自然豊かな環境が広がっています。かつては近隣の海にはジュゴンも生息していたそうです。

標高差もなくひらぺったい島なので、比較的天気の良い日が多いそうです。雨は標高差の大きな西表島で落ちるとガイドさんも言っていました。実際、西表島は雨がよく降ってました(笑)

また、島にはハブやマムシなども生息していないので安心して観光することも可能です。実際、パナリ島で真夜中や早朝に散歩しましたが危険はなかったです。

島へアクセスするには定期就航便がないので、観光ツアーに参加して安栄観光の「石垣-大原」航路に乗って途中下船したり、チャーター便を確保するなど一手間必要です。

パナリ島に宿泊する方法

ここからはパナリ島に宿泊する裏技です。

パナリ島に宿泊する方法は、パナリ島の観光業を営んでいるパナリ島観光に電話で問い合わせするしかありません。

下記にパナリ島観光さんのホームページを掲載しておきます。ホームページには日帰り観光ツアーしか掲載されていないので、ホームページに掲載されている電話番号に直接問合せになります。

参考 パナリ島観光パナリ島観光

問い合わせすると、基本的には2人以上でツアーに参加すれば、日帰りツアー代に加えて素泊まり一泊で1人4000円を追加すれば、一泊二日のツアーにしてもらえるはずです。

注意
パナリ島には食料が買える売店などはないので、石垣島で食材を買ってパナリ島では自炊するように伝えられます。

家族経営で運営しているツアー会社になるので細かいアレンジも可能です。

自分たちの場合は、行きは石垣島出発で帰りは西表島行きのプランにアレンジしてもらいました。石垣島より西表島の方が近いので、若干ですがツアー代金を値下げもしてもらえてめっちゃ嬉しかったです!

パナリ観光ツアーに参加してきた

旅行の2週間ほど前に電話で予約して、いよいよ7月にパナリ島を観光してきたのでその体験記になります!

石垣島からパナリ島へ

まずは石垣島の石垣港離島ターミナルでパナリ島観光のツアーガイドさんと待ち合わせです。

今日のツアーは自分たち2人と別の観光客2人の計4人でした。別の観光客2人は日帰りツアーだったので、宿泊は自分たち2人のみ。つまり島民をのぞいてパナリ島を独り占めできます!

石垣港離島ターミナルで、パナリ島行きのフェリーチケットを渡されました。

石垣島から離島に行く際にいつもお世話になる安栄観光のフェリーの西表島の大原行き路線の途中下車でパナリ島に行くことになります。フェリー代金は往復共にツアー代金に含まれています。

いつもの安栄観光のフェリー。

石垣港離島ターミナルからパナリ島はフェリーに乗ってだいたい20分くらいで着きます。内海なので波も高くなく船もぜんぜん揺れません。

パナリ島へ到着。通常はパナリ島には泊まらないので、普通に石垣島から西表島目指していた人には勘違いしてこの島で降りようとして止められている人もいました。

途中下車ってなんだか特別感あって好きかも(笑)

パナリ島に到着して最初に感じたのはとにかく美しい島ということ。

沖縄の島々は離島に行けば行くほど、小さな島へたどり着けば着くほど、静かな美しい島が多いと感じます。

後から振り返れば今回の石垣島と新城島(パナリ島)と西表島と鳩間島の旅でももっとも美しい海と島と感じたのはパナリ島でした。

日帰りツアー体験

パナリ島に到着したのでまずはパナリ島観光の施設で水着に着替えます。

パナリ島観光の施設は簡単な売店・シャワールーム・更衣室・トイレがあるので日帰りツアーなら不自由することはありません。

めっちゃ小さな離島ですがインフラは整っていて、トイレもちゃんと水洗でした。まさかのフリーWi-Fiも飛んでて驚いた(笑)

パナリ島の家々は沖縄の伝統的な平屋ばかりですが、八重山の他の島よりきれいな家ばかりでした。整備が行き届いていてすばらしいです。

水着に着替えた後はパナリ島の北の浜でシュノーケリングです。

シュノーケリングに必要な機器(ゴーグル、フィン、ライフジャケットなど)はレンタル可能です。

北の浜はどこまでも続くエメラルドグリーンの海でした。ところどころにはサンゴ礁もあります。そしてでっかく西表島も見ることができます。

観光客は我々しかいないので思いっきりくつろいでプライベート感を楽しむことができます。

シュノーケリングは一時間くらい楽しむことができました。ずっとガイドさんがつきっきりで潜ってくれるので危険も全く感じませんでした。

北の浜でのシュノーケリングのあとは施設に戻ってガイドさんが作ってくれた八重山そばとおにぎりの昼食をいただきました。

八重山そばめちゃくちゃ好きなので嬉しい。シュノーケリングは意外に体力使うので体に昼食が染みます。

昼食の後はガイドさんと一緒にパナリ島を散策。パナリ島の集落はかなり小さいので簡単に回ることができます。

パナリ島の集落の真ん中には公民館があって、自由に屋上まで出入りできました。階段にはパナリ島に生息しているヤギなどの糞だらけで驚いたけど(笑)

公民館の上からはパナリ島一望できます。パナリ島の家々はほんと整備されています。

パナリ島に住んでいても実際には石垣島や西表島にも家があり、パナリ島の家は別荘みたいな感じで使っている人も多そう。

ただ、パナリ島の集落は一部のみでほとんどは原生林で囲まれています。

なので集落から外れるとすぐにこんな感じで緑で囲まれます。そんじょそこらの日本の田舎でも味わえないジャングル感。森が生きていることを肌で感じられます。

また、パナリ島には至る所に御嶽(うたき)があります。

御嶽は撮影したり立ち入りが禁止されているので絶対に入らないようにしましょう。いろいろ調べればわかることですがかなりヤバいことになりますので…。島民ですら立ち入れなかったりもします。

ちなみにガイドさんの話だと御嶽の中にはジュゴンの骨が祀られていたりするそうです。パナリ島にはジュゴンが生息していたことから人魚伝説などもあり、そのあたりも神秘の島や神の島と呼ばれる所以ですね。

集落を一通り散策した後にはクイヌパナと呼ばれる島の絶景スポットの展望台へ。

そしてクイヌパナの近くの浜辺へ。ほんとエメラルドグリーンの海きれい。

小さなウツボもいました!

一通り散策したので日帰りツアーの最後は車で少し行った、下地島桟橋との近くのビーチへ。

このビーチですが午前中は波が高くて午後しかシュノーケリングできないそうです。というわけで集落を散策したあとの午後のシュノーケリングになりました。

こちらのビーチからは下地島がはっきり見れます。そしてもちろんサンゴ礁もいっぱい!

個人的には北の浜よりこちらのビーチの方が好きでした。よりプライベート感もあります。

そしてこちらのシュノーケリングのあとに施設に戻って着替えて、日帰りツアーは終了となりました。日帰り観光の別の2人とはここでお別れです。

そして自分たちはパナリ島に宿泊するのでまだまだ時間はあります( ✧Д✧) カッ

パナリ島に宿泊

パナリ島の宿泊ですが、パナリ島観光の施設の隣にある離れに宿泊することになります。

離れにはゴザや扇風機やキッチン、冷蔵庫があるので泊まる分には困りません。トイレやシャワーはパナリ観光の施設の設備を使えます。

エアコンは沖縄らしく1時間100円のコイン制です。

ガイドさんも別の島民さんのもとに飲みに行ってしまったのでここからは完全にフリータイム。

クイヌパナとパナリ島の上地港近くのスポットで思いっきり夕焼けを撮影したりしてました。

観光客は自分たちしかいないし、島民は数人しかいないのでパナリ島の夜はほんと静かでした。

静かすぎて公民館の屋上で野外カラオケしたりしてました(笑)

ちなみに夜はパスタとスパムのみ!男飯!

パナリ島とお別れ

夜ももちろん静かなパナリ島だったのでぐっすりと眠ることができました。

楽しかったパナリ島ともいよいよ午前中の西表島行きのフェリーでお別れです。

時間はあったのでパナリ島の原生林を散策したり北の浜へ行ったりしました。

ほんとパナリ島の海きれいです。

そして時間。西表島の大原行きのフェリーに途中乗車します。

パナリ島また訪れたい!

まとめ

というわけで普通は日帰りしか考えないパナリ島へ宿泊してきた体験記を書きました。というか日帰りでもパナリ島を訪れようと考える人は少数派ですよね(笑)

沖縄本島や石垣島ももちろん良いのですが、個人的には沖縄の離島へ行けば行くほどゆったりした時間が流れていて、海の色も美しくカラフルになるので好きですね。

まだまだ巡っていない離島はいくらでもあるので、沖縄に限らず離島の旅はこれからも続けていきたいと思います。

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