さて涸沢の絶景を今年も堪能できたのでいよいよ北穂高岳の登頂を目指します。
前回の記事はこちらです。
上高地から北穂高岳を登る。今年の涸沢も絶景でした。上の写真のさらに奥の頂が北穂高岳です。
北穂高岳は一般的に涸沢より登れる奥穂高岳よりは難易度が低いと言われています。
実は何気に昨年は奥穂高岳に登っているので、今回は昨年よりも楽なはず。
日本第三位の標高!奥穂高岳に登る。しかも今年は涸沢に荷物をデポっているので身軽です。果たして北穂は僕に微笑んでくれるのか!?
涸沢にしばしの別れ
さて涸沢にしばしの別れ(5時間くらい笑)して、北穂高に続く道を登っていきます。
北穂高へは涸沢ヒュッテから見て涸沢小屋の右にあるルートを登っていきます。
北穂高への登山道を歩いているとすぐに涸沢ヒュッテのテントが小さくなりました。
涸沢ヒュッテの標高は2,300m。北穂高は3,106mなので高低差は約800m。それを二時間くらいで登るので何気に急登です。
この先の登山道からは落石や鎖場、はしごもあることからヘルメット着用の登山者も多く見かけました。
北穂高ではしごがかけられている場所はほぼ垂直でしたw
間違いなくヘルメット着用しないと危険です。
キツい北穂高までの道のり
さすがに涸沢-北穂間のルートは上高地から涸沢に来るルートとは違います。キツかったです。
そしてどんどんと小さくなっていく涸沢ヒュッテのテント場。
こんなところ登っていて本当に今日中に涸沢ヒュッテにまた戻れるのだろうか?そんなことをこのあたりでは考えておりました。
登山道もめっちゃガレています。
しかしこれだけガレてると登山もスリルがあって楽しいです。
ガレ場をどんどん登っていきます。涸沢-北穂高は確かに登りキツいですが、標準タイムも2時間半くらいですし、短いので頑張れます笑
北穂分岐。ここまでくれば頂上まであと少し!
最後のがれ場をよじ上れば。。。。
ついに北穂高岳に登頂!ピークを踏めました!!!
頂上は意外に広くて集団でいいちこ飲んでるおっちゃん達がいて驚いた笑
圧巻の景色の北穂高
この日は快晴だったので槍ヶ岳も抜群に見えました。北穂高岳から槍ヶ岳へ向かう大キレットも含めてかっこいい!
自分もいつかは目指してしまうのだろうか。大キレット。。。
そして奥穂高方面にいたる南稜ももちろんバッチリです。こちらもいつかは。。。
奥穂高は険しい道を頑張って頑張って登ってやっと登頂した感があったので登りごたえのある登山でしたが、北穂高は景色を楽しむ山だなと感じました。
一気に好きになりました。北穂高。
そして食堂でクラシックが流れるというお洒落な山小屋の北穂高小屋にももちろん訪問。絶景のテラスやそこでワインを飲みながらのんびりしているおじいさんなんかを見つつ、絶対次はここに泊まるという決心を固めて下山開始!
そして涸沢に戻る
涸沢を13時に出発し、北穂高を出たのは15時少しすぎなので良いペースです。
日没までには帰れそうな算段もついたので帰りは少し余裕が持てました。
雲がシルエットになって独特な模様がついた山々。
下りもキツかった鎖場やはしご。
そしてどんどん近づいてくる涸沢のテント場!ついに涸沢に帰ってきた!
結局4時台には涸沢に帰ってくる事ができました♬どんどん鍛えられて登山が上達している気がします。
涸沢の夜景!
そしてここからはせっかく涸沢でテント張ってるので夕焼け&夜景撮影。
夕焼けは思ったよりも焼けなくて残念。
ただし夜景はすごかった!
夜は少し曇り始めたので奇麗に星は出なかったのですが、夜空と涸沢のテントと紅葉はやはりサイコーでした。
惜しむらくは三脚を車に置いてきたこと。軽量化と天気を考えて持ってこなかったのですが、やっぱり三脚って例えいらないと思っても頑張って持ってくるべきアイテムですね。
ほんと肝心なときにないことが多い。。。笑
とは言え、ISOいじったり柵を利用してなんとか夜景も写真におさめられたので良かった。
あとは友達が涸沢ヒュッテに泊まっていたので頻繁に出入りしていたのですが、なんと涸沢ヒュッテの食堂には岳の漫画家の石塚さんの手書きイラストが!!主人公の三歩!
北アルプスに来ると岳が読みたくなるのは僕だけではないはず!
続きは次回のブログで
涸沢のモルゲンロートとおすすめな秘湯「白骨温泉」