ジュクンド(玉樹)からセルシュ(石渠)へ。生粋のチベタンテースト。

【この日の移動】

ジュクンド(玉樹)→セルシュ(石渠)(乗り合いバン 50元 約2時間)

【この日の宿】

色須賓館 ドミトリー 35元

旅に出て七日目。前回の記事は下記をどうぞ。

ジュクンド(玉樹)に到着!ジャナマニに感動!

本日はジュクンド(玉樹)よりさらにディープな場所へとのことでセルシュ(石渠)という街に行きます。

ジュクンドもカム地方ですがセルシュはもうすこし成都に近いのでもう完全にカム地方ですね笑

ジュクンドの街がいささか微妙だったので期待です!

朝からジャマナニへ

本日はセルシュに行く前に昨日とても気に入ったジャマナニへ早朝に行ってみました。

もちろん朝から巡礼者たちで混み合っています。

ここって24時間こんな感じなのでしょうか?巡礼者が途絶えることってないのかな。とても気になる。

巡礼路を二周しつつ、写真を撮りながら歩きました。

朝ごはんにとうもろこし。味が薄かった。。。

セルシュへGO

ジュクンドからセルシュまでは100キロくらいあります。時間にしたら大体2時間くらい車に乗れば着く距離です。

ジャマナニでセルシュまでの乗り合いバンを探そうとしましたが、どうやらなかったようで(方向的にはジャマナニのほうがジュクンドよりセルシュに少し近い)、大人しくジュクンドーに戻って乗り合いバンがたむろってる場所でセルシュ行きの乗り合いバンを探します。

簡単に見つけることができましたが驚いたのは乗り合いバンの運転手やチベット僧がチベット語しか読めなかった。

なるほどここは中国であっても、中国じゃないんだな(チベット文化圏なんだな)ということを強烈に感じた瞬間となりました。

チベット語とか上のような表記なので完全に僕にとってはエルフ語です。ロードオブザリングの世界です。

乗り合いバンはぎゅうぎゅうになって出発し、途中で建設途中?の高速道路や4200mの峠を越えて無事セルシュへ。

ちなみに僕が行きたかったのは正確にはセルシュではなくその途中にあると思っていたセルシュゴンパのことでしきりにドライバーにセルシュゴンパに行きたい!と伝えてたらどうやら両者は同じ場所にありました笑

ガイドブックには別々と書かれていたのに、どうやらくっついたか(小さな街なので)、あるいはガイドブックの表記が間違っていたかどちらかですね。

※この記事を公開した際にチベットに詳しい友人からご指摘あったのですが、どうやらセルシュはガイドブック通り別の場所にあったようです笑
お騒がせいたしました。

セルシュゴンパと巡礼者達

セルシュゴンパですが初めてみた瞬間に一目惚れ!

めっっっちゃかっこいい!

チベットの寺院っていちいちラスボスの居城みたいなフォルムが多くて男心をくすぐります。

セルシュゴンパも世界遺産であってもおかしくないくらいかっこいい!

そして巡礼する人人人!気に入ったこの場所!

早速宿を確保!めぼしいところはほんとなくておそらくこの街唯一くらいのホテルがこのセルシュホテル(色須賓館)でした。

自分がとったのはこの35元の部屋。シャワーなし、洗面台なし、しかも暖房も効かずで、吹きさらしでない限りは外と変わらないくらいの気温でした笑

あと鍵は渡されません。信用の世界ですね笑

一応、120元の部屋もあるらしいです(確認はしてません)

オーナーさんの女性はすごく親切で、団欒室兼食堂が暖かかったので寝る前までここで過ごしました。

こちらが団欒室です。テレビもありました。延々DVDが流れているだけでしたが。。。

ちなみにWi-Fi使えます。

そして荷物を置いて、お腹が減っていたので麺(名前忘れた)を食べました。完全チベット人経営なので何も伝わりませんので、ボディーランゲージです笑

ご飯を食べたらいよいよセルシュゴンパへ!

いやあやっぱりセルシュゴンパかっこいいです。

そして巡礼者と一緒に巡礼路を歩いてみました。

アップダウンもあるのでだいたい普通に歩けば一周が約1時間くらい。

けっこうしんどいのですが、巡礼者達は来る日も来る日も何周も歩きます。ほんと信仰の力ってすごい。

途中にはヤクを放牧する遊牧民の姿も。モンゴルでも遊牧民の家にホームステイしたことありますが、日本では考えられないような生活はみていて飽きないです。

【テレルジ】テレルジ二泊三日ツアー最終日。遊牧民のゲル宿泊は貴重な経験になりました。

ヤクのうんちを燃料に使うために乾燥させてました。(チベットでは家畜の排泄物を燃料に使うのは一般的です)

謎のチベットパーティーにまきこまれる。

一通りセルシュゴンパをみて、宿に帰ると団欒室でチベット仏教徒たちのパーティーが。

まったく言葉は通じないので意味不明だったのですが、こちらも部屋に戻ってもむちゃくちゃ寒いだけなので、なんとか団欒室にいたい。

というわけで団欒室にいたら、ご飯やらジュースやらいろいろご馳走になってしまった。

あと言葉がわからないですが、チベットのガイドブックを持ってたので見せたら興味津々でした。

僧侶も人ですからね、息抜きは必要ですよね。

写真も撮りたかったのですが、暗すぎてシャッタースピードが稼げないのと暖炉とその周辺の気温差が激しすぎて結露が怖くて断念。

しかしパーティーにお酒がなかったのが僧侶っぽい感じではありました笑

彼らは0時過ぎまで騒いでいたようです。

そのあとは決死の覚悟で−10度の中、セルシュゴンパと夜空の写真を撮りに行ったのですが残念ながらセルシュゴンパはライトアップが強すぎて星は写りませんでした。

最後はチベット僧侶たちと記念撮影w

次回の記事は下記をどうぞ

セルシュゴンパで一日中コルラする