【この日の移動】
ラーワルピンディ→ギルギット(夜行バス(NATCO 21時間 1400ルピー)
【この日の宿】
コショーサンゲストハウス (ドミトリー 500ルピー)
旅に出て四日目。前回の記事は下記をどうぞ。
ついにイスラマバードへ。とても親切なインドって感じです。本日はいよいよカラコルムハイウェイ(KKH)を行きます!
8000m峰の山々すら姿を現わすカラコルムハイウェイですが、ドライバーが一歩間違えれば谷底へ真っ逆さまのデスロードでもあります。
さらには途中には山賊にバスが襲われるというスポットも!?
果たして本日の目的地、ギルギットまで無事に辿りつけるのか?
21時間のデスロード
昨日の18時からバスに乗ってギルギットまで向かっているのですが結論から言うと21時間かかりました笑
日中は五月でも30℃あるパキスタンですがさすがに夜の走行するバスの中では寒い!半袖で乗り込みましたが上着は持って乗車するのをオススメします。
道中では0時になって夕ご飯に止まったり。
ここのダーリ(豆カレー、ダールカレー)は美味しかった。
ちなみにパキスタンのカレーって日本のカレーにすごく近くて、インドみたいにあまりベトベトしていないし辛くないです。
インドでは毎回お腹壊すのですがパキスタンではそんなこともなく毎回美味しくご飯食べられました^ ^
そのほか、カラコルムハイウェイに入る前にバスが壊れて深夜未明に修理始めたり。
やっぱりカラコルムハイウェイはさすがに悪路で一歩間違えれば谷底へ真っ逆さまのデスロードでした。
でも道中の山々の美しさはハンパない。
ナンガパルバットの近くを通るということでジロジロ探してみたのですがどうやら反対側の席からしか見えず残念でした( ͡° ͜ʖ ͡°)
ちなみにナンガパルバットは「死の山」と呼ばれ、死亡率は22.30%。冬季初登頂が2016年というあたりからも難易度が高い山であることがわかります。
人類史上初の8000メートル峰全14座完全登頂(無酸素)を成し遂げた超人・ラインホルトメスナーが弟で登山家のギュンター・メスナーを亡くした山でもあります。
いやあ、拝んでみたかったです。
その他、ビビったのが警察のチェックポイント!
チェックポイント自体は9個あったようですがパスポートとビサのコピーがあったのでスルーできました。
しかし一点だけは突発できず僕だけ降ろされて警察のチェックを受けに薄暗い小屋へ連れていかれました。
そこにはショットガンを持った警官が数人いて、座ってパスポートを見せなさいとのこと。
下手なことしたら死ぬな。。。
今まで味わったことのない初めての冷や汗をかきました笑
まあもちろんなんともなかったです。
そして朝ご飯とも昼ご飯ともつかず休憩時間が12時にありました。
休憩の予測がつかめないので、バスには軽食やドリンクを持ち込むことをお勧めします。
やっぱりカレーうまい。
そしてチャイ!
インドと同じ味でした。アイ・ラブ・チャイです。スタバでも基本的にコーヒーではなくチャイ派です。
ちなみにフンザのような北部のパキスタン人はチャイに塩を入れて飲むのが一般的なよう。僕は甘々が好きなので遠慮しておきましたが。
そしてここでも仲良くなったパキスタン人が昼飯奢ってくれました。
彼らのホスピタリティーってほんとすごいです。
ムスリムの旅人には優しくしろという教えだったり、パキスタンに来てくれてありがとう!ってことだと思うのですが所得で言えば日本人の方がぜんぜん上の訳で、それでもこういうことをしてくれることにいたたまれないけど嬉しかったり。
彼らはぜんぜんぼってこないし、ほんと親切なインド人という感じ。パキスタンええです。
そして21時間かかってギルギットに着きました。
ラカポシ山の麓、ミナピン村へ
ギルギットから乗って来たバスがアーリアバードまで行くとのことで、さらに便乗して途中まで乗せてもらいました。
おろしてもらったのはこのポイントです。
地図も載せておきますね。
ちなみにカラコルムハイウェイの幹線道路の途中で降ろしてもらうので事前にギルギットあたりで車体の上にのしてた荷物は取っておいてもらったほうがいいはずです。
そしてここからはヒッチハイクでミナピン村へ。ヒッチハイクはいとも簡単に捕まるはずです。パキスタン人めっちゃ親切なので。(ちなみに僕は百発百中でした)
ちなみにカラコルムハイウェイの幹線道路からミナピン村までは4kmくらいあるのでヒッチした方が断然楽ですよ!
ヒッチハイクの際もお金払うと伝えたのに要らないとのこと。ほんとパキスタン人みんな優しい^^
このミナピン村はガイドブックにこそ載ってないですが明日からトレッキングするラカポシBCへの起点となる村です。
最初はDiran GH(ディランゲストハウス)しかミナピン村に宿泊施設はないと思っていて行ってみたのですがドミトリーで1000ルピーとかいってきたので、ミナピン村からディランゲストハウスに行く道中にあったオショーサンゲストハウスに滞在することにしました。
こちらがドミトリーの部屋。少し暗いですが、僕以外に宿泊客がいなかったので貸切でした。言えばホットシャワーも貸してくれます。
ドミトリーは500ルピーで良心的。オーナーはDiran GHのオーナーと兄弟らしいw
ちなみにミナピン村ですが例えラカポシBCいかなくてもオススメです。後から行くフンザのカリマバードとかよりもさらにこじんまりと落ち着いていて、人々も美しいです。
ちなみに女性がとても綺麗なのですが、宗教上の理由でやはり写真撮れず。無念。。。
ミナピン村からはラカポシ山も見ることができます。おおー!雪山!標高7788m!!
そしてこの日はオショーサンゲストハウスで夕ご飯を食べて早めに就寝!
民家でお世話になって食卓囲むのと同じ雰囲気でした。オーナーさんは9.11から日本人観光客がパキスタンに来なくなってしまったと嘆いていました。。。
う〜ん、パキスタンはアフガニスタンに国境を接していたりと何かと治安が悪いイメージですがもっと観光客が増えてほしい。
しかしこういうのは訪れてみないと肌で感じることができないですよね。実際、僕もパキスタンは危ないイメージでした。もっと世界が平和になって自由にみんな旅できるようになればいいのに(o´Д`)=з
明日はミナピン村からラカポシBCまでトレッキング予定です。ラカポシBCは大きな氷河が見られるそうなので今から楽しみです♪
次回の記事は下記をどうぞ
実録!ガイドなしでフンザのミナピン村からラカポシBCへ行く方法。