エチオピアのもう一つの岩窟教会郡。ティグライの岩窟教会郡の詳細情報を完全解説!

こんにちは、ゆーせーです。

年末年始にエチオピアを旅行しました。

その際に知る人ぞ知るティグライの岩窟教会を回ってきたので、ツアーの取得方法からツアーの内容、各教会の見どころや感想まで完全解説します!

ティグライの岩窟教会とは

エチオピアだとラリベラの岩窟教会群が非常に有名ですが、ある意味ティグライはもう一つの岩窟教会群です。

ティグライ州はエチオピア北部にあるエリトリアとの国境の州であり、岩山を掘って創った岩窟教会群があります。

ラリベラの場合は一枚岩を教会の形にくり抜いた教会群が多いですが平地にあります。

ティグライもラリベラと同様で、一枚岩をくり抜いた教会群ですが特筆すべきはその立地です。ティグライの岩窟教会はラリベラのように教会が密集しておらず、ティグライ州の全域に教会が散らばっています。(ティグライ州には160の岩窟教会群があるようで、地域によってGheraluta(ゲラルタ)、Axum(アクスム)、Taketesfae(タケテスファ)、Atubi(アツビ)、Tewbe(テゥベ)、Wukuro(ウクロ)の6つのまとまりに分かれます)

また、それぞれの教会は崖の上や岩の上にあるなど、そもそもが個人のアクセスが困難な場所にあります。

なので基本的には現地のツアーに申しこんで主要な教会群を回るのがスタンダードです。

ちなみにティグライ州には聖地アクスムやダナキルツアーの起点となるメケレも含まれます。

現地ツアーに関して

自分の場合は現地での滞在期間が限られていたこととアクスムからメケレ(マカレ)へ移動も兼ねたいこともあったので、個人で日本から直接現地会社にメールで申し込んで手配しました。

アクスムにあるCOVENANT ETHIOPIA TOURSというツアー会社で申し込んでみました。地球の歩き方の欄外にオススメと書いてあったので利用してみました。

アクスム以外にもアディス・アベバやメケレにもツアーオフィスがあります。

参考 COVENANT ETHIOPIA TOURSCOVENANT ETHIOPIA TOURS

アクスムではシオンの聖マリア教会の近くにツアーオフィスがあります。メールで何度か連絡を取りましたが、返信も早く信頼の置ける会社でした。

が、しかし事前に日本から申し込んだことは節約系バックパッカーの自分からしたら相当な失敗でした。

今回のアクスムからメケレへと至るティグライのツアーは一泊二日で240ドルでした。(車、ドライバー、現地ガイド、入場料、宿泊代込み)

この金額自体は妥当です。しかし自分一人分としては非常に高額でした。誰か他の旅人とシェアすべきでした。

実際、ティグライのツアーに参加した後に参加したダナキルツアーでは3泊4日で300ドル(食事込み)でした。しかしティグライのツアーは食事なしで240ドル。

自分一人で申し込んだにも関わらずこんな大きなミニバスでドライバーと二人で一泊二日旅してました。

おかげさまで、後部座席は全く使ってません。空気を運んでいただけです。なにこの無駄。

現地ツアーの節約する鉄則である誰かとシェアするという概念がこの時は滞在期間が限られていることと、事前に調べていたブログなどから一人で240ドルは妥当といえ判断に行き着いて見誤ってしまいました。今でも後悔です。

もしエチオピアでティグライのツアーに参加したいけど安く済ませたいと考えるならアクスムの現地ツアーを訪ねるか、メケレのETT(Ethio Travel and Tours)のオフィスで他の旅人とシェアすべきだと思います。

ETT(Ethio Travel and Tours)とは
ETT(Ethio Travel and Tours、エチオトラベル)とは日本人御用達のエチオピアで絶大な信頼のあるツアー会社。アディス・アベバやメケレにツアーオフィスあり。

エチオトラベルで有名なツアー会社です。

実際にダナキル砂漠ツアーで利用してみましたが、空港からの送迎あり、宿までの送迎あり、ツアーに行けばコーヒーを出してくれるなどなどめちゃくちゃ親切で驚きました!

参考 Ethio Travel and ToursETT

試しにメケレに到着したあとにETTに問い合わせたら、ティグライのツアーはバンのチャーターが1日約1万円で、ガイドが1日約4000円と言われたので、複数人でシェアすれば1日あたり3000円くらいでティグライを回ることができます。また、メケレからなら日帰りでティグライの岩窟教会のハイライトであるアブナイエマタの教会を訪ねることもできます。

さらにさらに安く済ませるなら現地のトゥクトゥクやタクシーをチャーターして、自分で回る手もあります。しかし、各教会はガイド付きが必須だったり入場料も必要なのでトラブルになる可能性大です。

実際、アブナイエマタ教会ではイスラエル人バックパッカー二人と教会行きましたが、ガイド代や入場料でトラブってました。

アクスムかメケレで同行者を募り、時間がなければ個人でツアーを組むのが最適解かなと思います。

ティグライツアーのスケジュールに関して

自分はティグライのツアーは下記のスケジュールで回りました。

1日目

7時にアクスム出発

Yeha Temple観光

昼食

Medhani Alem Adi Kesho観光

ハウゼンで宿泊

2日目

7時にハウゼン出発

アブナイエマタ教会観光

Maryam Korkor&Daniel Korkor観光

14時くらいにメケレ着

ティグライのツアーは基本的には1泊2日がスタンダードなので、他のツアー会社でもこのような感じになるはずです。

ティグライのツアーに参加してきた

というわけでティグライのツアーに参加してきた記録をここに記します。

ツアーは高額と感じましたが、エチオピアで時間があるなら訪れるべき場所でした!

前日

ティグライツアーの前日はラリベラからアクスムへ飛行機移動でした。

事前に現地ツアーに申し込んでいたおかげで、空港でツアー会社のスタッフにピックアップしてもらいました。このあたりは事前に申し込んであるだけあって至れりつくせりですね。

笑顔が大変素敵なツアースタッフさんです。

スタッフさんにはアクスムのアフリカホテルまで送ってもらい、現地のツアー会社で明日からの説明を受けた後にツアー代金を払って本日は終了。

ツアー代金を支払っても特に領収書や保証する書類はなく、明日は7時にホテルの前で集合と言われて終わり。

これ、インドなら絶対騙されるパターンで明日はこないやつや、、、と思い引き下がりましたが、結局押しに負けて代金支払って明日の朝を待つことに。

エチオピアで240ドルは大変高額なので、この日はドキドキで眠れずw

1日目

朝になりました。いよいよ本日からティグライツアーです。

インドとは違ってちゃんと7時にツアー会社が来てくれました。エチオピア人けっこう信頼できて嬉しい!

この日からはドライバーと自分の二人旅です。明らかに車のサイズがデカすぎる!

というわけでツアースタート!

ちなみに
これからの一泊二日はずーっと助手席に座ってドライバーと一緒だったので、会話に困りましたw

その点からもやっぱり複数人でツアー組んだ方がよいと思います。

エチオピアの朝、ラリベラからアクスムへの飛行機でこの大地はまるでアメリカのグランドキャニオンのような荒野が広がっているな、カッコいいなと思っていました。

そこ空から見ていた景色を、今車で旅しています。

アクスムの方面からの景色とメケレの近くの景色は異なるので、荒野が好きならやはり一泊二日のツアーに申し込んだほうが良いと感じました。

個人でツアーに申し込んでおり、比較的時間も余裕があったのでドライバーに伝えればいろんな場所で車停めてもらって撮影できました。このあたりは個人ツアーのメリットですな。

エチオピアの田舎の子供たち。みんな働き者です。

ライオンの形の岩。

エチオピアのティグライ州の大地は標高も2000mくらいあり、乾燥しているので広大な荒野が広がっています。

Yeha Temple

そして2,3時間ドライブしたところで最初の教会であるYeha Templeへ。

ここから現地のツアーガイドに紹介してもらいながら観光します。

ちなみに各教会でガイドがつきますが、毎回チップを要求されるのでわかりやすい解説だったらチップを払いましょう。

Yeha Templeは非常にエチオピアの中でも非常に古い寺院で紀元前からある寺院の遺跡のようです。

Yeha Templeのマップ。

修復中の遺跡があり、内部を見学できます。

また、Yeha Templeには博物館も併設されていました。Yeha Temple自体は平地に立っているので観光するのは特に大変ではありません。

Yeha Templeのあとはたまたま本日は現地マーケットだということで連れて行ってもらいました。めっちゃ人多い。

日本人がかなり珍しいようですごいジロジロ見られて、現地の子供たちに追いかけ回されたw

Medhani Alem Adi Kesho

そのあとは1時間くらい走った後にランチ休憩です。あいかわらずずっと荒野が続きます。

ちなみにランチは途中の町のホテルの食事でした。あまりインジェラは口に合わないのでミートソースのパスタを注文です。

ランチを食べて、さらに1時間くらい走って緑の生い茂った村の中を走り進んでいくとMedhani Alem Adi Keshoのある丘のふもとにたどり着きます。

ここも現地ガイドがついて緩やかな丘を登ると丘の上に集会所がありました。

そこでローカルビールを飲ませてもらいましたが、見た目はただの泥水です。しかしもらったからには飲むしかなく頑張りました!

味はなんとも言えないけど、アルコールの味は確かにして、ほろ酔い気分に。もちろん二杯目は丁重にお断りしました。

Medhani Alem Adi Keshoの近くには普通に野生のお猿さんもいて驚きw

そして、Medhani Alem Adi Keshoへ。

教会内部はコウモリがいて驚きましたが、内部は精巧で宗教画などがあり、素晴らしかったです。

ちなみにこの教会の見どころは、木製の仕掛けのある鍵で内側と外側の木の棒同士のくぼみがうまく紐に引っかからないと開かない仕組みになっています。しかし教会内部は暗すぎてうまく撮影できませんでした。

この協会の付近はおだやかで農業や牧畜も行われていて心が和みました。

Hawzen

そのあとはこの日の宿へ。

ハウゼンという街で宿泊しましたが、中心にはオベリスクが立っていました。

宿代はツアー代に含まれているので安心できます。

ハウゼンのツーリストホテルに泊まりましたが、まずまずのクオリティー。ホットシャワーはちゃんとでました。

夜は適当に近くのレストランで食事をとりましたが、アムハラ語のメニューしかなくて非常に困りました。さらに適当にスパゲティ頼んだらなぜかソースなしでした。生まれてソースなしのスパゲティ食べた。そしてエチオピアの安定の停電。

なんだかんだで充実した1日を過ごし、明日に備えます。

2日目

二日の朝。この日も朝7時に集合。

この日はまずはティグライの岩窟教会群のハイライトであるアブナイエマタの教会へ。

垂直の壁をロッククライミングしなければたどり着けない、非常にユニークな教会です。

Abune Yamata

アブナイエマタ教会のハイライトはなんと言っても垂直な崖です。

アブナイエマタ教会の垂直の崖の近くには枝に石が括り付けられており、これを鳴らして教会にいることを知らせるということでした。

靴だと滑るということで、靴を脱いで登ります。

垂直の崖なので命綱をつけて登ります。垂直の壁はだいたい10mくらいです。

アブナイエマタ教会ではガイドは足りないということで、個人で回っていたイスラエル人2名と一緒に崖を登って観光することになりました。

この崖を登る際は現地のエチオピア人複数名がサポートしてくれるので命綱がなくてもロッククライミングの経験があれば登れます。実際に保持具なしで登ってる人も結構いました。

注意
垂直の壁を登るときは命綱を借りれますが、ツアー代に含まれないので注意!
借りるときはなにも言われなかったのでツアー代金に含まれてるのかと思いきやあとから700ブル請求されました。若干、イラッときたw

崖の上までくると広大な眺め。

人骨がいっぱい埋葬されていました。昔は人がなくなるとここに埋葬されていたようです。

そしてアブナイイエマタ教会。滑ったら落ちる通りを渡って小さな教会内部へ。

この教会の内部はとても美しかったです。こちらは教会の天井画です。馬に乗っているのは聖人で、下の人物は頭が犬になっています。これは、この人物が嘘をついてしまったからだそう。

聖書を見せてくれました。

ちなみになぜこのようにティグライの教会は険しい場所にあるのか尋ねたところ、以下のような回答でした。

1.天国(神様)に近いから。
2.静かで神聖だから。
3.敵に襲われにくいから。
4.崩れにくい地質だから。

また、これらの岩窟教会群は3つの種類に分類されます。

1.Monastic(「修道院」という意味。屋根まで建物全体が収まるように岩が削られているもの)
2.Semi-Monastic(屋根まで岩が彫られていないもの。一部が洞窟。)
3.Cave(もともとあった洞窟をそのまま教会として利用したもの。)

アブナイエマタ教会はSemi-Monasticになるそうです。もちろんすべて一枚岩から削られてできています。エチオピア正教会すごい宗教です。

ちなみにアブナイエマタ教会は降りるのも一苦労でした(笑)

Maryam Korkor&Daniel Korkor

そしてその次はMaryam Korkor&Daniel Korkorへ。こちらはふもとまではアブナイエマタ教会のふもとから15分くらいで着きました。

この教会はアブナイイエマタ教会から車で30分くらいの場所にあひます。ただし、かなりトレッキング時間が、長いです。往復で3時間くらいかかりますので、水は最低でも持っていきましょう。

この岩を登りますw

崖と崖の間をトレッキングします。

そして広大な眺め。

Maryam Korkor&Daniel Korkorに向かう途中にあった大きな洞窟。こちらは大昔に瞑想に使われていたそうです。

片道1時間半のトレッキングはなかなかにしんどいです。けっこう険しい崖を登るので途中でなんどか滑りそうになりましたw

このMaryam Korkor&Daniel KorkorはMaryam KorkorとDaniel Korkorの二つの教会があります。

まずはMaryam Korkorへ。入り口が男性用と女性用に分かれています。

Maryam Korkorの内部は柱が太くて大きくて特徴的です。

Daniel KorkorはMaryam Korkorの裏手にあり、とにかく景色が素晴らしかったです!

Daniel KorkorはMaryam Korkorに比べるとかなりシンプルな教会で小さかったです。

Maryam Korkor&Daniel Korkorのふもとまで降りたら、唐辛子の選別してました。

そして教会を見終わったら3時間くらいドライブして、午後の早い時間にメケレへ到着。ホテルの前まで送ってくれました。

このツアーではドライバーがかなり親切で、特にチップなども最後まで要求されずに楽しいツアーとなりました。

まとめ

以上がティグライのツアーの全貌です。

エチオピアやラリベラやダナキルツアーなどの見どころが多いですが、ティグライの岩窟教会群のツアーも負けず劣らずの非常に魅力的なツアーです!

ぜひエチオピアを訪れたらスケジュールに組み込んでください!

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