カシュガルオールドタウンユースホステルが使えなくてパミールユースホステルしか使えなくなった話

こんにちは、ゆーせーです。

7月に中国の新疆ウイグル自治区にあるカシュガルを旅してきました。

ウイグル自治区といえばイスラム教少数民族「ウイグル族」に対する漢民族の弾圧などで非常に敏感な地域ですね。

自分はカシュガルに2年ほど前にも訪れていますが、その当時からカシュガルの繁華街に非常に多くの警察が配備されていたり、いちいち荷物検査があるなど厳戒態勢が敷かれていました。

そして最近では国連やアメリカが新疆ウイグル自治区の人権問題を批判するなど、さらに深刻化しています。

自分の今回の旅では、カシュガルを経由して中央アジアのキルギスへ陸路で国境を渡るという旅でした。

いわば、カシュガルは今回の旅の玄関口です。

びくびくしながらも旅行者には危害はないだろうってことで訪れようとしましたが、訪れる前から宿のトラブルが発生しました(笑)

カシュガルには人気の安宿が2つある

今回のトラブルについて話をする前にかんたんにカシュガルの安宿情報をお伝えしておきます。

新疆ウイグル自治区のカシュガルにはバックパッカーに人気の宿が2つあります。

1つ目はカシュガルオールドタウンユースホステル(Old Town Youth Hostel/老城青年旅舍)です。

カシュガルの旧市街にあり、立地は抜群。中庭が広々としていて、非常に居心地がいいです。

2年前の旅でもこの宿を使っており、特に不満もない、良い宿です。

タシュクルガンからカシュガルへ。新疆ウイグル自治区は面白い。

そして2つ目はパミールユースホステル(Pamir Youth Hostel/帕米爾青年旅舎)です。

こちらもカシュガルの旧市街にあり、立地は抜群。テラスが広々としていて、非常に居心地がいいです。

ちなみにカシュガルオールドタウンユースホステルもパミールユースホステルもドミトリーは同額の67元でした(2019年8月情報)



Booking.com

つまりはどっちも立地や居心地、宿泊料金などなど大きな差があるわけではありません。

なので、今回は旅の初日の1泊目はカシュガルオールドタウンユースホステルにお世話になり、旅の最後に航空券の関係でもう一度カシュガルに戻る必要があったので最終日はパミールユースホステルに宿泊することにしました。

それは出発前に起こった

1泊目はカシュガルオールドタウンユースホステル、最終日はパミールユースホステルと一回の旅で二回の安宿を楽しめる旅。

そんな完璧な計画を練っていましたが、ちょうどそれは羽田空港から中国への国際線に搭乗する前に発生しました。

羽田空港に到着し、出発前に時間をラウンジでダラダラと待っていると、ブッキング・ドットコムから一通のメッセージが届きました。

それが下記内容です

要約するとカシュガルオールドタウンユースホステルは政府の意向で外国人を泊めることが昨日からできなくなったよ。残念だけど違う宿を探してね。そんな内容でした。

幸い、まだ飛行機に搭乗前でインターネットを使えたので、急いでカシュガルのパミールユースホステルを予約しました。

これがすでに搭乗後だったら、多分気づかずにそのままカシュガルオールドタウンユースホステルへと行っていました。あぶないあぶない。

しかし、カシュガルオールドタウンユースホステルが政府の意向で宿泊できないなら、パミールユースホステルもアウトなのでは。。。

そんなことを考えながらもカシュガルへ向かいました。

幸い、パミールユースホステルは使えた

もしかしたらパミールユースホステルも宿泊できないのでは?

そんなもやもやを抱えつつもパミールユースホステルを訪れましたが、外国人も宿泊可能でホッとしました。

そして念のために、2年ぶりにカシュガルオールドタウンユースホステルも訪れましたが、やはり外国人は宿泊できないとのこと。

今回はゲストハウス側からのキャンセルだったので、無料でキャンセルできましたがほんと焦りました。

というわけでこれからカシュガルを旅する旅人にはぜひ覚えておいてほしいです。

カシュガルの安宿はパミールユースホステルしか泊まれないよ!

パミールユースホステルの紹介

カシュガルオールドタウンユースホステルとパミールユースホステルはどっちも立地や居心地、宿泊料金などなど大きな差があるわけではないですが、どちらにも宿泊経験があるものとしていくつかの違いもわかったのでそれぞれのゲストハウスを紹介します。

ちなみに自分はカシュガルオールドタウンユースホステルよりパミールユースホステルのほうが快適だと感じました。

まずはパミールユースホステルです。

パミールユースホステルは立地がバスが通る大きな道路に近いので、カシュガルオールドタウンユースホステルに比べてアクセスしやすいです。なので重い荷物を背負っていても楽です。

また、ドミトリーもカシュガルオールドタウンユースホステルに比べて清潔です。各ドミトリーの部屋はエアコンも完備しており、夏場の非常に暑いカシュガルで重宝します。

シーツや枕カバーも毎日しっかりスタッフが選択していました。

また、各ベットには個人用にライトとコンセントがあるので充電も困りません。

そしてテラスも非常に大きいので開放感があります。パミールユースホステルは大きな建物の屋上にあるので風通しも良いです。

もちろん、洗濯などもできます。

テラスには畳やテーブル、ブランコなどもあり世界中の旅人が深夜までビールを片手に旅話をしていました。

まとめるとカシュガルオールドタウンユースホステルに比べて下記のメリットがあります。

  • エアコンが使えて快適に過ごせる
  • ベットには個人用のコンセントとライトがある
  • シーツ類が清潔
  • テラスが開放感があり、風通しが良い

そしてとくにデメリットはありませんでした。

カシュガルオールドタウンユースホステルとの比較

外国人は宿泊できなくなってしまいましたが散歩ついでにカシュガルオールドタウンユースホステルも訪れてみました。

スタッフに確認しましたが、やはり外国人は宿泊できないとのことでした。実際に宿泊している旅行者も中国人しかいませんでした。

中庭が広々としていていい宿です。

が、ドミトリーは相変わらずエアコンがなく、夏場の宿泊はちょっとつらいと感じました。

コンセントも各人にあるわけではありません。

そもそもなぜパミールユースホステルは外国人OKで、カシュガルオールドタウンユースホステルが外国人だめなのか根本的なところはわかりませんが、結局は人権問題が影響しているのは確かでしょう。

これからカシュガルを訪れる旅人は注意してください。

何度もいますが、カシュガルの安宿はパミールユースホステルしか泊まれないよ!

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