こんにちは、ゆーせーです。
山を登り始めてからずっと憧れであった冬山登山をついに始めてみました!
はじめての冬山登山は冬山登山の入門編として名高い北横岳へ。
今回は縞枯山荘に宿泊して、ついでに縞枯山と雨池にも足を運んでみました!
そして初めて山小屋というものにも宿泊したので、ある意味ドッキドキでした(笑)
2014年から3000mクラスの山々に登ってきましたが、ぜんぶテント泊でやってましたのでw
というわけで冬山登山記をどうぞ!
はじめての冬山登山用に購入したもの
今回の冬の北横岳登山にあたり、夏山の装備しか持っていない自分はいろいろと装備を購入しました。
とりま北横岳に限定した最低限の冬山装備を購入しましたが、冬山はやっぱりお金かかりますね!
ちなみにモンベルの製品が多いのは安いってことと、ふるさと納税でクーポン券もらっていたからですね。
ふるさと納税は昨年まではめっちゃ良かったのに今年はかなり還元率落ちてしまいましたー
モンベル チェーンスパイク
そもそも冬山登山においてはアイゼンが必須です。
本来ならチェーンスパイクは残雪期などのほぼ雪が残っていない場面で使用するものであって、冬山で活用するものではないです。
ただ、チェーンスパイクはアイゼンに比べて圧倒的に安いことと、今後の冬山登山を見据えた時にまだ10本爪か12本爪で迷っていたのでチェーンスパイクを購入
ただし、決してオススメはしません。
本格的に冬山登るならアイゼンです!12本爪がほしいっす!
モンベル ツオロミーブーツ
今まで5年前に購入したモンベルのテナヤブーツを愛用してきましたが、さすがにソールの凹凸が無くなって山でよく滑るようになったのと、テナヤブーツ独特のリールアジャストシステムも壊れたのと、ソールの加水分解も進んでぼちぼち取れかけてきそうってことで新しいブーツを購入!
テナヤブーツのリールアジャストシステム好きなのですが(リールアジャストシステムの靴紐にあたるワイヤーは5年間使用して一度も切れませんでした)、山によく登るようになって登山口は消耗品ということが身に沁みたので、スリーシーズン履けてソールが固くてお安いツォロミブーツにしました。
多少重いですが、履きやすいので問題なし!
モンベル スーパーメリノウール EXP. ラウンドネックシャツ
自分が冬山でもっとも怖かったのは寒さでした。
そして冬山登山でもっとも怖いのは低体温症ですね。原因は何と言っても汗!
つまりは汗が発生する肌と直接触れ合っているアンダーウェアめっちゃ大事!
夏山はファイントラックのスキンメッシュを愛用していますが、冬山用には何も持ってなかったので、モンベルのスーパーメリノウール EXP. ラウンドネックシャツを購入!
さすがにユニクロのヒートテックはまずいと思ったので、いろんなブログを読んでいたらこれが良さげだったので購入してみました。
やっぱりかなり暖かいですね!今回の北横岳登山レベルなら寒いと感じるポイントはありませんでした。
メリノウールなので、臭いも気にならないし着心地も悪くないです。これからどんどん冬山で着てさらに試してみたいと思います。
モンベル トレールアクションパーカ
実はソフトシェルも持ってなかったのでこの機会に購入
安い割にデザインが悪くなくて、普段着でも使えそうなモンベルのトレールアクションパーカを購入しました。
フードのジッパーを締めると目元以外の部位をすっぽりと覆えるためバラクラバような使い方もできるし、ポケットの数が多い(左右両方と胸ポケットの3つ)のもグッドポイント!
さらに裏面は暖かな起毛地なのでフリースのような着心地でありながら、表面は普通のパーカーなので、自分のようなフリースのデザインがなかなか嫌いな人にも良いです。
今回はアウターにはモンベルのトレントフライヤージャケットを使用したので、中間着としてこちらを採用。
モンベル史上最軽量のゴアテックスレインウエア、トレントフライヤージャケットの紹介!特に問題なし。
モンベル メリノウール アルパインソックス
凍傷のリスクは身体の末端である指先が特に高いです!というわけで、手足の保温はとても大切!
今回は冬山登山用にモンベルのメリノウールのアルパインソックスを購入!
おかげさまで特に足先が寒さで気になることはありませんでした。
メリノウールなので履き心地抜群です。
グレゴリー Z35
今回の北横岳登山では35Lバックパックも新たに導入。
以前は40Lのタトンカのザックを使用してきましたが、10年ほど海外旅で酷使してきたのでいよいよウエストベルトが破損!
というわけでたまたま友人から譲ってもらったグレゴリーのZ35を使うことにしました。(現行品はズールーとなります)
全く使用に問題はありません。
レイバン ウェイファーラー
夏山でも今までは眼鏡で登ってましたが、顔周りの日焼けがとても気になってました。
冬山では雪の照り返しが激しくて日焼けがさらに心配だし、目のダメージも心配!雪目も怖かったのでサングラス買いました。
サングラスならオークリーなどのスポーツサングラスが良いっちゃいいわけですが、ちょっとスポーティーすぎてあまり好きじゃありません。
普段でも使えるようなオシャレなやつで山登りたいよね!ってことでレイバンのウェイファーラーを購入!
結果的に日焼けは全然気にならなかったし、直射日光の照り返しも軽減できて、まったく眩しくなく非常に歩きやすかったです!
これからサングラスは車での旅行や夏山での登山、さらに海外旅行にも使用していきます。
縞枯山荘から縞枯山へ
初めての冬山登山1日目は登り始めがなんと14時!というわけで、北八ヶ岳ロープウェイを登ってまずは縞枯山荘へ。
北八ヶ岳ロープウェイはモンベルの会員カードがあれば200円割引でした!
ロープウェイの窓ごしから見えるゲレンデ。噂通り、今年の雪山は例年よりもさらにさらに雪が少ないですね。
一緒に行った友人は数年前のこの時期の北横岳は見渡す限り雪しかなかったと行っていました。。。
とはいえ気分はハイテンション!ロープウェイの先は坪庭!雪山フォー!
2000m以上の高地にお金で登れるってのも楽チンでいいですね(笑)
早速チェーンスパイクを装着して、縞枯山荘へ。
一緒に行った友人もチェーンスパイクの輩がいました。
しかしチェーンスパイクは着脱めちゃくちゃ楽!みんなアイゼンの装着に手間取っている間にチェーンスパイクなら30秒もあれば装着できました。同様に取り外しも数秒でした。
そして雪山登山開始!まずは縞枯山荘!
しかし坪庭から縞枯山荘は10分もかからないようなフラットな道でした。ここまではチェーンスパイクすら要らないですね。登山じゃなく散歩です。
縞枯山荘で荷物をデポして、近くの縞枯山へ登ることにしました。
初めての冬山登山。今回はチェーンスパイクでの登山でしたが、雪の上を歩く感覚が非常に新鮮!
そして縞枯山登山!夏山とは比べられない雪山の傾斜に驚きましたが、案外チェーンスパイクでも登れました。
そして縞枯山登頂。風が冷たいですね。
ちょうど先週雨が降ったということで木々の雪はけっこう落ちていたりしました。
あとから聞いたら今冬は記録的に雪が少なかったよう!雪山よく登る友人に写真見せたら驚かれました。
登山あるあるですが、降りの方が傾斜が急に感じました。とはいえ、僕らのグループ以外にもチェーンスパイクで登山している人もちらほら。
縞枯山荘宿泊!
そして山小屋に戻っていよいよ初めての山小屋泊!
縞枯山荘は自分が訪れた山小屋の中では比較的小さくて収容できる人数は最高で30人(冬期の場合)。1泊1食付きで暖房費込みで7,500円でした。事前に予約が必要です。
ロープウェイですぐに上がってこれる山小屋ということで、トイレが清潔!そして水洗!ということに感動しました(笑)
夕食もバランスが取れた内容で非常に美味しかったです。もちろんご飯はおかわり自由でした。
ちょうど新月付近で空も晴れていたので夜は軽く撮影へ。
さすがに夜は寒い!ガチガチに震えつつ、ピント合わせも大変で数枚しか撮りませんでしたがなんとかピント合ってました。
雨池へ
翌日は朝7時に縞枯山荘を後にして、雨池へ。
少し坂道はありますが、だいたいフラットな道を歩いていきます。
なんだろう、雪山は着ている衣類が多いからか行動が制限されるからかわかりませんが体力を消耗しますね。少し歩いただけで、お腹が減ります(笑)
そして雨池に到達。今まで森林の中を歩いてきましたが、突然広大な雪の大地が現れます。これが池なんですね。
こんな巨大な池が凍る八ヶ岳すごいです!人間もすごく小さく感じるスケール感!
北横岳へ
雨池のあとは、北横岳へ。
坪庭を経由して登山します。
いやあー、雪がないですね!(笑)
坪庭から北横岳は1時間と少しで登れます。
北横岳ヒュッテへ。当初の予定ではここに宿泊予定だったのですが、予約でいっぱいで縞枯山荘に流れ着いたというあんばいです。北横岳、冬山登山のメッカだけに人気ある!
北横岳山荘から北横岳までの坂をチェーンスパイクでは若干キツかったのですがなんとか登頂!
見渡す限りの快晴で、北横岳からは南アルプス、中央アルプス、北アルプス、さらには御嶽山や同じ八ヶ岳の赤岳などなど全部見えました!気持ちいい!
さらに風もないのでぜんぜん寒くなかった!
初めての冬山登山から快晴と風に恵まれて、ビギナーズラックだと思いますが、幸先の良いスタートが切れました!
北横岳と縞枯山荘は午前中から登れば十分に日帰り可能ですし、ロープウェイもあるので初心者でも気楽です!
ぜひ訪れてみて下さい!