こんにちは、ゆーせーです。
年末年始にエチオピアのダナキル砂漠ツアーに参加してきました。
ダナキル砂漠ツアーは世界一過酷なツアーといっても過言ではないツアーですね(笑)
いよいよ、ここからはダナキル砂漠ツアー実体験!
なかなかいろいろあったダナキル砂漠ツアーでしたよ!
前日
前日はメケレのETTにて、事前に日本で募っていた旅友達6人と集合しました。
エチオトラベルの通称で有名ですね。
参考 Ethio Travel and ToursETT年末年始のダナキルツアーでしたが、みんなサラリーマンなので、各々の休暇を完全に合わせることができずにメケレで全員集合となりました。
ダナキルツアーの起点!メケレのオススメの安宿や美味しいレストランやETTがどこにあるのか紹介!とはいえ、自分以外の5人は全員、アディスアベバで集合しており、先に旅していた自分のみがメケレのETTオフィスで集合となったのですけどね(笑)
ETTはさすがは日本人バックパッカーの中で定評があるだけあり、ツアーの説明を聞いている最中にコーヒーを出してくれたり、ETTのオフィスはWi-Fiがめちゃくちゃ速いなど、至れりつくせりでした。
さらに極め付けのエピソード!
一緒に訪れた旅友達のうちの一人がアディスアベバからメケレへの国内線にカメラを忘れてきてしまうというアクシデントがありました。
幸いにも空港でカメラを保管しているということで、メケレの市街地から空港に向かうことに。
ここで普通だったら、タクシーかリキシャ使いますよね?
しかし、これを聞いたETTスタッフはなんと無償でETTオフィスから空港まで往復送迎してくれました!
他のツアー会社や日本の旅行社でさえ、こういったアクシデントの際にはもちろん有償での対応なはずなのにETTの対応には非常に感動しました。ETT素晴らしい!
1日目、アフリカのウユニ塩湖へ
本日はダナキル砂漠ツアー1日目!いよいよダナキルツアーが始まります!
しかし!いきなりアクシデントです。
スケジュールでは7時30分にホテル前ピックアップで出発なはずなのに30分待っても1時間待っても来ません。
さすがに不安になり、半分はホテルに残り、半分はミラノホテルのETTのオフィスへ向かうことに。こういうときに人数が多いといいですよね。安心感がひとり旅とは違います。
結局、1時間遅れで出発することになりました。なんでも年末年始で繁忙期なので、車の調達や各ホテルのピックアップに時間がかかったということです。いやあ、ちょっと焦りましたぞ(笑)
とはいえ、これでダナキル砂漠ツアースタート!ちなみに自分たちのバンはこんな感じでかなりデカイ!ふつうにミニバスですね。
そして、メンバーも当初の6人からさらに現地で出会った2人の日本人も増えて、8人での移動になりました。
そのほか、さらに同じETTのツアーで同じ日程で回っている日本人や逆にエルタアレ火山を先にして回っている日本人もいたので、総勢で20人くらいがまったく同じ日程で回っていたはずです。すごい人数。
ミニバスはドライバーはエチオピア人ですがテンションのりのりだし、ミニバスの中の日本人も騒ぎまくりで日本の音楽とか流しながら、ワイワイしながら進んでいきます。楽しい!
本日は塩湖のあるアサレ湖を目指します。ただ、メケレからは車でかなり遠くにあるので、お昼は途中の村で食事。
ご飯の炒め物が出てきました。お代わりは自由にできます。ようは配給です(笑)
そして、この村で少し休憩。子供が可愛い!
この村ですが、このツアーではこの後に何度も立ち寄ることになるとはこの時は知る由もありませんでしたが(笑)
ご飯を食べて休憩したら、出発です!
出発して2時間くらいすると道端でストップ。
どうやらここがダナキル砂漠が始まった場所のようです。
ガイドがダナキル砂漠の成り立ちについて説明してくれます。
途中には塩のキャラバンにも遭遇しました。
そして、さらに車を走らせること1時間くらいで塩の湖であるアサレ湖へ!
そう、地平線まで広がる塩湖はボリビアのウユニ塩湖以外にもアフリカのエチオピアにもあるんです!
ウユニ塩湖ほどは水は張っていないですが、充分な見応えはあります!
ここで夕暮れまでどんちゃん騒ぎやりながら、空を眺めていました。エチオピアのワイン美味しかったです。
そして、塩湖の近くの村というかバラックにて本日は就寝です。
夜のご飯はこんな感じ。
一応、レストランみたいなとこはあったので、そこでみんなでビールを飲んでから寝たのですが、寝床がダナキル砂漠ツアー名物でかなり過酷!
完全に吹きさらしです。
夜も暑いので、寝苦しい時間を過ごしながら朝起きたらもちろん砂まるけになっていました(笑)
2日目、地球のナメック星へ
二日目。本日はダロール火山と塩の採掘場を観光します。
本日のハイライトはダロール火山ですね!
ここが地球のナメック星と言われる場所です。
出発前に朝食!朝はスクランブルエッグとフレンチトーストでした。
ダナキル砂漠ツアーの食事はたまにすっごい外れはあったけど、毎回けっこう美味しかったので楽しみでした。
食事をしたらダロール火山へ!
ここが地球のナメック星!
ここも塩湖の一部ではありますが、硫黄や塩のなどでかなり特異な地形をしています。
さらにここは海抜マイナス200mという地球でもっとも標高が低い場所でもあります。
今でも火山活動が活発で至る所からポコポコと液体が吹き出していました。ちなみに吹き出している液体は熱湯で、触ってみた友達がビクッとしてました(笑)
さらにこのダロール火山の破片を食べる猛者がこのツアーにいたのですが、塩の味がだということ。あとから身体に影響でないのかしら?(笑)
ダロール砂漠は勝手に自分のなかでは地平線まで続く場所と思ってましてが、そんなことはなく、こんな地形がこの周りに断続的にあるといった感じでした。
ちなみにこの場所はエチオピアとエルトリアの国境付近なので、ライフルを持ったエチオピア人が護衛してくれます。
実際にダナキルツアーでは2012年にヨーロッパ人ツアー観光客が5人殺害されたり、2017年もツアー客が殺害されたとのこと。注意しても仕切れないことですが、ダナキルツアーにはリスクがあるということは頭に入れておいた方がいいと思います。
ちなみにそういった過去の経緯もあり、ダナキル砂漠ツアーでは武装した護衛が帯同します。
彼らとしてもダナキル砂漠ツアーは外国人がお金を落としてくれる貴重な収入源ですし、エルトリアのテロで閉鎖したくないんでしょうね。
ダロール火山が終わったら、再び塩湖へ。ここではその大地を見たり、塩湖のプールに入ったりしました。
塩湖のプールは塩分濃度がすごいので、めちゃくちゃ浮く!ヨルダンの死海を訪れたことはないけど、死海なみに浮くのではないでしょうか。
そして塩の採掘場へ!ここではラクダやロバが塩を運ぶ風景を見学。
ダナキル砂漠(アサレ湖)は塩が資源なので、ダナキル砂漠で塩を切り出して別の採掘者が一定の大きさに揃え、紐で縛りまとめ、ラクダやロバにくくりつけて街まで運びます。
ラクダやロバに均等に切った塩をくくりつけて60km先の街まで塩のキャラバンが行われます。
この塩の採掘場もこの日のハイライトです!が、しかし日中の塩湖はめちゃくちゃ暑い!直射日光の照り返しもヤバイので、ちょっと撮影したらさっさと車に撤収となりました。
こんな炎天下の中で作業するエチオピアの人々やラクダもロバもすごいです。生命力を感じました。
そこまで訪れたら、昨日訪れた村へ戻って食事となります。
ただ、塩のキャラバンを見てから村で食事をとる途中でバンが横転している場面に遭遇。聞くと、別のツアーのバンが急にハンドルを切って横転したようです。
たぶん急に動物が現れたんでしょうね。こういうリスクがあるということを注意はできないけど、頭に入れておいた方がいいですね。
少なくとも変なツアー会社選ぶと保証もないでしょうし、なにかとトラブルになりそうなので注意です。
昼ごはんの後はゲストハウスに宿泊!
以前のダナキル砂漠ツアーは三泊四日ツアーの二日目も吹きさらしのバラックで野宿だったようですが、どうやら改善されたようです。
ゲストハウスでは水ですがシャワーを浴びれたり、屋内で寝られるという天国みたいな?休憩ができます。
屋内でちゃんと寝られますよ。
この村は人も多いので、子供達の写真撮るのも困りません!
そしてこの日は12月31日!大晦日!
エチオピアでは時差の関係で18時に日本時間の年越しでした!
というわけでゲストハウスの前の焦点でビールを購入して宴会!
そして夜のご飯はインジェラ!(笑)
さらに大部分が骨のヤギのお肉が出てきました!
そんな感じで夜まで楽しく騒いで、本日は終了です。
3日目、いよいよエルタ・アレ火山へ。しかし、
三日目。いよいよ本日は火山を近くで見ることができるエルタ・アレ火山へ!
ゲストハウスで朝食と本日も軽くお散歩。
その後は本日はひたすらエルタ・アレ火山のふもとの村を目指します。
この日は火山のふもとまで行くので、前日までのミニバスからランクルへ車をチェンジ!
本日はひたすら移動です。
途中の村で食事。なんか今回の記事は食事の写真ばかりですね(笑)
ただ、この移動がけっこう楽しかった!
途中からは砂漠地帯や火山灰で覆われた荒野のオフロードを走るのですが、完全にマリオカート状態になります。
そしてもちろん自分たちのランクルはナンバーワンとなりました!(笑)
そしてエルタ・アレ火山のふもとの村までやってきました。
ここからは夕暮れを待って登山を開始します。日が照っている時間にエルタ・アレ火山を登るのは暑過ぎるからです。
登山前に夕食がありました。
夜になってからいよいよエルタ・アレ火山の登山スタート!
エルタ・アレ火山は標高が600mくらいで大したことはないのですが、それでも3時間くらい登山するのでキツイ人は追加料金払えばラクダに乗って登ることも可能です。お尻痛そうだけども(笑)
登っている最中も気温が高いのもあり、けっこう暑いです。
水は大目にもっていったほうがいいと思います。
そして登っていくとだんだんと赤い光が見えてきます。マグマです。
ついにエルタアレ火山の火口にやってきました!
が、煙で火口のマグマは見えず。。。
三カ月ほど前にエルタアレ火山で大きな噴火があったそうで、そこから火山活動が活発で火口にガスが貯まっていて見えないそう。
これを楽しみに登っていたのに残念!
とはいえ仕方ないですね。しかし、火山活動が活発って、自分たちの安全は如何なものか(笑)
この日は火口の近くのキャンプサイトにて野宿です。星空が綺麗でした。
そして、何気に夜中は寒くなるので防寒着は用意しておいた方がいいです!
4日目、マグマ見えず!残念なエルタ・アレ火山
朝四時くらいに起きて、この日もエルタアレ火山の火口を見学しに行きます。
しかし、やはりマグマは見えず。煙がモクモク。。。
今までいろいろな国々を旅してきましたが、こういった自然現象を見れなかったことは初めてかもしれません。初の敗北、、、
残念ですが仕方なしですね。大人しく、下山します。
下山する頃には太陽も登っているのですが、とにかく暑い!
夜中に登山した理由がよく分かりました。
ふもとの村に戻ったら朝食です。
あとはひたすらメケレへと戻ります。
とその前に大きな塩湖と温泉にも立ち寄りました。まあ蛇足みたいなものです(笑)
途中で昼食を食べて、18時くらいにはメケレに戻りました。
これにてダナキル砂漠ツアーは完結!
ダナキル砂漠ツアーに参加してのまとめ
いやあ、かなり濃い三泊四日でした。
バックパッカー歴も長いので何度も空港泊とか車中泊とか繰り返してますが、それでもダナキル砂漠ツアーはキツかったです。
ということはあまり海外旅行に行ったことがない方はもっとキツイと思うので覚悟していきましょう!
ただし、二日目と三日目の移動時間が少し冗長すぎたので、時間がない人は二泊三日でも悪くないと思います。
また、誰と行くのかもかなり重要!今回は6人と現地であった日本人と旅しましたが、最後まで仲良くツアーに参加できました。
キツイツアーですが、待っている絶景は半端ないので迷われてる方はぜひ行ってみて下さい!
ちなみにダナキル砂漠ツアーの概要やキツかったこと、持っていくべきものは下記にまとめています。こちらの記事もどうぞ。
地球上でもっとも過酷なツアー!エチオピアでダナキル砂漠ツアーに参加してきたのでキツかったことと持っていくべきものまとめ!関連記事です。
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