Really Right Stuff(リアリーライトスタッフ) の自由雲台 BH-40LRⅡを購入!

こんにちは、ゆーせーです。

写真を撮る上でブレない写真を撮るために大切な三脚。

そして三脚の上でカメラと三脚の間に入って、カメラを保持する雲台。

三脚の足はGitzoのマウンテニアGT2532を使い、雲台は梅本製作所のSL-50ZSCを使っていました。

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しかしいろいろ思うところがあり、雲台を買い換えました!

Really Right Stuff(リアリーライトスタッフ) の自由雲台 BH-40LRⅡに変更しました。

今回はなぜ新しくReally Right StuffのBH-40LRⅡに買い換えたのか?

梅本製作所のSL-50ZSCと比べてどこをメリットに感じたのか?

その辺りを書いていこうと思います!

Really Right Stuff(リアリーライトスタッフ)とは

まずはReally Right Stuff(RRS、リアリーライトスタッフ)の紹介です。

Really Right Stuffとは「ガチでピッタリな道具」の頭文字です。

Really Right Stuffだと長いので頭文字をとってRRSと略されることが多いです。

RRSは1990 年にBryan Geyer(ブライアン・ガイヤー)という方がアメリカで創業したブランドで自作で高品質なカメラプレートを販売したのが始まりで、現在では雲台、クランプ、三脚などいろいろ販売していますね。

日本では銀一が販売代理店をしています。

BH-40LRⅡの購入動機

ここからはRRSの雲台の購入動機です。

星の数ほどあるほどある雲台からなぜRRSのBH-40LRⅡを選んだのか?

その辺りを書きたいと思います。

アルカスイス互換にしたかった

まずは今あるカメラシステムをアルカスイス互換で統一したかったことが大きな理由です。

アルカスイス互換とは

実はカメラと雲台の間にセットして「雲台に対してカメラ脱着を手早く行えるようにする道具」であるクイックシュー(クイックプレート)には様々な規格がありますが、アルカスイス互換はその規格の中の一つです。

クイックシューの規格の中でもっとも主流なのがアルカスイス互換となっています。

ちなみにアルカスイスの語源は雲台で有名なアルカスイスが作った規格だからです。

自分はカメラストラップをピークデザインで統一しているので、プレートがアルカスイス互換となっています。

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しかし梅本製作所のSL-50ZSCだと雲台にカメラを直付けなので、三脚に取り付けるときにいちいちピークデザインのプレートを外す必要がありました。

これだと三脚とカメラストラップの脱着の際にいちいち面倒だし、時間がかかりすぎて大事なシャッターチャンスを逃してしまいます。

また、ピークデザインのプレートは脱着に六角レンチが必要でして、一度撮影地に六角レンチを忘れて撮影ができなかった苦い思い出もあります。

もうそんなことは嫌だ!

というわけでアルカスイス互換の雲台に変更したかったのです。

また、アルカスイス互換だとL字プレートも装着して縦位置での撮影も簡単になります。

特にRRSのL字プレートは精度が高いことで評判です。お値段もただのプレートなのにエライことになっていますが。

精度の評判が高い

しかしアルカスイス互換の雲台は世の中にいっぱい出回っています。

そんな中でこの雲台を選んだのは単純に非常に評価が良かったからです。

スペックは下記の通りです。

ついでにBH-25LR、BH-30LR、BH-40LRⅡ、BH-55LRそれぞれのスペックも紹介します。

スペック/ 型番BH-25LRBH-30LRBH-40LRⅡBH-55LR
シリーズultra-light ballheadcompact ballheadmid-size ballheadfull-size ballhead
クランプタイプレバーリリースレバーリリースレバーリリースレバーリリース
重量221g318g486g890g
耐荷重4kg6.8kg8kg23kg
高さ66mm75mm76mm94mm
ベース直径34mm40mm53mm73mm
ボール径25mm30mm40mm55mm

耐荷重が素晴らしいですね。耐荷重で8kgあれば十分です。そのうえのBH-55LRは耐荷重23kgでオバケですがwww

個人的に自由雲台の最高峰はアルカスイスだと思っていますが、RRSのBH-40LRⅡはそれに匹敵するスペックだと思います。

実際、Really Right Stuffとは文字通りでマジでピタッとカメラを止めてくれます。

あとRRSを使ってみたかったというのも一つあります。高いですがめちゃくちゃ評判の良いブランドですからね。

素晴らしい雲台!

ちなみにL字プレートは中華製です。

L字プレートもRRSで統一することも考えましたが、(というかRRSはL字プレートが有名ですし。。。)RRSのL字プレートと中華製L字プレートの価格差は10倍くらいあったのでさすがにここは中華製で様子見ることにしました。

BH-40LRⅡレビュー

ここからはBH-40LRⅡのレビューです。

アメリカからはるばるやってきました。以前は箱には犬のイメージが描かれていたようですが、今はないですね。

内容物

内容物は下記の通りです。

  • BH-40LRⅡ本体
  • 雲台カバー
  • 六角レンチ
  • 説明書

個人的には雲台用のカバーが嬉しかったです。これは日常的に使っていて、雲台に取り付けることで雲台自体の破損や周囲への損害を防いでいます。

機能の紹介

BH-40LRⅡはクランプがノブ式とレバー式の二種類がありますが、素早い着脱ができて評判の良かったレバー式をセレクトしました。

RRSのレバーは半締めの状態にすると左右にはスライドしますが上に外れなくなり、さらに完全に締め上げるとビクともしません。

そしてBH-40LRⅡは486gあるのでけっこう重いです。

Gitzo三脚のマウンテニアGT2532につけるとこんな感じになります。

いい感じ!

BH-40LRⅡにはロックレバー、フリクションコントロール、パンノブの3種類のツマミがついています。

ロックレバーはボールを締め付けて固定します。

フリクションコントロールはボールの動きの滑らかさを調節し、カメラの自重でガクッとなりカメラが落下したりするのを防ぎます。

パンノブは雲台部分を水平方向に動かすのに使います。

フリクションコントロールに関してはBH-40LRⅡより小さなサイズの雲台だと付いてないので、BH-40LRⅡを選んだのも一つの理由です。

梅本製作所との比較

また以前使っていた梅本製作所のSL-50ZSCとも比較

大きさだと明らかにRRSの方がでかくて重いですね。

スペック比較は下記の通り。

スペック/ 型番BH-40LRⅡSL-50ZSC
メーカーRRS梅本製作所
シリーズmid-size ballhead自由雲台
クランプタイプレバーリリース直付け
重量486g355g
耐荷重8kg5kg
高さ76mm75mm
ベース直径53mm54mm
ボール径40mm40mm

やはり耐荷重はRRSの方が明らかに上です。ただ雲台のサイズはほとんど変わりません。

そして時代はミラーレスカメラへシフトの過渡期です。

デジタル一眼使われていた方とミラーレスになっていきなり必要耐荷重少なくなる可能性もあるので、やはり雲台はケースバイケースで選ぶべきだと思います。

自分自身も徐々にミラーレスへ移行していますが、やはり三脚と雲台は大は小を兼ねるということと、アルカスイス互換にしたかったのでこの選択は間違いではないと信じています。

将来的にまた大きなカメラにするとも限りませんしね(笑)

雲台カバーが良い

何度も書きますが雲台に付属する雲台のカバーが素晴らしいです。

雲台は直接、カメラ保持の精度に影響を及ぼすのでこのカバーでいつも雲台を保護しています。

海外や登山など、よく三脚を傷つけそうな環境ばかりに行っているので重宝しています。

まとめ

以上、Really Right Stuff(リアリーライトスタッフ) の自由雲台 BH-40LRⅡの紹介でした。

RRSの自由雲台はBH-40LRⅡ以外にも様々なサイズがあるので自分が必要な耐荷重、三脚との相性から選ぶべきだと思います。

基本的には三脚は丈夫なほど使える条件が広がるので昨今の軽いミラーレスカメラでもBH-40LRⅡはオススメです!

三脚と雲台があるだけで劇的に撮れる世界が変わるのでぜひ良き雲台を探してみてください!

そして悩んだらRRSはかなりオススメ!