【2020年版】インドビザ取得がストレスフリー!?インドでアライバルビザ取得方法

インドを旅行しようと思い立った時、一番最初に立ちはだかる問題。。。

それはインドビザの取得です!

WEBで申請書を書くところから慣れない人は半日くらいかかるし、代行業者にビザ取得をお願いすると法外なお値段を取ってきます。

そしてわからないところをインド大使館に聞こうとしても、そこはもうインド。冷たい塩対応をされた経験すらあります。。。

この記事ではアライバルビザ取得でストレスフリーにインドを旅する方法をお伝えします!

インドのビザ取得はちょーめんどくさい!

日本のパスポートがあればだいたいの国にはビザなしで入国できるんですが、インドはビザがいります。

そんなインドビザですが、観光用だと観光ビザ ・e-ツーリストビザの二種類が今までありました。

しかもこれがめちゃくちゃめんどくさいことで有名です。写真のサイズが1mm大きかったり小さかったりするだけでも作り直しといわれたり、印刷した申請用紙の端が切れているだけで却下されます。

さらに記入フォームがめちゃくちゃ長い。(学歴やら本人の外見とか聞いてきます(笑))

どれくらいめんどくさいかはぜひお試しあれ(笑)

参考 インドビザ/査証のオンライン申請の記入例/書き方インドビザ取得申請代行センター

さらに観光ビザならフォームの記入に加えて、平日しかやっていないインドビザセンターにも二回も行く必要があります。(実際には郵送手続きも可能ですが、細かい点で却下されるので行くことをお勧めします)

手続きがなので結局は旅行会社にビザの取得をお願いして6000円から7000円程度の申請費用を支払うことが普通です。

自分も当初は観光ビザを取得しようとして、記入フォームとにらめっこしてたのですが3時間かかっても書けなかったので断念

他に何かうまい方法はないかとネットで調べていたら2016年3月より「Visa on Arrival(アライバルビザ、現地で取得できるビザ)」が使えるようになったとのことでこれを利用することに。

当日までビザがないことは若干不安ではあったのですが、結果は大成功でなんなくビザを取得することができました!

そんなアライバルビザで今回はインドに入国したので実体験を書こうと思います。

ちなみに観光ビザ、e-ツーリストビザ、アライバルビザの比較は下記の通りです。

ビザ種類観光ビザe-ツーリストビザアライバルビザ
取得時期取得に数日かかる(申請と発給日は別日なので最低2日間必要です。)インド入国4日前まで当日
滞在可能日数発給日より180日承認日から 60 日間入国日から60日
入国可能回数制限なし2 回2 回
取得可能空港 (24 空港 )制限なしデリー (Delhi) 、ムンバイ (Mumbai) 、チェンナイ (Chennai) 、コルカタ (Kolkata) 、ハイデラバード (Hyderabad) 、バンガロール (Bengaluru) 、トリバンドラム (Trivandrum) 、コーチン (Cochin) 、ゴア (Goa) 、アーメダバード (Ahmedabad) 、アムリトサル (Amritsar) 、ガヤ (Gaya) 、ジャイプール (Jaipur) 、ラクナウ (Lucknow) 、ティルチラパリ (Tiruchirapalli) 、バラナシ (Varanasi) 、バグドグラ (Bagdogra) 、カリカット (Calicut) 、チャンディーガル (Chandigarh) 、コインバートル (Coimbatore) 、グワハティ (Guwahati) 、マンガロール (Mangalore) 、ナグプール (Nagpur) 、プネー (Pune)バンガロール(Bengaluru))、チェンナイ(Chennai)、デリー(Delhi)、ハイデラバード(Hyderabad)、コルカタ(Kolkata)、ムンバイ(Mumbai)の6空港
ビザ申請料1550円25US ドル (VISA or Master Card のカード決済 )2000ルピー
取得方法オンライン申請後、東日本在住者は東京のインド大使館(Embassy of India)または大阪の在大阪インド総領事館(Consulate General of India,Osaka-Kobe)へ必要書類を提出。※郵送も可オンライン申請到着空港のビザカウンター(Visa Counter)にて申請書を提出

インドのアライバルビザの概要

まずは簡単にインドのアライバルビザの概要です。

利用条件
商用、旅行、医療、会議目的の方
滞在期間は30日まで
6ヶ月以上の有効期限のあるパスポート
帰国便のチケットが必要
1年間に2回まで利用可能

短期なら全く問題ない利用条件ですね。

アライバルビザを取得できる空港
デリー
ムンバイ
コルカタ
チェンナイ
バンガロール
ハイデラバード

日本の国際線からインドだとデリー、ムンバイ、コルカタあたりを最初に利用すると思うのでこれも問題なしですね。

取得費用

2000ルピー(同等の外貨も可能)

2000ルピーは日本円換算で約3500円(2018年現在)。観光ビザの2倍くらいかかるのは玉に瑕です。

諸条件

入国目的がビジネスや観光、会議への出席や医療目的で、滞在期間が60日を越えない場合
有効期限が6か月以上のパスポートを所持している方
両親または祖父母のいずれかが、パキスタンで生まれではない、パキスタンに永住していないこと
ビザ1件につき最長60日の滞在が年に2回、再入国が1回まで許可される

日本人旅行者に該当しそうな諸条件だけピックアップしました。頻繁にインドを訪れない限りは問題ないですね。

ちなみにアライバルビザの取得は2018年現在で日本人だけの特権!非常にありがたいですね!

ただし、日本人にしかない特権ゆえに空港職員も詳しくないことが多いです。自分は一度、成田空港でANAの職員に「インドはビザが必要です。お客様はビザを取得されていないので搭乗できません」と言われたことがあります。今となっては笑い話ですが。

第三国を経由してインドに行く方は国によってはこの特例を知らないこともあるので、ちゃんと説明できるようにしておきましょう。

アライバルビザの取得体験(デリー編)

ニューデリー空港 アライバルビザ

2016年7月にニューデリー空港にて実際にアライバルビザを取得しました。

成田からニューデリー空港へ到着したのは深夜0時過ぎ。まずはニューデリーの入国カウンター近くのアライバルビザのレーンに向かいます。

通常ビザのレーン、e Tourist Visaのレーンの奥にあります。深夜ですがちゃんとやっていました。

インドビザ 申請書

インドビザの申請にはアライバルビザのカウンターでもらえる申請書(事前に日本でプリントアウトや機内でもらうこともできます)と申請料(2000ルピーまたは31USドル)がかかります。

申請料はクレジットカードで払うこともできます。

インド アライバルビザ

その他に写真と指紋もその場で取られます。

同じ飛行機に乗っていたアライバルビザ取得希望の日本人をまとめて処理を行っていたので取得にかかった時間は約一時間でした。

一時間もかかったので預け荷物がどうなっているか非常に気になりましたが、ちゃんと預かっていてもらえました。良かった( ̄ー ̄)

アライバルビザの取得体験(ムンバイ編)

2017年12月にムンバイにてアライバルビザを取得しました。

ムンバイのアライバルビザカウンターは入国カウンターの中でももっとも奥にあります。

e-touristビザカウンターのさらに奥の別室にあるので注意

夕方18時の到着でしたが、やはりそこはインド。やはりニューデリーと同様に取得までに約1時間かかりました。

この時は10人くらいの日本人がアライバルビザを取得しましたが、みんなまとめて一括申請するので早くカウンターに並んだから早くビザ取得できるとかは特にありません。

また無駄に10人くらいのインド人が話し合いを始めて申請作業が遅れていました。さすがはインド。

またニューデリーとは違って申請料は外貨は不可でした。なので2000ルピーしか受け取ってくれませんでした。

よってアライバルビザを受け取る前に、みんなでぞろぞろ両替所に行って換金するはめになりました。

またここは空港内の両替所なので、手数料が高い!可能ならば2000ルピー用意してから出国された方がいいです。

ムンバイでのアライバルビザ取得はニューデリーに比べてクレジットカードや米ドル受付が使えない点がやや不便でした。

それ以外の点は特に不自由はなく、親切に対応して頂けました。

アライバルビザのスタンプ

インド アライバルビザ スタンプ

ビザは各国で違いがあって結構凝っていることが多いです。しかしインドのアライバルビザはスタンプのみです。めっちゃシンプルです。

インド 観光ビザ

こちらは2009年に自分がインドを旅した際の観光ビザです。立派なビザが欲しければ観光ビザの方がいいですね。

ちなみにe-Visaも取得してみました。

ちなみに2017年12月のあとに2018年2月にもホーリーをみにインドを再訪することが急遽決まりまして、アライバルビザの規定だともしかしたら入国できないのでは?と考えまして、e-ツーリストビザを発券しました。

左がe-ツーリストビザで右がアライバルビザのスタンプです。スタンプの数や書かれていることが少し違いますね。

これで通常の観光ビザ、e-ツーリストビザ、アライバルビザと取得したので一般の旅行者が取得できるスタンプは全て取得しました(笑)

ちなみにe-ツーリストビザ取得に当たっては下記記事をどうぞ。

【2020年版】インドビザ取得がストレスフリー!?自宅で簡単にできるeツーリストビザ取得方法

昨年にパキスタンに入国していたこともあり、審査に通るか不安でしたが問題ありませんでした。

【まとめ】2017年のゴールデンウィーク!カラコルムハイウェイ旅!

ちなみにパキスタンビザは100円で取得可能です。

パキスタンビザ取得方法まとめ。たった100円でビザ取得できます!

まとめ

ご覧の通りインドのアライバルビザ取得はめっちゃ便利です!

出発前にビザ取得でいろいろ頭を悩ますならば、入国してから1時間くらい待たされるのとちょっぴり観光ビザよりビザ申請費用が高いのはまったく問題ないと思います。

ただし、通常の観光ビザがアライバルビザより優れている点もあります。それは下記の通り。

  • 滞在期間が半年間ある
  • 個人で取得すれば1550円と安い
  • どの空港からでも入国できる

滞在期間が半年間あるのはありがたいですが、サラリーマンで半年間はさすがに休めないのでやはり観光ビザは長期旅行者向けのビザですね。

面倒な処理なしに短時間でとれるアライバルビザはかなり便利ですね!今後もインドを訪れる際はぜひこれを利用しようと思います!