こんにちは、ゆーせーです。
今回、2021年6月から7月にかけてスペインを旅しましたが、帰りはわざわざロンドンを経由して帰国しました。
なぜわざわざロンドンを経由して帰国したかというとANAのビジネスクラスに搭乗するためです。
このビジネスクラスですがただのビジネスクラスではなく、ANAの新しいビジネスクラス「The Room」になります。
そしてこの新ビジネスクラスが2021年現在で羽田=ロンドンと羽田=ニューヨーク、成田=ニューヨークしか飛んでいません。なので今回、わざわざロンドンを経由しました(笑)
このビジネスクラスになぜ搭乗したかったというとファーストクラス相当と言われるほど座席が進化しているからです。
この動画を見ればわかりますが、もはや座席ではなく文字通り「ルーム」なんですよね。
この動画みたら乗りたくなりませんか?(笑)
ネットでもいろいろと検索しましたが、評判が良い情報しか出てきません。
今回、コロナ禍で本当に搭乗できるのかは最後まで不安でしたが、無事にNH212便のANAの新型ビジネスクラス 「The Room」に搭乗できたのでご紹介します。
ちなみに今回のビジネスクラスの搭乗者数は6,7名でした。
今回搭乗したANAの新型B777-300ERはビジネスクラス64席あるので搭乗率は10%程度です。コロナの影響でガラガラでした。
おかげさまで、CAさんも4名くらいついてくれたので、非常に丁寧なサービスを受けることができました。
搭乗前:コロナ禍の影響
まずは新ビジネスクラス搭乗前にヒースロー空港の状況がコロナでどう変わっていたのかみてみました。
今回はスペイン(マドリッド)→ポルトガル(リスボン)→イギリス(ロンドン)→日本(東京)という帰国ルートだったので、ロンドンのヒースロー空港は制限エリアしか利用していません。
しかしイギリスではロックダウン中にもかかわらず、制限エリアは混雑していて驚きました。
まあ、ヒースロー空港は世界でも有数のハブ空港なので乗り継ぎが多そうですが。
しかし、コロナの影響でもっとも残念だったのがヒースロー空港のターミナル2のビジネスクラス利用者が入れるラウンジが全て閉まっていたことです。
ターミナル2にはルフトハンザラウンジ(ルフトハンザ航空)、シルバークリスラウンジ(シンガポール航空)、メイプルリーフラウンジ(エアカナダ)、ユナイテッドクラブ(ユナイテッド航空)の4つラウンジがビジネスクラス搭乗者だと利用可能ですが、全て閉まっておりました…
残念です。
そして頼みの綱のプライオリティパスで入れていたPLAZA PREMIUM LOUNGEですら、2021年7月からアメックスプラチナ保有者しか利用できなくなったので入れませんでした。
ただ、PLAZA PREMIUM LOUNGEはたまたま自分の隣で手続きしていた外国の方が同伴者枠で入れていただけたので、利用できました。ラッキーでした。
参考 ビジネスクラス 機内食・ドリンクANAヒースロー空港では滞在時間が3時間ほどあったので、ビジネスクラスラウンジを満喫したかったのですがコロナでさすがに仕方がないですね。
圧巻のANAの個室型ビジネスクラス「THE Room」に搭乗
というわけでいよいよ飛行機に搭乗します。今回の搭乗便のフライト情報は下記の通りです。
この航空券は、往復チケットでも、通常60万円以上はしますが、今回はANAのマイルを使用して特典航空券に交換して、利用しました。
搭乗年月:2021年7月
出発空港:LHR / ロンドン・ヒースロー
到着空港:HND / 東京羽田
便 名:NH212
運行会社:ANA / 全日空
運行機材:ボーイング777-300ER (77W)
クラス(座席):ビジネスクラス(05K)
出発時刻:19:00(ロンドン現地時刻)
到着時刻:15:50 *翌日(東京現地時刻)
飛行時間:11時間50分
・使用マイル:90,000マイル(往復)
シートは5Kで進行方向から後ろ向きの座席になります。なるべく前の方の座席を取ったのでファーストクラスも目の前でした(仕切りがありますが)
そしてこちらがANA新型個室ビジネスクラス「The Room」のシート!
めちゃくちゃ広い!そして座り心地良さそうが第一印象でした。
以前に成田→メキシコシティで旧ビジネスクラスの「ANA BUSINESS STAGGERED」で搭乗したことがありますが、あのシートも良かったのですがさらに進化しています。
下記が「ANA BUSINESS STAGGERED」の座席です。完全に「The Room」はシートからルームになっていますね。
旧型のシートもフルフラットになる素晴らしい座席でしたけどね!
【ビジネスクラス搭乗記】成田からメキシコシティのボーイング787「ANA BUSINESS STAGGERED」フルフラットシートの搭乗レビュー!モニターは24インチの4Kモニターです。ちなみに個人用モニターの4K対応は世界初っぽいです。
ちなみにこのモニターですが、タッチパネルでした。
大画面で驚きました。
ファーストクラスも見学できましたが、正直座席の大きさは大差ない感じでした。モニターもファーストクラスでは43インチになりますが、24インチでも十分に大きいのであまり気にならなそうです。
下記の画像がANA新型個室ファーストクラス「The Suite」です。いつか体験したい極上のファーストクラスです。
とはいえ、みて分かる通りほとんどビジネスクラスと変わらないようなシートになっています。
さてさて、話題を「The Room」に戻します。
次はコントローラーの紹介です。
エンターテイメントのコントローラーはPSPみたいな液晶画面付きのコントローラーでした。こちらももちろんタッチパネルです。
ただ、個人的には操作感はイマイチで、自分は24インチの4Kモニターに直接タッチして機内エンターテイメントを楽しんでいました。
ちなみにメインの24Kモニターとこのコントローラーのサブモニターは別々の画面を表示させることも可能です。(メインでは映画、サブではフライトマップなど)
この座席はフルフラットになるので、モニターの下には足を伸ばせるスペースがありました。
サイドテーブル上の棚は開閉式になっており、冊子やちょっとした小物を格納できます。使いませんでしたが(笑)
通常はここにビジネスクラスのシートガイドが収納されているようですが、わからなかったらCAさんに聞くので必要ないですね。
下部は充電用電源があり、使い勝手良いです。
サイドテーブル側面にはシートのリクライニングコントローラーがあり、これで座位~フルフラットまで調節が可能です。
座位からフルフラットにするとこんな感じに平面になります。
そしてベッドパッドとブランケットを敷くとこんな感じです。
余裕で寝返りがうてる広々とした座席です。ファーストクラス相当と言われるのも納得です。
各座席ごとにパーテーションがあるのでほぼ完全に個室にすることが可能なのが素晴らしい!
そしてパーテーションで個室化できるのがこの「The Room」の売りですね!
ちなみに自分は今回は窓側の席でしたが、中央列のシートを選ぶと中央の可動式パーテーションがあるので、ペアで中央に寄って並びあって座れます。カップルで利用するのに便利ですね。
窓のシェードは電動で、1回ボタンを押すと和紙のようなもので遮光になり、もう一度押すと完全遮光になるようになっていました。
これが個人的にはけっこうツボでして、ビジネスクラスになるとこんなところにもお金かけてるんだなとw
なぜか思わず動画まで撮ってしまいました。
しかも電動シェードが気持ちよく、開閉できたので何度も押してしまいました(笑)
そして安全のしおりもちゃんと「The Room」仕様となっております。
アメニティはグローブトロッター
アメニティは2019年から導入されている「グローブ・トロッター」のポーチでした。
グローブ・トロッターは下記記事でも紹介していますが、英国の老舗トラベルケース・ブランドですね。
ドイツの「RIMOWA」と人気を二分するスーツケースです。自分も007の限定版のグローブ・トロッター007 スペクターエディションもっていました(過去形)
世界でもっとも旅人に愛されるスーツケース。グローブ・トロッターとは。非常に有名な高級スーツケースですね。
このグローブ・トロッターのアメニティですが、ビジネスクラスでは時期によって色が変わったり、日本発と海外発ではアメニティーポーチの形状も異なります。
そして海外発の方はペラペラのグローブ・トロッターのアメニティなことから、通称「ペラッター」 などと呼ばれています(笑)
自分はめちゃくちゃグローブ・トロッター好きなので、CAさんにダメ元で箱型のアメニティないですか?と聞いたら、なんとわざわざラッピングして2つもいただいてしまいました。
たまたま余っていたというお話でしたが、コロナで搭乗率が落ちていたからもらえたのかもしれません。ラッキーでした。
そのほかはヘッドフォン、スリッパ、ベッドパッド、コンフォーター、枕が備え付けてありました。
参考 BUSINESS CLASS アメニティANAちなみに羽田に到着前に絵葉書、手帳、ボールペンの簡単なお土産も頂けました。そんなに若くみられたかな(笑)
初めての後ろ向きの座席!
ちなみに今回は体験してみたいという理由だけで後ろ向きの座席(進行方向と反対の席)を選んでみました。
後ろ向きの座席なんてエコノミークラスじゃ選べませんからね〜。
後ろ向きを体験してみた感想として、とくに通常の座席と比べて自分は違和感がありませんでした。
ANAビジネスクラスの機内食
いよいよ食事の紹介です。
飛行機の国際線ビジネスクラスやファーストクラスに乗るともっとも楽しみなのは食事ですよね。
今回、搭乗したNH212便は19時発だったので夕食と朝食の二回選ぶことができました。
2021年7月のメニューは下記の通りです。
まずは下記が飲み物のメニューになります。
そして夕食のメニューです。離陸したらすぐに案内されます。
和食と夕食から選択できます。
そして軽食と朝食のメニューです。朝食も和食と夕食から選択できます。
今回は3週間ほどスペインを旅しており、和食が恋しくなったので夕食も朝食も和食を選択しました。
ちなみにそれぞれの食事はミシュランで三つ星レベルの選ばれたシェフがメニューを作っています。
参考 ビジネスクラス 機内食・ドリンクANA飲み物
まずは搭乗時にウェルカムドリンクとしてシャンパンをいただきました。コロナ前から変わらずのプラスチック製のグラスですね。
そしてたまたま2021年度はANAのダイヤモンドステータス(最上級会員)だったので、チーフパーサー(CAさんの偉い人)から挨拶もありました。
ダイヤモンドになってから初めての挨拶だったので感動でした。
日本酒が好きなので、機内では日本酒ばかり飲んでいました。日系エアラインは日本酒あるからいいですよね、ほんと。
山口の雁木(純米吟醸)と富山の満寿泉(純米)を積んでいたので、どちらも飲んでみて雁木(純米吟醸)が飲みやすかったのでひたすらリピートしていました(笑)
あとはたまにあいだにワインを頂いたりしていました。
そしてビジネスクラスで驚いたのはジョニーウォーカー ブルーラベルを積んでたことですね。
ウイスキーそこまで詳しくないですが、それでもジョニーウォーカー ブルーラベルは1万円超のウイスキーであることは知っていました(笑)
こんなん飲むしかないやん〜
機内で、しかもビジネスクラスでお酒を飲む利点は気圧の関係で酔いが回りやすくて幸せになれる点とCAさんがあの手この手で美味しく飲ませようとしてくるところですよね。
今回も毎回、お酒だけじゃなくてチョコや洋菓子、チーズ、アイスなどを一緒にお勧めされて、このお酒にはこれ合うんですよと提案してくれるのが幸せな時間でしたw
そしてそのまま飲んで気づいたら寝てしまっていたのですが、起きるとお酒はなくなっていて、ミネラルウォーターが机に置かれているホスピタリティ。よく見ていただいております。
こういうホスピタリティを体験してしまうとどんどんエコノミークラスには戻れなくなってしまいますね。
夕食
夕食です。まずは食事の前にアミューズが配られました。
前菜と煮物と小鉢です。
コロナ対策ですべてのお皿にプラスチックのカバーが付いていましたが、写真では外しています。
久しぶりの和食に和食に舌鼓をうちました。もちろんどれもおいしい!!!
そして和食のメインディッシュです。野菜餡掛けの鯛の唐揚げでした。
デザートは洋食も和食も同じでアイス、チーズ、フルーツから好きなものをどれでも取ってよかったので、アイスとチーズにしました。
どれも非常に美味しく、量も適切だったのでお腹いっぱいになりました。大満足。
軽食
ANAの軽食では1回目の食事の後に、好きなタイミングで好きなだけ注文することができます。
つまり食べ放題です(笑)
とはいえ、1回目の食事で大満足だったのと、お酒を飲みつつチョコやらアイスを食べていたらお腹がいっぱいになったので、どうしても食べたかった一風堂のラーメンだけ食べました。
一風堂ラーメン コク極まる味噌「大地」
世界一高いところで食べる世界一高いラーメンはまじ美味しかった。しかも空の上の限定メニュー。
なぜ博多ラーメンの一風堂が味噌なのかは不思議ですね。
朝食
仮眠を取り、日本到着1〜2時間前から朝食となります。
朝食は小鉢と鯛の若狭焼きでした。
洋食選んでも絶対美味しいんですが、和食も絶品ですね。
まとめ
とにかく幸せな約12時間のフライトを終えて、日本に到着しました。
このあとは、コロナの入国制限で14日間待機が待っていましたが(笑)
ANAの新型ビジネスクラス「The Room」は1席あたりの横幅が今までのビジネスクラスと比較してとにかく広くて、ファーストクラス相当というのも納得でした。
パーテーションを閉めれば個室になるので安眠でき、ロンドンからの約12時間のフライトを終えてもそのまままた、ロンドンに戻りたいくらい元気でした(笑)
搭乗中からまた利用したいと思えるほどの素晴らしいサービスも良かったです。
また利用したい!
陸マイラーになればマイルは簡単に貯まる!
今回の旅行では往復共にビジネスクラスを利用しましたが、マイルで発券しているので航空券代は無料です。(別途、空港使用料や税金は払っています)
マイルは95000マイル使用していますが、マイルをお得に貯める方法には「裏技」があります。
自分はその裏技を使って、いままでに50万マイル以上のマイルを貯めてきました。
具体的にはポイントサイトを使ってひたすら案件をこなしてポイントを貯めてマイルに交換していくことが裏技です。
ポイントサイトとは、成功報酬型広告(クレジットカードの発行や口座の申し込みなど)を中心に広告代理業を行うサイト。
サイト運営者は広告を掲載することにより報酬を受け取り、サイト利用者は掲載されている広告を利用することで成功報酬を得られるシステムとなっています。
例えばハピタスなどのポイントサイトが有名です。
詳細は下記記事にまとめてあります。
【ポイ活・陸マイラー必見!】誰でもノーリスクで始められる効率的なANAマイルの貯め方!関連記事です。
ビジネスクラスで大満足した後に14日間待機しました(笑)
コロナ禍での海外帰国時(スペインから日本)の14日間の隔離に関して(2021年7月現在)無料でビジネスにアップグレードされるインボラをまた体験したいです。
【ビジネスクラス搭乗記】成田からメキシコシティのボーイング787「ANA BUSINESS STAGGERED」フルフラットシートの搭乗レビュー!